今日の産経&しんぶん赤旗ニュースほか(2021年9/18日分)

「撮り鉄」山添拓・参院議員、線路立ち入りで書類送検…「道と勘違い」 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン
 事件自体は「去年の11月のこと」であり、事件発生直後ではなく半年以上たった「不自然極まりなく」明らかに「警察や読売などによる選挙直前の反共ネガキャン」でしょう。むしろ「そんなネガキャンをされるほど脅威視されてるのか」と喜ぶべきかもしれない。
 とはいえ「報道が事件発生直後でない→どうみても選挙直前のネガキャン(つまり微罪でしかない)であることがモロバレ」なのでネガキャンとしてどれほど有効か疑問ですが。山添氏*1も「故意ではない」と釈明していますしね。しかし、読売も「前川出会い系バー通いガー」の時に「どれほど自民党応援団なのか?」と非難されたのに「またこれ」とは、心底呆れます。「自民党応援団」ナベツネが死なない限りまともな新聞にはなれないのか。


河野氏、党員支持48%最多 岸田氏18%、高市氏15% - 産経ニュース
 「ワクチン無策の戦犯の一人」「パワハラ疑惑」「次の質問どうぞ」「ツイッターブロック」河野に批判的、否定的な俺からすれば「げんなり」ですね。
 しかし、「安倍長期政権」であったにもかかわらず、安倍プッシュの「高市」の評価が高くないことは「何だかなあ」ですね。
 もちろん高市を評価してるわけではないですが、「過去の安倍支持」と「今の河野支持」の違いは何なのかと聞かれたらたぶん、まともに答えられないのが「自民支持層」なんでしょうね。結局「政治をまともに考えてないでメディアイメージなどで決める」からこうなる。
 まあ「パワハラ疑惑」河野はどう見てもまともではないですが「小泉首相」「東京の小池」「大阪維新」など「改革ポーズ」で「選挙民だまし」を行い「一定の成果(選挙での勝利)を得た輩」も過去にはいるし、今や不人気の菅とて「就任当初は高支持率」なので「河野の総裁当選→小泉劇場の再現(野党の苦戦)」を警戒する必要がある程度はあるのでしょう。もちろん誰が総裁になろうとも、新総裁が何を主張しようとも問題点を批判していくだけの話ではありますが。


仏高官「英は米の属国」と侮蔑 大使召還で英国を無視 - 産経ニュース
1)米英が「フランスと豪州」が契約した潜水艦契約を破棄させて、米英が豪州と新たに契約。フランスの面子を完全に潰す
2)フランスが米英、豪州に大激怒
と言う流れのようですが「はあ?」ですね。こんなことをやればフランスが激怒することは目に見えてるわけで、中露などとは違い「NATO加盟国」、つまり「一応米英の同盟国」であるフランス相手に「何故そんなことをする必要があった」のか。
 正直「バイデンはトランプを批判していたが今回のやり口はトランプの無茶苦茶さと何が違うのか?」ですね。
 そして激怒はある意味当然とは言え、米英との関係が破壊されても構わないと思ってるのか、フランスの悪口雑言ぶりにもびっくりです。


旧統一協会系集会にメッセージ/安倍前首相「総裁に敬意」/宣伝利用で霊感商法被害拡大の恐れ

 霊感商法や集団結婚などの被害が長く社会問題になっている旧統一協会(世界平和統一家庭連合に改称)に関連する団体が開いた大規模集会に安倍晋三前首相がビデオメッセージを贈り、「敬意を表します」などと演説していたことが17日までに分かりました。
 安倍氏がビデオメッセージで演説したのは、旧統一協会系の天宙平和連合(UPF)が韓国の会場とオンラインで12日に開いた集会「シンクタンク2022 希望前進大会」です。
 本紙は安倍氏の国会事務所にUPFとの関係などを質問しましたが、「この件に関してはUPFの事務局に問い合わせてください」として回答しませんでした。

 安倍も全くどうしようもないバカです。


八代氏の反共デマ発言/撤回・謝罪と受け止める/田村政策委員長が表明

 日本共産党の田村智子政策委員長は17日、国会内で記者会見し、同日のTBS系番組「ひるおび!」でメインMCの八代英輝弁護士が、10日放送の同番組で「共産党は暴力的な革命を党の要綱として廃止していない」とした自らのデマ発言にかかわって、「現在の共産党の党綱領にはそのような記載は存しない」「多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げる」と述べたことについて、「撤回、謝罪と受け止める」と表明しました。
 また田村氏は、八代氏が同番組に出演していた立憲民主党江田憲司*2代表代行に向かって、「共闘を模索する立憲民主党の江田代行にもこの場をお借りして、おわび申し上げたい」と発言したことに言及。「この攻撃が、日本共産党に対する攻撃にとどまらず、市民と野党の共闘で政治を変えようという人たちに対する攻撃だと示すものだったと受け止める」として、「引き続き、共闘の発展にむけて奮闘していきたい」と述べました。

