珍右翼・高世仁に突っ込む(2021年11/9日分)

ネオニコ系農薬は「予防原則」で規制を - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 記事タイトルの「ネオニコチノイド系の農薬問題」については無知ですが、高世が言うようにEUで規制強化がされてるのであれば、日本でも規制強化すべきではないか。
 なお、高世が紹介するのはTBS『報道特集』ですが『ネオニコチノイド』でググったところ
赤旗ネオニコチノイド 新型殺虫剤で野鳥減/オランダチーム調べ/科学誌『ネイチャー』掲載2014.7.10
ミツバチの精子が減少 ネオニコチノイド農薬 - サッと見ニュース - 産経フォト2016.12.25
ミツバチ減少の原因?“効果抜群”の農薬禁止 EU|テレ朝news-テレビ朝日のニュースサイト2018.4.28
身近に広がる除草剤や殺虫剤 欧米では規制が強まるが…:朝日新聞デジタル2019.8.22
赤トンボやミツバチの異変の陰に「ネオニコ」 | 環境と健康の深い関係 | 遠山千春 | 毎日新聞「医療プレミア」2019.10.11
宍道湖のウナギ激減、ネオニコ系農薬が原因か 米科学誌:朝日新聞デジタル2019.11.1
鳥や魚の生態乱す「ネオニコ」 人体からも | 環境と健康の深い関係 | 遠山千春 | 毎日新聞「医療プレミア」2019.11.21
ネオニコ系農薬 生態系に影響か | 医療プレミア特集 | 毎日新聞「医療プレミア」2019.12.17
殺虫剤「ネオニコ」 国の安全基準の信頼性は | 環境と健康の深い関係 | 遠山千春 | 毎日新聞「医療プレミア」2019.12.25
農薬の子供への影響調査 EUは重視、日本は無視 | 環境と健康の深い関係 | 遠山千春 | 毎日新聞「医療プレミア」2020.2.21
ネオニコチノイド系農薬、低濃度でもハチの神経に影響か:朝日新聞デジタル2020.7.31
ネオニコ系農薬、八郎湖で高濃度検出 生態系影響に懸念:朝日新聞デジタル2021.6.15
等の記事がヒットしました。それなりに注目されてる問題のようです。

 きのうの朝日新聞朝刊1面の見出しに愕然となった。
 「自民過半数大幅超『よかった』47%」
(中略)
 来夏の参院選で、野党が候補者の一本化を「進めるべきだ」は27%、「そうは思わない」が51%。立憲と共産が安全保障政策などで主張の異なるまま、選挙協力することには「問題だ」が54%も!「そうは思わない」31%を上回った。立憲支持層で「問題だ」と答えたのが58%に上ったのも意外だった。
 維新の政党支持率が前回(10月19,20日)の3%から急増して9%と立憲に並んだが、これは「勝ち馬」に乗ったからか?

 小生も自民批判派、野党共闘支持者として「愕然」です。もちろん「野党共闘」にもいろいろ反省材料はあるでしょう。
 ただし一方で「この世論調査はどこまで信用できるのか」と疑念も持っています。
 勿論「野党共闘破壊を企む『反共』朝日が調査結果を捏造してる」つう陰謀論ではありません。
 「ボーガスは暴論でネット民を釣ろうとしている」「ボーガスは野党共闘支持なので世論調査結果を詭弁で否定しようとしてる」などと疑われるかもしれませんが「この調査結果はもしかしたら、あまり深刻に考えない方がいいかもしれない」と思っています。
 どういう意味か。高世が指摘する

維新の政党支持率が前回(10月19,20日)の3%から急増して9%と立憲に並んだが、これは「勝ち馬」に乗ったからか?

と言う面に注目したい。いくら何でも「3%が9%」は無茶苦茶でしょう。つまり、昔に比べ「最近の日本人には勝ち馬(例えば今回躍進した維新)に乗りたがる人間が多い」のではないか(俺だってできるなら、勝ち馬には乗りたいですが、とはいえ「勝ち馬なら何でもいい」と言うほど無節操ではありません)。
 その結果、維新の支持率が2週間で「3倍」という「はあ?」な結果が出た。
 であるのならば「野党共闘に否定的な意見」も「連合などが『野党共闘したから議席が減った』と言ってるからそうなんだろう。それ(野党共闘否定)が勝ち馬だから乗ろう」「負け馬には乗りたくない」という「自主性のない付和雷同の意見」の疑いが否定できないのではないか。
 従って、何らかの理由で「やっぱ野党共闘維持が勝ち馬だよね」などと簡単に意見が変わって「2週間後」には「野党共闘続けるべき」が過半数なんて笑えない事態すらあるのではないか。
 そういう意味では俺は「結果的には議席が減った」とはいえ「共産の議席増の可能性は最後までおそらくあったのではないか」「共産議席増予想は間違いとは言えないのではないか」と「共産支持者の願望込み」ですが思っています(勿論、大躍進ではなくて微増ですが)。つまり最近の選挙民(特に固定的な支持政党のない無党派)の意見というのは「俺にはおよそ信じられません」が「勝ち馬へのこだわり」もあって、とてつもなくいい加減でつかみ所が無い。
 俺みたいな人間からすれば「勝ち馬、負け馬」にそこまでこだわる神経というのは理解できませんが。
 まあ、この俺の「邪推」が仮に「間違いだ(実はそこまで付和雷同でもない)」としても、俺は「この世論調査を理由に野党共闘を辞めるべきだ」とは思いませんが。
 勿論「国民全員の回答」なので「そもそも野党共闘に否定的な自公や維新の支持者の回答も入ってる(当然、そんな人間の意見に従っても野党にとってメリットはない)」つう問題もありますが、仮に「立民支持層の大多数*1」が「共闘否定」でも俺は共闘は続けるべきだと思っています。
 まず第一に「世論調査は神ではない」。世論多数派だと言うことは「正しいことを何ら意味しない」わけです。
 第二に「第一とも関係しますが」世論は常に変わります。
 第三に「現状の立民の党勢」では野党共闘以外に小選挙区で勝利を重ね自民から政権奪還することは無理でしょう。
 小選挙区を無視して比例だけで政権が取れるかと言えばこれまた到底無理です。
 「小選挙区の多くの選挙区で自民に敗北してるが、比例の大多数(例えば9割5分)を立民でとったから政権交代」とかあり得る話ではない。

*1:共産支持層の大多数は逆に「野党共闘支持」のようですが。