「東京クルド」主人公のいま - 高世仁の「諸悪莫作」日記9/17付け
「もっと難民認定すべきだ」と言う主張には異論ないのでそこには特にコメントしません。
ということで「予想の範囲内」でしたが「9/17記事で、19年前の小泉*1訪朝(2002年9/17)に何一つ言及しない高世」です。「拉致問題で散々金儲けしたくせに」もはや高世にとって拉致問題は「言及したくない黒歴史」なのでしょう。無様で滑稽な男です。
ちなみに9/17はもちろん「小泉訪朝(2002年)」ですが、北朝鮮、韓国関係では他にも
9月17日 - Wikipedia参照
◆1914年
金丸訪朝で知られる金丸*2元自民党副総裁の誕生日
◆1917年
韓国人作曲家・尹伊桑の誕生日
◆1966年
平新艇事件 - Wikipedia
北朝鮮漁船が日本への亡命をはかった事件。
なお、この平新艇事件で思わぬ影響を受けた日本のテレビドラマがあった。フジテレビで放映されていた人気ドラマ『若者たち』である。このドラマの第33話(1966年9月23日放映予定)「さよなら」は在日朝鮮人が登場するシナリオで、日本人による朝鮮人差別と朝鮮人の民族的自覚が描かれていた。しかし試写したフジテレビ上層部が、「(平新艇事件で)日韓関係が微妙になっている。これ以上刺激を与えたくない」として放送中止を指令した上に、9月30日の第34話を最後に番組そのものを打ち切りとした。これに対し視聴者から番組再開の要望がよせられたが、再開することはなかった。フジテレビは再放送しか行わなかったが、翌年に映画が製作された。後に第33話は2008年にリリースされたDVD-BOXに収録されている。
◆1974年
元プロボクサー徳山昌守(洪昌守)の誕生日
◆1988年
ソウル五輪開幕
◆1991年
南北朝鮮(韓国、北朝鮮)、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)、マーシャル諸島、ミクロネシア連邦が国連に加盟。
もあるとのこと。今年が「2021年」だから「南北朝鮮、バルト三国の国連加盟30年」でちょうどきりがいい。
しかし「金丸氏の誕生日(1914年)」=「南北国連同時加盟(1991年)」=「小泉訪朝(2002年)」がすべて9/17というのは偶然にしては「出来過ぎ」の気がするので「小泉訪朝9/17」は、北朝鮮にとって「ある種の縁起担ぎだった」のかもしれませんね。
なお、「30年前の1991年」といえば「南北朝鮮、バルト三国の国連加盟(1991年9/17)」以外にも
1991年 - Wikipedia参照
◆1月17日
多国籍軍のイラク空爆開始により湾岸戦争勃発
◆4月16日
ゴルバチョフソ連大統領が訪日(ソ連元首としては初来日)。
◆4月26日
海上自衛隊のペルシャ湾掃海派遣部隊が出発(自衛隊初の海外派兵)。
◆5月21日
ラジーヴ・ガンディー元インド首相暗殺。
◆6月17日
南アフリカで人口登録法の廃止法案が可決され、アパルトヘイトが法的に撤廃される。
◆6月20日
ドイツ、ベルリンへの首都移転決定。
◆6月28日
経済相互援助会議(コメコン)解散。
◆7月1日
ワルシャワ条約機構解体。
◆7月9日
IOCが南アフリカの五輪復帰を承認。
◆8月19日
ソ連でクーデター発生、保守派がゴルバチョフ大統領を軟禁(8月21日、クーデター失敗)。
◆8月24日
ソ連共産党が解散。
◆9月6日
ソ連、バルト三国の独立承認。
◆10月14日
ミャンマーのアウンサンスーチーにノーベル平和賞。
◆12月6日
北朝鮮を電撃訪問した統一教会教祖の文鮮明が金日成主席と会談。
◆12月25日
ゴルバチョフ大統領辞任。
◆12月26日
ソ連崩壊
などがありました。つまり今年は「湾岸戦争30周年」「ソ連崩壊30周年」などでもある(ほとんど話題になりませんが)。また、1991年と言えば
荻村伊智朗 - Wikipedia参照
荻村は国際卓球連盟会長として、1991年に韓国と北朝鮮の統一コリアチームの世界卓球選手権への出場を実現させた。
この大会で統一コリアチームは、金メダルを1つ(女子団体で統一コリアが優勝)、銀メダルを1つ、銅メダルを2つ獲得した。
という出来事もありました。
ミャンマー統一政府の承認は先送りに - 高世仁の「諸悪莫作」日記2021.9.16
高世の記事は「9/16付け」でも「多くの場合、発表は9/16深夜(9/16の午後11時など)」、場合によっては「9/17の深夜」ですらあるのでどうしても「俺の高世記事への批判」は「高世記事の発表日付の翌日」になります。
で今回の高世記事は事実上「9/17記事」なのですが拉致への言及はありません。
とはいえ「9/16日付」なので明日発表されるであろう「9/17日付記事」を待ちたい。とはいえ高世が「9/17日付記事」で拉致について触れなくても、もはや何ら不思議ではないし、触れたところで「救う会、家族会への太鼓もち記事」でしかないでしょうが。
というか、
北朝鮮巡航ミサイル「北朝鮮版トマホークだ」新たな脅威に | 北朝鮮 ミサイル | NHKニュース2021.9.13
社説:北朝鮮の軍備強化 高まる脅威に国際圧力を | 毎日新聞2021.9.17
なんて記事が最近出ているのに、昔は「北朝鮮バッシング」を売りにしていた高世が「何も言わずに黙り」なのだから全く滑稽です。昔なら北朝鮮政府に悪口雑言だったでしょうに。
ミャンマーで、民主派勢力が武闘を宣言した。
どう見ても軍事力に圧倒的差があるので、「欧米の経済制裁でミャンマー政府が降参する」などの事態でもない限り「かえってミャンマー政府にボコボコにされて運動がズタボロ」の危険性が高すぎます。
高世も
国軍がNUGをテロ組織として対話を拒否し、一方的に非武装の市民を殺害し、拘束して虐待することが続いている。そして、この状況を国際社会も変えられずにいる。議会は閉じられ、自由な言論もメディアもない。
追いつめられた民主勢力に残された手段としては武闘しかないではないか、という理屈はわかる。
しかし、これが市民の犠牲をさらに大きく増やすのではないか。「どっちもどっち」と見られて、NUGが国際的に承認されることの阻害要因になったりしないか。
と書くとおりです。
さて「対話拒否」と言えば、「北朝鮮に対する家族会、救う会」の対応がまさにそれですね。拉致が解決しないのも当然というべきでしょう。「北朝鮮との外交」以外に現実的解決策はないのに「それを否定」したら解決のしようがない。
決定を先延ばしにして、時間が過ぎていく。
それはミャンマー問題よりもむしろ拉致問題に該当することであり、今のままでは来年の今日(2022年の9/17)も
来年の9月17日は、誰かはともかく現在とは別の人物が首相だが、拉致問題については今年と同じような状況だろう(本日小泉訪朝から19年) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)ということにしかならないでしょう。
1)家族会が救う会と縁切りして蓮池透氏と和解するか
2)家族会が変わらなくても日本政府が「変化し」家族会を無視して北朝鮮との外交交渉を進めるか
すれば話は違いますが、そのどちらも「そうなる兆しが見えない」のでねえ。