「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年11/6日:荒木和博の巻)

チャンネルAJER 富田安紀子さん: 荒木和博BLOG
 13分38秒の動画です。富田も最大のヒット作として

富田安紀子 - Wikipedia
 1996年から1999年まで、ビジネスジャンプ*1集英社)に連載されて全8巻で完結した「ほっといてよ!ママ」(富田安紀良(とみた・あきら)名義)は2000年から2002年にかけてTBSテレビ『愛の劇場』で「ママまっしぐら!」のタイトルでドラマ化された

と言うのが一応ある*2のに、今や「荒木と交遊するウヨ漫画家(勿論、売れてない)」とは随分と落ちぶれたもんです。
 「売れないから右翼化する」のか、「右翼化するから売れなくなる」のかはともかく、富田の現状は見るに堪えません。
 ちなみに「富田安紀子」でググると、現在、ヒットするのは

義眼のパーカッショニスト富田安紀子さん「病気には甘えない」|日刊ゲンダイヘルスケア

ということで「同姓同名の別人」である「義眼のパーカッショニスト富田安紀子さん」ばかりです。「漫画家としての富田」が「完全にオワコン」であることがうかがえます。
 ちなみに「くだらねえなあ」と思いながら動画を見ましたが、富田の夫「高岩ヨシヒロ(富田以上に無名で売れてない)」も漫画家で二人とも「こち亀」で知られる秋本治のアシスタント上がりだそうです。つまりは「職場結婚(?)」のようです。


北朝鮮の反撃と日本国民の反撃(R3.11.6): 荒木和博BLOG
 5分50秒の動画です。

 認定しないのは「一人でも間違っていたら北朝鮮の反撃を食らう」ということ。でも認定しないでいて見捨てることになったらどうするのでしょう。

という動画説明文だけで見る気が失せます。
 「特定失踪者については北朝鮮拉致と認定する証拠がないから拉致認定できない(日本政府)」について「拉致だったらどうするのか(荒木)」なんてのはまともな反論ではない。むしろ「自発的失踪であれ、事故であれ、犯罪被害であれ、北朝鮮拉致でなかったら、荒木はどうするのか?」でしょう。実際「国内で40人以上も特定失踪者が発見されて、すべて北朝鮮と何一つ関係ない」わけです。
 勿論、荒木は今まで「人間、誰しも間違いはある」「あなた方は間違いをしたことが一度も無いのか」「こんなことは大した間違いではない」「我々が騒いだから特定失踪者は国内で見つかったのだ。騒がなければ見つからなかった」などと言って居直るのだから呆れますが。
 そもそも既に「国内で40人以上も特定失踪者が発見されて、すべて北朝鮮と何一つ関係ない」「その結果、北朝鮮の反撃を食らう以前に、蓮池透氏の不信を招き、蓮池氏から荒木らが『信用できない』と批判されてる(その結果、蓮池氏を逆恨みした荒木ら救う会が家族会を唆し、蓮池氏を除名させる)」のによくもふざけたことがいえたもんです。
 荒木は「特定失踪者なんて本当に拉致なのか。国内で何人も発見されてるではないか!」という「蓮池氏の批判」をどう思ってるのか。蓮池氏を「利敵行為をしている」「北朝鮮を利している」と誹謗する気なのか。それにしても「特定失踪者なんて本当に拉致なのか!」と批判した蓮池氏を追放し、荒木をかばう家族会には心底呆れます。家族会の連中は、どこまで馬鹿でくずなのか。
 特に酷いのが

【1】足立区女性教師殺人事件 - Wikipedia
【2】
 荒木が『山本美保さん失踪事件の謎を追う:拉致問題の闇 』(2012年、草思社)という『警察誹謗中傷のデマ本』まで書いた「山本美保さんの特定失踪者認定」
→後に警察によって、国内で遺体が発見された(事件性はなく、事故死か自殺とみられる)。しかし、遺体の腐乱がひどく、肉眼では確認できず、DNA鑑定での判断だったことから荒木は『警察の故意の鑑定捏造』『美保さんは北朝鮮で生きてる』と強弁し、警察を誹謗中傷

です。荒木の特定失踪者認定は「女性教師殺害事件」では「殺人事件の犯人追及に完全に逆行」しています。
 「遺体を埋めた自宅が区画整理の対象となり、掘り起こされることとなった→逃げ切れずに犯人が自首」という展開になったから良かったものの、そうでなかったら「遺体は今も発見されずに、荒木に政治利用されていたのか?」と思うと「ぞっとします」。
 以前も別記事で書きましたが荒木の言う「特定失踪者は北朝鮮拉致」とは

◆1985年の日航機墜落は『1971年の全日空機雫石衝突事故』のような自衛隊接触事故の疑いがある
 「マジかよ!。そんな陰謀論あるのかよ!。あの事故は、『ボーイングの修理ミスによる圧力隔壁の破壊』が事故原因の通説*3だろ(小峠英二のツッコミ風に)」と思う方もいるでしょうがマジです。
 例えば

紙屋研究所池田昌昭『JAL123便 墜落「事故」真相解明』文芸社、1998年)
 最近、新たな見解や推論が次々と出ている。
 本書は、そのなかの一つなのだが、残念ながらキワモノのたぐい、いわゆる「トンデモ本」の一つになってしまっていると思う。
 筆者は、最初に垂直尾翼の破損があったとふんでおり、それは圧力隔壁の金属疲労などではなく、自衛隊の訓練標的機ファイヤー・ビー(無人のリモコン操縦)が近くを飛んでいて、それがあたったのではないか、とみている。
(以下略)

なんかがそうです(なお、紙屋氏はこの本を『トンデモ本』として批判的に紹介しており、賛同しているわけではない)。
 あるいは拙記事高世仁に突っ込む(2019年8/14分)(追記あり) - bogus-simotukareのブログで批判的に取り上げた
水島朝穂直言(2019年7月22日)34年間隠蔽されている「日航123便事件」、法廷へ――早大法学部シンポジウム(2019.7.22)
JAL123便墜落から34年―再検証を訴える遺族たち - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2019.8.13)もそうした陰謀論主張です(水島氏がこんな陰謀論に好意を示してることが実に残念です。高世が「友人だという水島氏」に調子をあわせて「陰謀論支持であるかのような口ぶり」であるのにも呆れます)。
 いずれにせよ荒木に限らず、『陰謀論を唱えるキチガイ』にはまともな常識は通用しません。しかし最近の若者は『1971年の雫石事故』どころか『1985年の日航機墜落』すら『生まれてないのでよく知りません』でしょう。何とも「月日の経つのは早い物だ」です。
◆1983年の『中川一郎の自殺』は自殺に見せかけた他殺。犯人は中川死後、代議士となった鈴木宗男(中川生前は、中川の秘書)

並の与太でしかありません。
 荒木だって、これらの陰謀論には賛同しないでしょうが、しかし「荒木流の詭弁」を使えばこうした陰謀論主張をすることは十分可能であり、荒木にはこうした陰謀論を批判する資格はかけらもありません。

*1:1985年に創刊。2011年に休刊。2011年に創刊された「グランドジャンプ」が後継雑誌とされる。(ビジネスジャンプ - Wikipedia参照)

*2:とはいえ富田作品はこれ以外は無名作品ばかりですが。

*3:とはいえ、刑事責任、民事責任追及を恐れたボーイングが露骨に「真相解明に後ろ向き」で、米国政府もそんな「米国企業」ボーイングに「同調的」だったので「事故原因の調査には限界があったこと」は確かです。