今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年10月18日分)(追記あり)

【最初に追記】
 森山氏死去については資質の問題から生きた時代まで大差があるにしても、あまりの落差に驚く(森山真弓と杉田水脈) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を紹介しておきます。
 また、以下の拙記事でも彼女の死去について触れています。
今日の産経ニュースほか(2021年10/18日分) - bogus-simotukareのブログ
今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年10月19日分) - bogus-simotukareのブログ
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年10/19分:天を回せの巻) - bogus-simotukareのブログ
 さて資質の問題から生きた時代まで大差があるにしても、あまりの落差に驚く(森山真弓と杉田水脈) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)についてコメント。

 喪主は長女篠原真澄(しのはら・ますみ)さん、次女白山真理(しらやま・まり)さん*1。連絡先は日本カメラ財団。

 説明がないと何で連絡先が「日本カメラ財団」か全くわかりませんがググったところ、「白都真理*2」っぽい名前の次女「白山真理氏」が

白山眞理 - Wikipedia参照
 1958年生まれ。写真家。
 1990年、財団法人・日本写真機光学器機検査協会(現在の「日本カメラ財団」)に入社。日本カメラ博物館の開設・運営に携わる。
【著書】
◆『名取洋之助と日本工房(1931~45)』(編著、2006年、岩波書店
◆『名取洋之助』(2014年、平凡社
◆『〈報道写真〉と戦争:1930~1960』(2014年、吉川弘文館
◆『戦争と平和』(共著、2015年、平凡社
など

ということですね。次女の関係でしょうが森山眞弓 - Wikipediaによれば一時、森山氏は日本カメラ財団理事長にも就任していたようです。

 野田は、杉田に対してどれくらいものを言っていたんですかね? 

 うろ覚えですが、杉田発言についてはその直後にTBS『森本毅郎スタンバイ』の話題のアンテナ 日本全国8時です - Wikipedia時事通信の山田惠資氏が

「次期選挙で公認が見送られて当然の暴言だと思いますが、安倍直系の菅首相(当時)では公認するんじゃないか」
「女性団体などが、夫婦別姓などを売りにしてる、現在、党の要職に就いてると言うこともあって、野田幹事長代行(当時)に抗議文を持っていたが受け取ってくれなかったと。安倍氏、菅氏に忖度してるんでしょうが、回答どころか、受け取りすらしないってどういうことですか!(これについては例えば野田聖子氏「“辞職”と書かれている以上、受け取れない」 フラワーデモが呼びかけた杉田水脈議員への抗議署名 | ハフポスト参照)」

などと批判的にコメントしていた記憶があります。まあ、野田など「夫婦別姓を主張するだけいくらかまし」とはいえ、そういう意味では「ほとんど期待できない」でしょうね。
 ちなみに野田は第四次安倍内閣でも「女性活躍担当相(総務相が本務)」であり、今回が「初めての女性活躍担当相」ではありません。

 森山という人は、1927年生まれで、戦争とかそういうものを具体的に知っている世代なのが、彼女がまともな人間である理由の1つなのだろうなと思います。そう考えると、1925年生まれの野中広務*3のまともさと相通じるものがあるのでしょう。
 もちろんその時代の生まれの人間でも、まともじゃない人間なんかいくらでもいます

 「その時代の生まれの人間」でまともな人間としては他に

【1925年生まれ(野中氏の生年)】
梅原猛(2019年死去)
 京都市立芸術大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。晩年は「九条の会」の呼びかけ人をつとめた。
大田昌秀(2017年死去)
 琉球大学名誉教授。沖縄県知事参院議員を歴任
【1927年生まれ(森山氏の生年)】
緒方貞子(2019年死去)
 上智大学名誉教授。国連難民高等弁務官、JICA理事長など歴任

などがいます。 
 逆に「まともじゃない人間(極右)」としては

【1925年生まれ(野中氏の生年)】
宇佐美忠信(2011年に死去)
 全繊同盟会長、全日本労働総同盟(旧民社党系:略称は同盟)会長など歴任。晩年は「日本会議代表委員」だった。
中川一郎(1983年に死去(自殺))
 青嵐会メンバーという極右。福田内閣農水相、鈴木内閣科学技術庁長官など歴任
三島由紀夫(1970年に死去(自殺))
 自衛隊員にクーデター決起を呼びかける三島事件を実行
【1927年生まれ(森山氏の生年)】
塚本三郎(2020年に死去)
 晩年は、「国家基本問題研究所理事」だった「元民社党委員長」

