今日の産経ニュース(2021年10/19、20日分)

自民単独過半数が分岐点 大幅減なら首相の求心力低下 - 産経ニュース
 勿論「油断は禁物」ですが、前回が「自民が勝ちすぎ」なのであり、コロナ失政などでの支持率低下を考えれば「菅辞任、岸田新総裁のご祝儀」「コロナ第5波の終息(?)」を想定しても、産経も書くように「どれだけ減少し増加するか」はともかく「自民の議席減、立民の議席増」は確実です(共産の議席増については残念ながら何とも言えない)。
 そこでまずは「どこまで自民の議席を減らして、立民の議席を増やせるか」でしょう。
 勿論、共産支持者の俺としてはそれプラス「共産の議席増」ですが。
 「立民内外の反共勢力(福山幹事長のような党内ウヨ議員や反共労組・連合)」の巻き返しを避けるためにも、早期の岸田退陣を目指すためにも「政権交代」は難しいにしてもできる限り「自民の議席を減らし、立民、共産の議席を増やしたい(できれば自民単独過半数を阻止したい)」ところです。


【東北の注目選挙区ルポ】㊤宮城5区 〝鉄壁の要塞〟に挑む元タレント - 産経ニュース
 「固い地盤を持つ立民の安住*1に勝てるわけがない→まともな立候補希望者がいない」ということでしょうが「落ち目の三流タレント(森下千里)」を自民公認とは「ふざけんな」て話です。
 森下千里 - Wikipediaによれば「愛知県出身」「東京で長く芸能活動」だから今回出馬する宮城と何一つ関係がない。
 既に「森高千里 - Wikipediaだと無効票らしい」などとネット上で馬鹿にされる有様です。
 「不戦敗が避けられればいい(自民)」「売名できればいい(森下)」なのでしょう。選挙費用も「ほとんど全額自民持ち」ではないか。落ち目のタレントに選挙費用を工面できる資金力があるとも思えません。


【産経抄】10月20日 - 産経ニュース

 地方公務員は大変だ。しばしば判断に迷う場面に遭遇する。たとえば親しくしている営業担当者から義理チョコを渡された。受け取っていいものか*2。(『「義理チョコ」はセーフですよね?。こんなときどうする?。地方公務員のコンプライアンス*3』(鵜養幸雄*4著)

 社交辞令に当たる「義理チョコ」ですら「受け取る義務はないから、公務員倫理法違反で懲戒処分や刑事処罰の対象にならないか」と真面目な公務員が悩む一方で「大臣室で50万の現金を受け取ったUR疑惑の甘利が処罰もされずに与党幹事長」とは「理不尽の極み」でしょう。「自民応援団」産経にはそういう認識はないようですが。
 なお、この産経抄は「公務員がそんなことで悩んでるのに政治家(例:甘利)は濡れ手に粟の金儲けだ、おかしい!」という批判記事ではありません。


日医、「幽霊病床」の表現懸念 コロナ政府方針 - 産経ニュース
 つまりは政府が言う「幽霊病床」とは「受け入れられるのに故意にネグったわけではなく、諸事情で受け入れがうまく行かなかった。簡単に病床が増やせると政府が思っているなら大間違いだ」「そもそも政府の『幽霊病床』呼ばわりは病床不足を医師会に責任転嫁してるだけではないのか」という医師会の反論でしょう。


【学ナビ】〈学食訪問〉専修大学「100円朝食」 滋味あふれる「スープライス」 - 産経ニュース
 勿論、大学の行為は「良いこと」ですが、そこまで貧困な学生は生活が苦しいのかと思うと「絶句」ですね。
 「吉野家の牛丼」だって十分安いですが、「100円朝食」はそれよりも「安い」わけですから。
 「奨学金の充実」などで、食事ぐらい、学生が「ワンコイン(500円)」は使っても「生活に問題ない」程度には豊かな社会にしたいもんです。

*1:民主党国対委員長(菅代表時代)、野田内閣財務相民進党国対委員長岡田代表時代)、代表代行(蓮舫代表時代)などを経て立憲民主党国対委員長

*2:一番迷うのはそういう「違法かどうか」つう話ではなく「政治的に適切かどうか(いわゆる裁量権の問題)」でしょう。「違法かどうか」と違い多くの場合、「客観的な正解がない」からです。

*3:2021年、ぎょうせい

*4:人事院勤務を経て立命館大学教授(行政法)(鵜養幸雄 - Wikipedia参照)