今日の中国ニュース(2021年10月20日分)

漢民族の価値観押しつける「侵略」を警戒せよ 覇権主義・侵略主義の阻止には民主化が必要 評論家・三浦小太郎さん『漢民族が支配する中国の本質』(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース
 民主主義国家・米国が「侵略的」であることでわかるように「民主主義」と「侵略主義」は何ら関係ない話です。


【報告・動画あり】『漢民族に支配された中国の本質』出版記念講演 報告 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会
 以前今日の中国ニュース(2021年9月26日分)(副題:三浦小太郎のバカさに心底呆れる&中国スマホゲーム産業の発展に驚く)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで批判した三浦小太郎の記事【10月16日・東京市ヶ谷】主催講演会 講師:三浦小太郎「漢民族に支配された中国の本質」出版記念 | 一般社団法人 アジア自由民主連帯協議会の続編です。

 長野朗という人がいた。1888年に生まれた陸軍軍人で、軍命によって中国大陸に渡り、そこで辛亥革命前後の、さまざまな動乱をその目で直に見た。1921年に軍隊をやめて、中国に関する執筆活動に専念。いわば元祖チャイナ・ウオッチャー(当時は「支那通」などと呼ばれた)のような感じで、いろいろな中国論の本を書いている。

 以前も指摘しましたが完全に無名人です。今さら、取り上げる価値があるとも思えない。実際、この駄文を読んでも「長野の何が、三浦らウヨ的に具体的にすごいのか」まるで理解できません。また「漢民族*1に支配された中国の本質(三浦の著書名)」とやらも何の意味か全く理解できません。

 三浦氏はこの長野の生を取り上げながら、「戦前の日本人は、今よりもずっと国際的だった」と指摘する。

 当然そんなことはありません。長野が国際人かどうかはともかく、当然、戦前日本にも「新渡戸稲造国際連盟事務次長)」などの国際人(国際社会で活躍する日本人)はいました。しかしその数は「交通の不便さ」などから、今と比べ「段違いに少なかった」わけです。
 新渡戸などの例外を大々的に取り上げ「昔の方が国際的だった」というのは詭弁でしかない。
 そもそも「日本人の多くが国際人でない」からこそ「米国の国力」が理解できず、多くの人間が「対米戦争」を支持したわけです。

 私は三浦氏に、「1975年まで生きていたという長野は、戦後は具体的にどういう生活を送っていたのか」と問うた。「戦後の長野はほとんど沈黙していた」というのが、三浦氏の答だった。

 それが事実なら「長野が自らの言論の敗北を認めていた」ということではないのか。


【宮家邦彦のWorld Watch】中国の台湾武力統一はあるか - 産経ニュース
 以前も別記事で書きましたが「台湾が独立宣言ないし、独立宣言も同然の行為(国連への加盟申請など)をしない限り、あり得ない話」です。
 なぜなら中国は常日頃から「台湾が独立宣言しない限り侵攻しない」と公言しているからです。この公約を破って欧米諸国の経済制裁を食らうリスクを受ける動機は中国にはない。むしろ恐れるべきは「独立宣言しても」

・中国は侵攻しない
・台湾住民は支持してくれる
・欧米諸国も応援してくれる

などと勘違いし「図に乗った蔡英文」が独立宣言に暴走する危険性でしょう。蔡が「独立宣言」を強行した場合、中国が「軍事侵攻」に動く危険性は当然否定できません。


伝説の投資マンガ「インベスターZ」、中国進出の成算: 日本経済新聞
 「伝説」云々という煽り文句はひとまずどうでもいい。俺的に重要なのは「ドラえもん名探偵コナンの中国進出」などで「以前からわかってる話」ですが「日本漫画界」にとって中国が重要な市場だという事実です。


◆I浜Y子のツイート

I浜Y子
 北京オリンピック聖火リレーを知らない方のために「聖火リレー黒歴史」というエントリー書きました。

 俺のような「アンチ」がリンクを張ると発狂して「強制プライベートモード」をはてなに申請するのがI浜なのでリンクは張りません。
 なお「北京五輪」云々という文で解るように「聖火リレー黒歴史」といったところで「北京五輪に悪口するだけ」であって、

オリンピック聖火 - Wikipedia参照
・そもそも聖火リレーは1936年ベルリン五輪(当時は勿論ナチス政権)で始まったのであり、五輪開始当初からあるわけではない
・ナチが国威発揚のために始めたものを今も続けていいのか?

という話は勿論されません。

*1:以前も指摘しましたが「中国共産党」でない点に注目しましょう。どう見ても三浦らウヨの物言いは「中国共産党批判」という「甘いものではない(おそらく中国人に対するヘイトスピーチ)」でしょう。