「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年9/10日:荒木和博の巻)

希望をもって諦めない【調査会NEWS3499】(R3.9.10): 荒木和博BLOG

特定失踪者家族会会長 今井英輝
 北朝鮮で迎えに来るのを待っている兄妹達の為にも、私たちは諦めるわけにはいきません。今後も全ての拉致被害者を取り戻すまで希望をもって根気強く取り組んでいくつもりです。新しい内閣に期待しましょう。

 タイトルだけで「うんざり」ですね。「希望を持って諦めない」なんて精神論で何とかなるなら誰も苦労しない。
 そんなんで何とかなるなら「野球少年は誰でもプロ野球選手になれてしまう」。 
 問題は「解決のための具体的な方法論」です。
 そもそも2002年の小泉訪朝から18年経っても何ら展望が見えず、横田滋のように死去した拉致被害者家族もいるのにどれほど脳天気なのか。しかも拉致被害者家族会ならまだしも「特定失踪者」などという「国内で既に40人以上発見された代物」です。呆れて二の句が継げない。

 アメリカは自国民が海外に於いて拉致あるいは身柄を拘束された場合は、必要があれば武力を行使しても取り戻します。

 「はあ?」ですね。「イラン大使館人質事件」「ワームビア君救出」は外交で解決されたのに嘘八百も大概にして欲しい。


韓国「民主化」の嘘(R3.9.10): 荒木和博BLOG

 令和3年9月10日金曜日のショートメッセージ(Vol.524)。北朝鮮・日本と「嘘」シリーズだったので韓国も、まあ色々ありますが、今回は「民主化」の嘘についてです。日本も他山の石とすべきことがあります。

 8分の動画です。
 不愉快になるので荒木の動画はなるべく見ないことに決めましたが、「日本も他山の石」と言うのが予想できないので見てみます。
 文在寅政権への「民主化の嘘」というのは
【主張】韓国の言論弾圧 対北ビラ法の撤回を迫れ - 産経ニュース
【主張】言論統制法案 韓国はどこへ向かうのか - 産経ニュース
などという批判だろうとは予想がつきましたし、視聴したら実際そうでしたが。
 さて文政権への荒木の非難「独裁的政治」云々について言えばまず第一にこんなことは荒木が建前とする「拉致被害者帰国」とは何の関係もない。
 「北方領土返還にはロシア民主化プーチン政権打倒)が必要」レベルの与太です。
 第二に、「朴正熙全斗煥軍事独裁」「朴槿恵の独裁的政治(いわゆる崔順実疑惑)」「安倍や菅の独裁的政治(モリカケ、桜疑惑、日本学術会議会員任命拒否問題など)」を擁護した荒木の「民主主義」云々など何の説得力もない。
 第三に荒木がこんな批判をするのは
1)「文政権(あるいは文政権の流れにある金大中盧武鉉の政権)と対立する」朴正熙全斗煥朴槿恵の支持者だから
2)歴史認識問題(靖国慰安婦、徴用工など)、対北朝鮮外交(太陽政策)等を理由に荒木が文政権(あるいは文政権の流れにある金大中盧武鉉政権)を「反日」「親中国、北朝鮮」として敵視しているから
にすぎません。
 第四に仮に「文政権に民主主義の点から問題があった」としてもそれは「朴正熙全斗煥朴槿恵」を批判した民主化運動(金大中など)が間違っていた、朴正熙らが正しかったという話ではない。
 荒木の物言いは

・今、ロシアはプーチン独裁だ。だから、旧ソ連での民主化運動とそれによるソ連崩壊は無意味だった

レベルの与太です。
 さて「他山の石」ですが

1)文政権は「民主化」「日帝の『負の遺産』撲滅」などの美名で独裁的政治をしている
2)日本でも「ヘイトスピーチ規制法」などで「差別反対」の美名の元、表現の自由が危機にある

だそうです。
 1)については「韓国政治」に無知なので特に論じません。2)については「予想の範囲外」すぎて「呆れてものが言えない」。
 「国谷裕子キャスターの『クローズアップ現代』降板」「かんぽ報道問題」(いずれも自民のNHKへの政治介入)などならまだしも「ヘイトスピーチ規制法=表現の自由侵害」とはどういう神経をしているのか。
 もちろんまともな言論は「ヘイトスピーチ」にはあたらない。「在特会のヘイト街宣」のような酷い代物が問題にされてるわけです。
 こんなことを言えば「荒木ら救う会ヘイトスピーチを容認するのか?。そんな救う会同様に『救う会言いなり』の家族会もヘイトスピーチを容認するのか?」と呆れられて「荒木の同類右翼」以外は救う会や家族会から離れていきますが、そんな常識ももはやら荒木にはないわけです。
 そもそも「ヘイトスピーチ規制法の是非」なんて荒木ら救う会の建前上の目的である「拉致被害者帰国」に何一つ関係ありませんが。