今日の産経ニュース(2021年8/19日分)(追記あり)

俳優の千葉真一さん死去 - 産経ニュース
 82歳という年齢的には「昨今は100歳以上の人間も少なくない」とはいえ「亡くなってもおかしくない」のですが、ひっかかるのは死亡理由が「コロナ肺炎」と発表されてることですね。
 「優先接種対象の65歳以上なのにワクチン接種ができなかったのか、もしそうなら、人災ではないのか?」という疑問を感じます。
 勿論「優先接種なので接種できたのに千葉があえて打たなかった(副作用への恐怖や、逆にコロナを舐めていたことなど)」と言う可能性もある。
 その点をできれば「遺族には明らかにして欲しい」と思います(既に明らかにしてメディアも報じてるのを小生が気づかないだけかもしれませんが、小生の知る限り、その点について報道はなかったかと思います)。
 勿論「接種拒否*1」なら「千葉の自業自得」として政府を免罪したいわけでも、千葉を小馬鹿にしたいわけでもない。「ワクチン拒否を少しでもなくすために接種拒否がいかに恐ろしいか」を広報したいと言うことですね。とはいえ、遺族が「その点については明らかにしたくない」つうなら「勿論公表する義務はない」のでそれまでの話ですが。

【追記】
千葉真一さん「俺は大丈夫!」交流40年俳優にワクチン未接種を宣言していた(女性自身) - Yahoo!ニュース
 ということで、その理由はわかりませんが、「接種したかったのに打てなかった」のではなく「あえて接種しなかった」ようですね。
 「接種しておけば死なずにすんだのでは」と残念に思います。


政府、コロナ指標見直しへ 緊急事態発令基準も - 産経ニュース
 どんな指標が出てくるのか解らない状況では評価はできませんが、当然ながら「緊急事態宣言を出したくない(そして出してる地域は早急に解除したい)」が故に「大甘な基準に緩和し、事態を悪化させること」は当然警戒すべきでしょう。


【浪速風】教育は国の礎 - 産経ニュース

 「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴りあって」と発言した野球解説者*2がいた。女子ボクシングのことだが、嫁入り前って…。時代錯誤も甚だしい。この国はオジサンの教育が必要である。

 「森の女性差別発言(女性が多いと会議が長い)を当人が謝罪しているので、会長辞任の必要はないと擁護」「さすがに擁護はしないが杉田水脈女性差別発言(女はいくらでも嘘をつく)を全く批判しない」産経が良くもいったもんです。別に張本を擁護する気もないですが、
1)「主観的にはおそらく悪意のない張本」に比べ「明らかに伊藤詩織氏への誹謗中傷という悪意のある杉田」
2)有名人とは言え一私人に過ぎない張本と比べ「国会議員という公人」の杉田
の方がずっと問題でしょうに。結局「森や杉田と言った身内はかばう(あるいは批判しないで逃げる)」「身内でないと叩く(TBSサンデーモーニングは安倍や菅に批判的なので敵視すらしている?)」という産経のゲスさが今日も露呈されてるわけです。


岸田氏に派閥議員が総裁選出馬要請 26日以降に決断 - 産経ニュース
 少なくとも「派閥ボスでもない」下村や高市が出馬するのであれば「面子の問題」から出馬せざるを得ないでしょう。とはいえご本人も「干され続けたくはない」のでしょうし、そのあたりは「最後の最後(つまり立候補できる最終期限)まで表明しない」のでしょう。


自民・下村氏、総裁選出馬に意欲 二階氏に伝える - 産経ニュース
高市前総務相、総裁選出馬決意を二階氏に報告 - 産経ニュース
 下村*3高市*4の言葉を信じれば「反対はされなかった」そうです。
 この「反対しない」が「何を意味するのか」が問題でしょう。
 下村や高市の出馬を「表だっては反対しない」が「菅の無投票再選」を目指して、裏では「出馬潰し」に動くのか。それとも「出馬不可避」と見た上で、菅再選を目指すのか。はたまた「今後の情勢をにらみ」、場合によっては(菅の代わりに誰を支持するのかはともかく)菅おろしに加担するのか。いずれにせよ今の支持率では「出馬反対とは言えない」と二階氏*5が考えてることだけは確かでしょう。


【産経抄】8月19日 - 産経ニュース

 作家の城山三郎さんは、母校一橋大(東京商大)の先輩である大平正芳*6元首相を敬愛していた。あるエッセーで、国会の傍聴に行った際のエピソードを紹介している。
▼議場のエレベーターに乗ると奥に時の総理、大平さんがいた。これ幸いと城山さんは質問を浴びせた。すると面識のない城山さんに対して、「明快そのものであり、しかも奥行の深さを感じさせる話」をしてくれた。「あーうー宰相」「鈍牛」といった世間のイメージは間違いだと思ったという。
▼口下手という点ではやはり人後に落ちない菅義偉首相が同じ立場だったらどうか。新型コロナウイルス感染症についての質問に、明快な答えが返ってくることはなさそうだ。一昨日の記者会見はいつもの通り、原稿の棒読みに終始した。緊急事態宣言をなぜ延長しなければならないのか。自分の言葉で訴えないから、国民の心に響かない。

 産経も随分と菅には冷たいもんです。


政府、酸素ステーションを200カ所整備へ - 産経ニュース
 今日のテレビニュースでも指摘がありましたが「ないよりマシだが限界がある」のが「酸素ステーション」です。
 何せ「呼吸困難による死亡」を回避するために「酸素吸入を行う」が「治療は行わない」と言う代物ですから。
 しかも「自宅療養中*7に酸素不足になったら酸素ステーションまで来い(つまり自宅療養が前提)」というのだから「おいおい」です。やはり「臨時の医療施設を緊急に増設」「病床の増加」「宿泊療養施設の増加」が急務でしょう。


【主張】パラ大会無観客 「学校連携」に手を挙げて - 産経ニュース
 産経らしいですが「おいおい」ですね。感染の危険性を考えれば「手をあげない学校の存在」は何らおかしくない。
 「是非あげてくれ」と働きかけるような代物ではないでしょう。

*1:勿論、接種拒否か「希望したが打てなかったのか」は今の時点では解りませんし、後者なら明らかに「国の無策による人災」ですが。

*2:TBS「サンデーモーニング」での張本勲のこと

*3:第一次安倍内閣官房副長官、第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)などを経て自民党政調会長

*4:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣総務相など歴任

*5:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)などを経て自民党幹事長

*6:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*7:まともな宿泊療養なら、自治体によって、酸素不足の対応がもちろんされてるので酸素ステーションの対象外になります