ということでひとまずは落ち着いたようです。


「ひるおび!」スポンサー、キユーピーがCM見送り 共産党発言の謝罪翌日から:東京新聞 TOKYO Web2021.9.16

 大手食品メーカーのキユーピーが、スポンサーを務めるTBSの情報番組「ひるおび!」のCM放送について14日から見合わせている。「ひるおび」をめぐっては、レギュラー出演している八代英輝弁護士が番組内での共産党に関する発言について、13日に謝罪していた。キユーピー広報は「今後の対応は未定です」としている。
 八代氏は「ひるおび!」の10日の放送で、日本共産党について「まだ暴力的な革命というのを党の要綱として廃止していない」と発言。共産党志位和夫委員長らが「事実無根の卑劣なデマ」だとして、TBSに番組としての謝罪と訂正を要望した。
 これを受けて、八代氏は13日の番組について「私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はそれをたびたび否定していることも併せて申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」と発言した。これに対し、志位委員長はツイッターで「コメンテーターの発言は、『暴力的な革命を党の要綱として廃止していない』という虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」との見解を示し、あらためてTBSに対し謝罪と撤回を求めたとしている。
 キユーピー広報は「14日から16日までCMの方は控えさせていただいており、代わりにACの(公共的な)CMが流れています」とした上で、見送りの理由については「お話できる状況になく、ご容赦いただきたい。今後の対応は未定です」と話している。
 TBS広報部はキユーピーのCM見送りについて本紙の取材に対し「個別のスポンサーに関する件についてのお答えは差し控えさせて頂きます」と回答した。

 ちなみにこれについての池内沙織氏*3のジョークがこちら。

池内さおり
 昨日、マヨネーズが切れたので、迷わずキユーピーを買いました。


【総裁選ドキュメント】野田氏「SNSブロックしない」 河野氏に対抗心 - 産経ニュース
 こうした河野批判から「河野潰しのための刺客候補」ともいわれ、とはいえ、高市を支援する「ウヨの安倍」が「夫婦別姓の野田」をいくら「河野潰しのため」でも担ぐとは思えない*4ため「岸田へのアシスト」と思われること、野田の推薦人に「二階派所属議員が多い事」から「二階氏の仕込み」という説も出ているところではあります。
 しかし

澤藤統一郎の憲法日記 » 忖度派3候補と一線を画した、野田聖子の発言。
 野田の立候補支援は河野追い落とし派の策謀という見方もあるようだが、そんなことはどうでもよい。(ボーガス注:森友再調査を野田が明言したことで)この4人の中で、(ボーガス注:再調査しないと言い切ったり、再調査するかしないか曖昧にごまかしたりする)他の3人とは一線を画した野田発言の真っ当さに、どれだけ世論の注目が集まるか。そのことを見守りたい。

という澤藤統一郎氏同様
1)野田の「河野批判」には筋が通っている
2)「次の質問どうぞ」「ツイッターブロック」などの河野の横暴さ、無法さが許せない
ということで俺も「野田よ、頑張れ」ですね。


【記者発】「魂の殺人」性被害者を救うため 大津支局・清水更沙 - 産経ニュース

 性暴力被害者の支援のため全国で設置が進められている「ワンストップ支援センター」には連日のように相談の電話やメールが届く。滋賀県の「性暴力被害者総合ケアワンストップびわ湖(SATOCO:サトコ*5)」もその一つ。滋賀県警や県産科婦人科医会、公益社団法人「おうみ犯罪被害者支援センター(OVSC)」などが協定を結んで運営しており、昨年は約千件の性暴力被害の対応に当たったという。
 令和2年度の内閣府の調査では、異性から無理やり性交された女性のうち、約6割がどこにも相談できていないことが分かった。しかも、警察に相談した人は1割にも満たない。
 社会から孤立しがちな被害者が声を上げることができる環境を整えるには、こうした支援のさらなる広がりを期待する。
 今一度被害に遭った人たちへの理解を深め、社会全体で性暴力を許さないという強い意識を高めたい。

 「清水記者の責任ではない」とはいえ

◆レイプする方が元気があっていい(太田*6総務庁長官)
◆男は黒豹(福田官房長官(当時。後に首相))
 太田をかばおうとして失言
◆女はいくらでも嘘をつく(杉田水脈
 伊藤詩織氏への当てこすりとみられる

と過去に自民党議員から「セカンドレイプ」暴言が飛び出し、それを産経の阿比留らが擁護してきたことを知っていれば、産経がこんな記事を載せても「何だかなあ?」ですね。


報ステ新キャスターの大越氏「問われるのは鈍感力」 - 産経ニュース
 「権力者に忖度しない力が求められてる」というのは同感ですが、それを鈍感力と表現するのは果たして適切かどうか。


