枝野氏「政権交代は可能」 独自調査、衆院選に自信 - 産経ニュース
マスコミ世論調査での今の
・立民の支持率(一番多いのが支持政党なしとは言え、毎回、自民が20%程度のところ、8%程度でダブルスコア)
・「次の首相にふさわしい人」での枝野の支持率(1位の石破どころか、いつも菅すら下回る)
では今年中に行われる衆院選で「自民大幅議席減による菅退陣」ならともかく、とても政権交代があり得るとは「アンチ自民の俺」ですら「残念ながら」思えませんが、この枝野の大言壮語の根拠は何なのか。
本気でも「故意に嘘をついてる」場合でも、どちらでも愚劣でしょう。そんな嘘にだまされる人間がいるとは思えない。大体、「モロバレの嘘をつく」など政治家として不誠実の極みです。いずれにせよ大言壮語する前に「衆院選での野党共闘」を早急に進めろという話です。枝野のような「無能」が最大野党代表かと思うとうんざりします。
共産の志位和夫委員長はオンライン演説で「政権交代を実現し、野党連合政権をつくる。どんな困難があっても乗り越えて実現したい」と強調した。
共産支持者なのでこういうことはあまり言いたくないのですが「近い将来」ならともかく今年の衆院選ではそれはとても無理でしょう。
「1998年参院選(2006年参院選)の野党議席増、自民議席減→橋本(第一次安倍)退陣」の再現「菅退陣(あるいは衆院選前の自民党総裁選で菅以外が当選した場合は「ポスト菅」の自民執行部総退陣)」がせいぜいではないか。
というか「政権交代」に志位氏はあまりにも夢を見すぎではないか。
「政権交代しなくて言い訳では勿論ない」ですが、政権交代しなくてもできることはいくらでもある(例:安倍政権での検察庁法改定阻止、菅政権での入管法改定阻止)。
大体「政権交代」をやたら強調することは「政権入りしなかった共産党の過去」は無意味だったと言うことにもなりかねない。
また、枝野が未だに選挙での「野党共闘」は述べても、連立政権については曖昧にごまかしてることを考えれば共産党は「閣外協力」止まりの可能性が高いし、「細川内閣での社民党、新党さきがけの政権離脱」「鳩山政権での社民党の政権離脱」「民主党政権での酷い公約違反(八ッ場ダム建設続行、消費税増税など)」を考えれば「政権入りすることが無条件でいいこと」とは言えません。
【真・治安論 第1部②】タブー視された「保安処分」 刑法に規定なく制度的欠陥 - 産経ニュース
いわゆる「保安処分」が批判されたのは「治安維持に重きを置きすぎ、精神病者の人権が侵害される恐れがあったから」です。
実際、大熊一夫『新ルポ・精神病棟』(1988年、朝日文庫)がとりあげた宇都宮病院事件 - Wikipediaや「身体拘束」全国で相次ぐ死亡 なぜ…|けさのクローズアップ|NHKニュース おはよう日本(2021年2月7日(日))などを考えればそうした危惧には十分な根拠があると思います。もちろん産経はそうした問題点にまともに回答しようとはしませんが。
フジロックに1・5億円補助 経産相「問題ない」 - 産経ニュース
マスコミ報道を見る限りどう見ても三密状態だが、補助金支給した菅政権的には「感染予防はきちんとしていた」ようです。それにしても「地元自治体も開催を認めてる」と言い出すあたりが実に卑劣です。「国としての判断」がないわけもないでしょうに。
石破氏、総裁選「現時点で全くの白紙」 - 産経ニュース
1)岸田が出馬して、勝利して総裁
2)勝利しないが善戦。衆院選では大方の予想通り、自民が惨敗し、菅が退陣。「ポスト菅最有力候補」として岸田が総裁就任
などとなることを恐れてるが「出馬した結果、菅や岸田に敗北」し面子を潰すのも嫌だと言うことでしょう。結局「出馬した場合としなかった場合」の利害得失を見極めると言うことでしょう。
共産・田村氏「岸田氏にもコロナ対策遅れの責任」 - 産経ニュース
菅政権で干されてることを理由に「現状に責任がないかのような物言い」をする岸田に対し「安倍政権当時からコロナ禍だったし、当時岸田は政調会長だった」と言う批判には全く同感ですね。
読売記者、週刊誌女性記者に漏洩 不適切な関係迫る - 産経ニュース
読売新聞グループ本社は27日、東京本社社会部の男性記者(32)が、週刊誌の女性記者らに検事総長秘書官によるセクハラ疑惑などの取材情報を漏洩(ろうえい)していたと明らかにした。週刊誌に不祥事の記事が掲載された。読売新聞には掲載されなかった。
不適切な性的関係を迫ったのが事実ならば「論外」ですが、一方で「情報漏洩」とやらはこれだけでは評価できません。
読売新聞に政府の不祥事を書こうとしたところ、「自民党応援団の上層部」に反対され「このまま記事にしないのでは問題だ」と言う思いから外部に流したのならば非難されるべきは、むしろ「記事をもみ消し潰した上層部」でしょう。
【主張】自民党総裁選 「土俵際」の危機感を持て - 産経ニュース
タイトルだけで読む気が失せる「下野ナウ」産経らしい記事です。
仮に「自民党が下野の危機」にあるとしてそれが産経にとって「どうかしたのか」。産経は建前では「赤旗(共産党)のような政党機関紙ではない」「自民党機関紙ではないはず」です。前からわかってる話ですが、どこまで中立性や「政治との緊張関係」がないのか。
なお、産経も「菅のママでいい」とも「ホニャララ氏がいい」とも言えず「コロナ問題を解決できる人」「中国の覇権主義と対決できる人」という曖昧な物言いしかできません。「菅に不満はある」が「出馬が予想される有力候補」は「岸田前政調会長」しかおらず(石破元幹事長は出馬しない見込み)、出馬意思を表明している「極右」下村政調会長や高市前総務相(総裁の当選可能性は低く、そもそも20人の推薦人を集めて出馬できるかどうかも微妙)に比べれば「穏健保守の岸田氏」では産経も張り合いがないのでしょう。