今日の産経ニュース(2021年8/16日分)

「解散前に総裁選」自民内で勢い 衆院選苦境打開狙う - 産経ニュース
宣言延長で自民総裁選先行、衆院選当面見送りの公算 - 産経ニュース
 つまりは菅おろしが起こる可能性が出てきたわけですが、「菅の対処法」は

◆本命
 「コロナ感染を助長する恐れがある」の口実で党員投票を否定し議員投票だけで片付けることで再選を目指す(菅の総裁就任と似たパターン)
◆対抗
 「コロナへの対応」を口実に総裁選を衆院選後に延期

ではないか。
 現状で「総裁選前に衆院解散を強行すること」はやはり無理でしょう。


千葉の戦後76年 知事や遺族らが県忠霊塔に拝礼 コロナや大雨で参列は4人 - 産経ニュース
 忠霊塔は靖国護国神社みたいなもんです。
 あの戦争に対する反省や悔恨は皆無だし、宗教的にも「神道」だったと思いますので、憲法の「政教分離」「平和主義」の観点で非常に問題ですね。


郷土出身メダリスト祝う 埼玉 広報誌号外や懸垂幕 - 産経ニュース

・柔道女子70キロ級で金メダルを獲得した新井千鶴選手の出身地・寄居町は、広報誌の号外を作って町内全世帯への配布を始めた。
 花輪利一郎町長は「積極果敢に戦う姿は町民に大きな勇気と感動を与えてくれた。町にとって誇りだ」とのメッセージを寄せている。
朝霞市も、バスケットボール女子で銀メダルを獲得した同市出身の本橋菜子選手と、柔道女子78キロ級金メダルなどに輝いた浜田尚里選手ら自衛隊体育学校(同市)所属の4人の活躍をたたえ、懸垂幕を用意した。
・自転車トラック・女子オムニアムで銀メダルを獲得した梶原悠未選手の出身地の和光市も、広報誌の号外を出した。

 「一応県民」ですが、まるで興味がないので今回初めて知って「へえ、そうなんだ」ですね。


東京パラリンピック、全会場で原則無観客 - 産経ニュース
 今の感染状況と政権支持率で「有観客でやる」ほど「菅に蛮勇がある」とはさすがに思っていませんが「また無観客かよ、いい加減中止しろ」が俺の感想です。
 しかも

 児童・生徒に観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」については、共生社会の実現に向けた教育的要素が大きいことから、自治体や学校設置者が希望する場合、安全対策を講じた上で実施できるようにすることで合意した。

というのだから「正気ではない」。「子どもなら感染しても重篤にはならない」と甘く見ているのか。まあ、自治体や学校設置者の「常識を期待する」ばかりです。もはや保護者が子どものために「観戦拒否」してもいいんじゃないか。


沈黙の学術会議は廃止を 慰安婦問題で民間団体 - 産経ニュース
 いつもながら、ウヨ連中は全く馬鹿馬鹿しいとしか言い様がない。そもそも「林博史*1」「吉見義明氏*2」といった専門家はラムザイヤーに批判的なのに全く何を言っているのか。それにしても産経もよほど恥ずかしいのか「国際歴史論戦研究所」という「ウヨ団体名」は書いても「誰がこの『なんちゃって研究所』のメンバーか」書かないあたりは「語るに落ちている」というべきでしょう。
 ちなみに国際歴史論戦研究所 (iRICH) の概要 |によれば、この「自称」研究所の主要役員は

◆会長:杉原誠四郎*3つくる会顧問、元つくる会会長)
◆上席研究員兼理事:藤岡信勝*4つくる会副会長)、松木國俊*5茂木弘道*6(以上、つくる会理事)
◆専任理事:岡野俊昭(つくる会副会長)
◆監事:荒木田修(つくる会理事)
◆事務局長:越後俊太郎(つくる会事務局長)

など「新しい歴史教科書をつくる会の役員ばかり(役員構成|新しい歴史教科書をつくる会参照)」で事実上「つくる会のダミー組織」と言っていい代物です。しかし「よほど人材難」なのでしょうが、ここまで役員を重複させて恥じない、つくる会との関係を隠蔽しようと偽装工作する気もないという点にはある意味「感心する」というか「呆れる」というか。


菅内閣支持続落31% 病床確保に不安、共同通信調査 - 産経ニュース
 俺的には「まだ高い」ですが、この「約3割の支持」が「何があろうと自民支持、菅支持」の連中なんでしょうか?。少なくとも「自民支持=菅支持ではない」でしょうに。「菅を下ろしてもっとまともな人間にしたい」とは思わないのか。

*1:関東学院大学教授。著書『沖縄戦と民衆』(2001年、大月書店)、『BC級戦犯裁判』(2005年、岩波新書)、『シンガポール華僑粛清』(2007年、高文研)、『戦後平和主義を問い直す』(2008年、かもがわ出版)、『戦犯裁判の研究』(2009年、勉誠出版)、『沖縄戦 強制された「集団自決」』(2009年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『沖縄戦が問うもの』(2010年、大月書店)、『米軍基地の歴史』(2011年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『裁かれた戦争犯罪:イギリスの対日戦犯裁判』(2014年、岩波人文書セレクション)、『日本軍「慰安婦」問題の核心』(2015年、花伝社)、『暴力と差別としての米軍基地』(2014年、かもがわ出版)、『沖縄からの本土爆撃:米軍出撃基地の誕生』(2018年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)など。個人サイトWelcome to Hayashi Hirofumi'

*2:中央大学名誉教授。著書『草の根のファシズム』(1987年、東京大学出版会)、『従軍慰安婦』(1995年、岩波新書)、『毒ガス戦と日本軍』(2004年、岩波書店)、『日本軍「慰安婦」制度とは何か』(2010年、岩波ブックレット)、『焼跡からのデモクラシー:草の根の占領期体験(上)(下)』(2014年、岩波現代全書)、『買春する帝国:日本軍「慰安婦」問題の基底』(2019年、岩波書店)など

*3:著書『保守の使命』(2011年、自由社)、『よい教科書のための教科書制度改革論』(2013年、自由社)、『理想の政教分離規定と憲法改正』(2015年、自由社ブックレット)など

*4:著書『自由主義史観とは何か』(1997年、PHP文庫)、『「自虐史観」の病理』(2000年、文春文庫)、『教科書採択の真相』(2005年、PHP新書)、『教科書抹殺:文科省は「つくる会」をこうして狙い撃ちした』(2020年、飛鳥新社)、『教科書検定崩壊!』(2021年、飛鳥新社)など

*5:著書『こうして捏造された韓国「千年の恨み」』(2014年、ワック文庫)、『日本が忘れ韓国が隠したがる本当は素晴らしかった韓国の歴史』(2017年、ハート出版)、『恩を仇で返す国・韓国:韓国を救った「日韓併合」』(2019年、ワック文庫)など

*6:著書『戦争を仕掛けた中国になぜ謝らなければならないのだ!:日中戦争は中国が起こした』(2015年、自由社ブックレット)など