今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年9月24日分)

【政界徒然草】総裁選で埋没の拉致問題 家族も北も見る新政権の資質 - 産経ニュース
 石破の「平壌への常駐事務所設置論」を除けば「拉致が総裁選(勿論、拉致が重要な政治問題となった小泉訪朝以降の総裁選である第一次安倍総裁選出以降の総裁選)の争点になったこと」等一度もないので「何を今更」ですね。
 ついでに言えば拉致が「国会議員選挙の争点」になったことも一度もないわけです。「俺たちの言うことに政治家はハイで従え、従わなければただではおかない」などという横柄な態度を救う会や家族会がとってる上に、その「従えとする方針」が「拉致問題解決」と言う意味では成果など何もない「経済制裁の続行(従来通りの方針の続行)」。そんな家族会や救う会の攻撃を恐れてどこの政党も曖昧な態度に終始する現状で「拉致が争点」になったらその方が不思議です。


「サンモニ」関口宏 朝鮮戦争「ずーっと休戦、おかしな話」(デイリースポーツ) - Yahoo!ニュース
 デイリースポーツが「賛同」か「非難」か、どういう思惑で関口発言を報じてるのかは不明ですが、俺も関口には同感ですね。
 事実上、「終戦している」以上、「今の休戦状態」を「法的な形でも終戦」とし朝鮮半島の緊張緩和を目指すべきでしょう。なお、この記事を読む限り、関口は「正式に終戦して緊張緩和を目指すべき」とはしていても
1)どのような形で終戦すべきか
 単なる終戦宣言でいいのか、終戦協定まで目指すべきか。終戦に際し「南北国交樹立」「米朝国交樹立」「在韓米軍撤退」も行うべきか
2)正式に終戦しないことについて、誰(米国、韓国、北朝鮮、中国、ロシア)に責任があるのか
と言った「細かい話」まではしていないことを指摘しておきます。


ファーウェイCFO帰国、カナダ人の人権配慮と対中政策で取引か - 産経ニュース
 「ファーウェイCFOの保釈&中国帰国」は確かに産経が言うように「中国に身柄拘束されたカナダ人解放」とのバーター取引なんでしょう*1が「中国に身柄拘束されたカナダ人の解放」を最優先にすればこうしたバーター取引は必ずしも非難できないと思います。
 で、これは北朝鮮拉致だって同じでしょう。俺は拉致解決(拉致被害者帰国)はもはや「経済支援とのバーター」以外に解決法はないと思っています。


【教科書が教えない 拉致問題】(2)誰が日本人を… ❶工作船で密入国したスパイ ❷指示役と「戦闘員」で実行犯構成 辛光洙容疑者、リーダーの素顔 編集局次長・社会部長 中村将 - 産経ニュース
 前も別記事で批判しましたが、記事タイトル『教科書が教えない』云々は「教育を何だと思ってるんだ?」「教育はお前らウヨの政治的おもちゃじゃねえんだよ!」ですね。
 まあ、単に過去の産経連載「教科書が教えない歴史」をまねただけで「深い意味はない」かもしれませんが。


北朝鮮、終戦宣言を拒否「米の敵視政策残る限り」 - 産経ニュース
 「敵視政策が残る限り」の「敵視政策」が何かが問題ですね。「経済制裁」のことなのか?。いずれにせよ今の米国では「終戦宣言を希望する」と北朝鮮がいっても動くと思えないところが何ともかんとも。


金与正氏、終戦宣言は「良い発想」 硬軟で揺さぶり - 産経ニュース
 「?」ですね。文大統領「終戦宣言提案」に対する北朝鮮の思惑がよくわからない話です。


韓国大統領の朝鮮戦争「終戦宣言」呼びかけに中国前向き姿勢|TBS NEWS
 この問題で最も「問題がある」のは私見では米国ですね。「米国による北朝鮮への軍事侵攻の危険性」が低まる「終戦宣言」について北朝鮮、中国、ロシアは「基本的に賛成」でしょう(今回、中国が賛成を表明しましたが)。
 可能ならば「単なる終戦宣言」にとどまらず「終戦協定」「南北&米朝国交樹立」までいきたいところでしょう。
 問題は「北朝鮮への軍事侵攻」の選択肢を完全に廃棄したくないのか、はたまた「終戦宣言で在韓米軍が国連軍としての地位を失うことが嫌」なのか、米国が終戦宣言に乗り気でないことです。
 「文在寅氏の提言」には賛成しますが、文氏には失礼ながら「どう米国を説得するのか」という問題を解決しなければ提言は「絵に描いた餅」でしかありません。終戦宣言は「開城工業団地再開」「韓国による北朝鮮への食料やコロナワクチンの支援」などと違い、その性格上「米国の協力が必要」「韓国の一存でできる話ではない」からです。


日韓外相、歴史問題を協議 韓国側、輸出規制の撤回要求 - 産経ニュース
 輸出規制については、韓国がWTO提訴すべきと個人的には思いますが、そうしないのは勿論「日韓関係への配慮」でしょう。

*1:なお、カナダ当局によるファーウェイCFOの身柄拘束が「正当な行為(カナダ側主張)」か、「不当な行為(中国側主張)」かについては俺個人は「意見保留」であり、何ら評価を下していないことをお断りしておきます。