今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年10月11日分)

北朝鮮 金正恩氏が視察 映像公開、軍パレではなく兵器展示のワケ|TBS NEWS
 「理由」としては、誰しも「カネと手間がかからない」「大々的なパレードだと米韓の反発が危惧される」位のことは想像ができますし、その程度のことしか書いてないので正直「無内容な記事」です。


北朝鮮キム総書記 アメリカへの不信感あらわに 軍事力強化強調 | 北朝鮮 ミサイル | NHKニュース

 キム総書記は、北朝鮮に対話を呼びかけているアメリカについて「敵対的ではないというシグナルをしきりに送っているが、信じるに足る根拠は一つもない」と述べ、不信感をあらわにするとともに、軍事力を強化していく姿勢を改めて強調しました。

 確かに「米国への不信」はあるのでしょう。だからこそ「軍事力(ミサイル能力?)の強化」に励む。
 しかし、「そこばかりを強調する」のも「一面的」で適切ではないと思います。
 北朝鮮が米国を「信じない」のは「北朝鮮の体制保証」につながる行為、例えば

朝鮮戦争の「終戦宣言や協定」
米朝国交樹立や「平壌への米国常駐事務所設置(大使館どころか現在は常駐事務所もなく、平壌スウェーデン大使館が米朝の交渉窓口となっている)」
◆制裁解除

などを「何一つしないから」です。つまりは「体制保証につながる行為があれば、それなりの対応はする」と「暗に言ってる」と見るべきでしょう。俺個人は「北朝鮮のやらずぼったくり」にならないように注意した上で「米朝ともに利益になる取引(米国版・太陽政策)」を「米国がやる」しか「問題解決の現実的な方策」はないだろうと思っています。


立民・生方氏が千葉県連代表を辞任 - 産経ニュース
<独自>立民・生方氏、議員辞職へ 拉致被害者発言で - 産経ニュース
 当初の「発言撤回、立民党千葉県連代表辞任」が、最終的には「離党、議員辞職*1の上、次期選挙にも出馬*2しない(このまま政界引退?)」とは、

◆安倍のモリカケ、桜疑惑
◆甘利のUR疑惑

等と比べ、正直「それほどの不祥事とは全く思わない」のでびっくりですね。
 立民としても、選挙が間近な今「後釜に誰を立てるのか」頭が痛いところでしょう。さすがに不戦敗は避けたいでしょうし。
 で、巣くう会や家族会は「大勝利」と自画自賛かもしれませんが、実に馬鹿馬鹿しい。仮に生方発言を「議員辞職、政界引退に値する失言」としたところで彼が議員辞職、政界引退したところで、拉致が解決するわけでも何でもない。そして生方氏の議員辞任*3で急速に世間も「この件を忘れていく」ことでしょう。
 本来、2002年の小泉訪朝から19年経っても何ら動かない「拉致をどう解決すべきか」を真剣に考えるべき所、それをせずに「ある意味どうでもいい*4

◆田中氏への個人攻撃(外務省退官に追い込む)
◆蓮池氏への個人攻撃(家族会除名)
◆生方氏への個人攻撃(議員辞職

などにかまけてきたことがまさに「拉致敗戦の原因」ですが、もはや家族会にはそんなことを言っても「馬の耳に念仏」なのでしょう。


共産・志位委員長、生方氏発言「許しがたい」 - 産経ニュース
 俺個人は志位氏とは違い、「許しがたい」とは全く思わず「正論だ」と思っています。問題はむしろ生方氏に「発言に対する覚悟がなかったこと」でしょう。巣くう会、家族会の攻撃に対して「毅然と対応する覚悟がない」のであればこういう発言をすべきではなかったとは思います。


横田早紀江さん「怒る気力もない」 立民・生方氏発言で - 産経ニュース
 生方*5発言は石井一氏の主張は、とくに暴論でも突飛な意見でもない - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する石井*6発言と大同小異であり、俺も石井発言同様、生方発言は暴論だとは少しも思いません。しかし石井発言当時も早紀江の非難などほとんど世間の話題になりませんでしたが、今回は「石井発言当時」と比べても「産経などウヨが騒いでるだけ」で話題になってないと思いますね。拉致の風化を実感します。

*1:追記:10/14解散の見込みであることから「次期選挙出馬をしないこと」にとどまり「議員辞職はしない」見込みとのこと。

*2:まあ、今回に限らず「任期途中で議員辞職しながら、次期選挙に出馬」というのは筋の通らない話ですが。

*3:まあ辞任する前ですら大して騒がれてないと思いますが

*4:というか田中氏や蓮池氏への個人攻撃は明らかに不当ですが

*5:野田内閣環境副大臣

*6:海部内閣国土庁長官、羽田内閣自治相・国家公安委員長など歴任