【正論】私が高市早苗氏を支持する理由 評論家・西尾幹二 - 産経ニュース
 「高市以外」に「下村*7政調会長や稲田*8政調会長」といった「高市と同レベルの極右」が出馬したならともかく、今の候補者連中なら、極右の西尾*9なら、「最も極右の高市*10支持」でしょう。そんなことは今更聞かなくても解ることなので実に馬鹿馬鹿しい。むしろ西尾が「私は夫婦別姓支持だから野田さん*11を応援する」等と言ったら「大ニュース」ですが。
 それにしても西尾が高市のことを「中道保守」というのには吹き出しました。いわゆる「保守本流池田勇人*12大平正芳*13宮沢喜一*14河野洋平*15らの宏池会など。ただし安倍*16政権後の今の宏池会=岸田*17派はとてもそうは言えませんが)」ならともかく、高市のどこが「中道保守」なのか。そんなに自分たちのことを「右翼」と認めたくないのか。それともマジでそれほど政治感覚が狂っているのか。
 あげく「日米安保容認」「天皇制容認」の立憲民主党が「極左」とは呆れて二の句が継げませんね。そしてその西尾の理屈なら「地方首長選」で立民と自民がしばしば相乗りしてることはどう理解されるのか。


【産経抄】9月18日 - 産経ニュース

「昭和の時代の概念だ」。
 河野太郎*18ワクチン担当相は17日、弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する敵基地攻撃能力について、時代遅れだとの見解を示した。

 敵基地攻撃能力を整備すべきと言う産経と違い、「反対の立場」の俺ですが河野発言には「賛成も、反対もしたくなくて」、曖昧な態度でごまかしたくて詭弁で逃げてるのではないかという疑念を「産経同様に」感じますね。

*1:参院議員。日本共産党政策副委員長(常任幹部会委員兼務)

*2:みんなの党幹事長、結いの党代表、維新の党代表、民進党代表代行を経て立憲民主党代表代行

*3:衆院議員。日本共産党中央委員

*4:一方、「安倍の祖父」である「昭和の妖怪」岸だといざとなるとそうした「奇策を平気で打ちかねないところ」がありますね。例の椎名裁定(三木を後継に指名)も「椎名副総裁が岸の側近(岸内閣で官房長官)」ということから「総裁選で福田(岸の子分)が大平(田中が支援)に惨敗するリスクを冒すくらいならショートリリーフで三木を立てる」という岸の策略だったと言われています。『タカ派改憲派の岸』と『ハト派護憲派の三木』ではかなりカラーは違うのですが。

*5:Sexual Assault victim Total Care One stop BIWAKOの略称

*6:小渕内閣総務庁長官、福田内閣農水相など歴任

*7:第二次安倍内閣文科相自民党選対委員長(第二次安倍総裁時代)などを経て現在、自民党政調会長

*8:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*9:電気通信大学名誉教授。元「新しい歴史教科書をつくる会」会長。著書『ヨーロッパの個人主義』(1969年、講談社現代新書)、『ヨーロッパ像の転換』(1969年、新潮選書)、『懐疑の精神』(1974年、中公叢書)、『地図のない時代』(1976年、読売選書)、『ニーチェとの対話』(1978年、講談社現代新書)、『日本の教育ドイツの教育』(1982年、新潮選書)、『日本の教育:智恵と矛盾』(1985年、中公叢書)、『ソ連知識人との対話』(1986年、中公文庫)、『自由の悲劇』(1990年、講談社現代新書)、『西欧の無知 日本の怠惰』(1990年、PHP文庫)、『戦略的「鎖国」論』(1992年、講談社文庫)、『教育と自由』(1992年、新潮選書)、『「労働鎖国」のすすめ』(1992年、PHP文庫)、『全体主義の呪い』(1993年、新潮選書)、『日本の不安』(1993年、PHP文庫)、『国民の油断:歴史教科書が危ない!』(共著、1996年、PHP研究所)、『あなたは何を信じて生きるのか:確信の喪失』(1996年、PHP文庫)、『歴史を裁く愚かさ:新しい歴史教科書のために』(1997年、PHP研究所)、『新しい歴史教科書「つくる会」の主張』(編著、2001年、徳間書店)、『国を潰してなるものか:憲法・台湾・教科書問題』(2001年、徳間書店)、『歴史と科学:日本史を歩く』(2001年、PHP新書)、『新しい歴史教科書・次なる戦い』(編著、2002年、小学館文庫)、『日本はナチスと同罪か:異なる悲劇・日本とドイツ』(2005年、ワック文庫)、『人生の価値について』(2006年、ワック文庫)、『国家と謝罪:対日戦争の跫音が聞こえる』(2007年、徳間書店)、『個人主義とは何か』(2007年、PHP新書)、『日本人はアメリカを許していない』(2007年、ワック文庫)、『中国人に対する「労働鎖国」のすすめ』(2013年、飛鳥新社)、『同盟国アメリカに日本の戦争の意義を説く時がきた』(2013年、ビジネス社)、『人生について』(2015年、新潮文庫)、『あなたは自由か』(2018年、ちくま新書)など

*10:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相を歴任

*11:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相などを経て、現在、自民党幹事長代行

*12:大蔵次官から政界入り。吉田内閣蔵相、通産相、石橋内閣蔵相、岸内閣蔵相、通産相などを経て首相

*13:池田内閣官房長官、外相、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、蔵相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*14:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退任後も小渕、森内閣で蔵相

*15:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官自民党総裁、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*16:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*17:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第二次、第三次安倍内閣外相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*18:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相などを経て、菅内閣行革等担当相