などがいます(宇佐美や塚本がわかりやすいですが旧民社の極右ぶりには改めてうんざりします)。
【追記おわり】
森山真弓元官房長官が死去 - 産経ニュース
 森山氏*4と言えば「現時点で日本唯一の女性官房長官(海部内閣)」「官房長官時代に相撲協会の女人禁制へ異を唱えたこと」で有名ですが、小生的には「金正男国外追放時の法相(今から19年前の2002年、小泉内閣)」ですね。
 ということで「森山氏の業績(?)は朝鮮半島関係に限定されない」のですが「朝鮮・韓国ニュース」で取り上げてみました。
 今年で93歳(1927年11月生まれ)なので、既に19年前(74歳)においてご高齢だったわけですが、ついに死去されたわけです。19年前は存命だった金正男(1971~2017年)も「北朝鮮工作員と見られる輩」によった暗殺され死去。当時、外相だった田中真紀子*5は政治家を引退。
 当時の中国主席は胡錦濤氏、韓国大統領は金大中氏(1925~2009年)でしたが、いずれも今は「習近平氏」「文在寅氏」に変わりました。
 19年経つといろいろ変わるわけでまさに「諸行無常」です。もちろん19年経って「拉致被害者家族」有本嘉代子(1926~2020年)、横田滋(1932~2020年)も死去しました。
 ちなみに1927年生まれとしては

1927年 - Wikipedia参照
【あいうえお順】
緒方貞子(2019年死去)
 上智大学名誉教授。国連難民高等弁務官、JICA理事長など歴任
◆金泳三(2015年死去)
 元・韓国大統領
塚本三郎(2020年死去)
 元・民社党委員長
三塚博(2004年死去)
 中曽根内閣運輸相、竹下内閣通産相、宇野内閣外相、自民党政調会長(海部、宮沢総裁時代)、幹事長(河野総裁時代)、橋本内閣蔵相など歴任

などがいます。
 なお、横田早紀江(1936年2月生まれ)が今年で85歳。早紀江も年齢的に「森山氏のように」いつ亡くなってもおかしくないでしょうに、いつまで見込みのない巣くう会路線に固執すれば気が済むのか。
 ちなみに、1936年生まれとしては

1936年 - Wikipedia参照
【あいうえお順】
立川談志(2011年死去)
 落語家。立川流家元。
長嶋茂雄(存命)
 元巨人選手、監督
福田康夫(存命)
 元首相
冬柴鉄三(2011年死去)
 第一次安倍、福田内閣国交相

などがいます。
 なお、さすがの産経ももはや「金正男国外退去」についてあげつらう気はないのか、そうした批判を森山氏に対して行ってはいません。


【我流~社会部発】拉致啓発決議反対に透ける詭弁 - 産経ニュース
 「啓発などやったところで拉致は解決しない。北朝鮮との外交交渉でしか問題は解決しない」
 「拉致についても総論(拉致被害者の早期救出)はともかく各論(そのための具体策)ではいろいろな考えはあり得る。特定の考えを押しつけるなど、教育への不当な政治介入ではないのか」の何が「詭弁」なのか。産経の寝言には怒りを禁じ得ませんね。
 こんな決議は「北方領土問題を解決するために啓発に力を入れよう。例えば映画『樺太1945年夏 氷雪の門 - Wikipedia』を全国の小中高校で上映しよう」レベルの与太でしかない。まあ、俺の知る限り「北朝鮮以外」ではその種の与太は余り聞かない。
 例えば北方領土関係でこの種の与太はないわけで「北朝鮮ならどんな無茶苦茶でも何でもありか?」と心底呆れます。そしてこんな無法に事実上加担してる横田早紀江ら家族会にはもはや「怒り」「軽蔑」「憎悪」といった「負の感情」しか俺にはありません。


拉致解決「先頭に立つ覚悟」 首相が家族会と面会 - 産経ニュース
 「覚悟」などという精神論はどうでもいいので「具体策を出せ」と言う話です。
 大体これが「2022年中に日朝首脳会談を必ずやる。できなければ首相を退任する(岸田)」などといった「自らの職を賭けるもの」ならまだしも、舌先三寸で「覚悟」などといっても何の意味もない。


松野官房長官「拉致家族の思い、つぶさに聞く」 - 産経ニュース
 小泉訪朝から19年も経って、今更「家族の思いを聞く」もないもんです。
 そんなことはとっくの昔に済ませておくべき事です。今やるべき事は「どう拉致被害者を取り戻すか」という具体策です。

*1:「真澄」「真理」と「娘の名前」に母「真弓」の「真」の字が入っているのが興味深い。「毛利元就→隆元、豊臣秀吉→秀頼など(戦国武将)」「安倍晋太郎→晋三など(政治家)」でわかるように「親の名前の一部を子につける」つうのは「日本のある種の伝統」ですが。

*2:白都真理 - Wikipediaを見る限りでは、彼女も昔ほどには活躍してないようですね。

*3:村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)など歴任

*4:海部内閣環境庁長官官房長官、宮沢内閣文相、小泉内閣法相など歴任

*5:村山内閣科学技術庁長官、小泉内閣外相、野田内閣文科相など歴任