今日の産経ニュース(2021年11/15日分)(副題:維新についていろいろ、他)

〈独自〉大阪府警に経済安保チーム 年内にも、全国初 - 産経ニュース
 維新らしいくだらなさですね。連中にとっては「中身」ではなく、「全国初」、つまり「話題性」が大事なわけです。
 「日本初のノーベル賞受賞者湯川秀樹)」「日本初の国政政党での女性党首(土井たか子社会党委員長)」などならともかく「こんなことが初で何の意味があるのか?」と思いますね。


三浦瑠麗さんに賠償命令 ツイートで「離婚訴訟中」 - 産経ニュース
 賠償金が安すぎると思いますがそれはともかく。過去の「スリーパーセル」のデマといい、いい加減、テレビ局もこんな人間を使うのは辞めたらどうなのか。出版社もこんな人間の著書*1を出し続けていいのか。


千葉・八街児童5人死傷事故の被害者家族一同「強い憤り覚えた」 - 産経ニュース
 「事故以前から常習的に飲酒運転していた」というのでは憤激はするでしょう。もはや完全なアル中ですね。


【産経・FNN合同世論調査】「若さ」が目立つ維新支持層 3分の2が50代以下 - 産経ニュース
 これが事実だとして、若者が「右傾化してる」つうことなんですかね?。なお、「若者の維新に対する誤解」はあり得るでしょうが、維新の政策が取り立てて「若者向け」ということもないと思います。


【産経・FNN合同世論調査】第2次岸田内閣支持率63% 維新、立民上回る11% - 産経ニュース
 「岸田の何を支持するのか」とげんなりしますが、1)コロナが小康状態(ただし、第六波が12月に来ることが危惧されている)、2)今のところ、岸田が具体的な施策をできるだけ出さずに曖昧にごまかしてる、3)衆院選結果のご祝儀(自民が議席を若干減らしたものの、立民が議席を増やせず、自民多数議席を確保した)つう面が大きいのでしょう。 
 「今後は下がるだけ」と思いたいところです。
 

【産経・FNN合同世論調査】立・共共闘 共産支持層8割「続けた方がよい」 - 産経ニュース

 支持政党別では、立民支持層で「続けた方がよい」との答えが48・6%、「続けない方がよい」が48・3%と拮抗し、賛否が分かれた。一方、共産支持層では84・7%が「続けた方がよい」と回答し、「今後もさらに発展させたい」(志位氏)という党方針と一致した。

 つまりは「党勢オンリー」で考えても「野党共闘は続けた方がいい」ということですね。
 共産支持層の8割が「(もちろん今回の敗戦などを教訓とした改善は必要だが)野党共闘は続けるべき」とし、立民で「拮抗」ということは「続けないことによる支持者の離反」のリスクが高いと言うことですから。


維新躍進も難題 「ポスト松井」不在と「内紛」懸念 - 産経ニュース

 「実績への評価ではなくあくまで期待値だ。気を引き締めて頑張りたい」。
 維新の馬場伸幸幹事長は15日、世論調査結果について周囲にこう語った。

 維新の支持率が突如「3%→11%」となり「立民9%」を超えて野党で最大とは「日本人はアホか(正直、アホだと思います)」とげんなりですが、とはいえ、
1)それでも11%にすぎない
2)期待値*2であり、今後急激に下がる可能性がある
ことは維新側もわかってるわけです。そこで維新も必死に「文書通信交通費の寄付」などのパフォーマンスを始めてるわけですが、維新批判派としては「維新に油断せず、ただし軽挙妄動せず」といったところでしょうか。地道に維新批判することで支持率低下を目指すべきであり「一発逆転」のような博打はすべきではない。しかし松井が「任期満了での代表辞任」を表明したことは意外ですね。松井が続けようとやめようと知ったことではありませんが、「続けられるだけ続ける」のかと思っていました。まあ、代表任期満了直前になったら「代わりがいない」と周囲が引き留め、それに松井が応じるという茶番劇かもしれませんが。


松井代表「永田町は世間の非常識」 10月文通費寄付へ - 産経ニュース
 維新らしい人気取り、ポピュリズムです。「一応、使用用途が決められてる上に、それほどの高額でもない文書通信交通費(あまりにも無茶苦茶な使い方はさすがにできない)よりつかみ金で巨額の政党助成金(基本的に何にでも使える)の方がよほど問題だ。寄付するなら政党助成金を寄付しろ*3」と思いますがそれはさておき。
 維新の思惑が『既得権に切り込む俺かっこいい』『他の政党とは違う』という人気取りアピールであり、それに影響され「維新支持」を表明する人間が出る恐れを考えれば、共産党などは早急に「反論する」なり「賛同する」なりすべきでしょう。
 勿論「文書通信交通費は現状、全く高くない」のであればはっきりそう反論すべきです。維新の行為で「必要金額が不当に削減される」のでは話になりません。
 一方で「維新の批判が正しく、現状が高すぎる」のであれば、維新を「この件に限っては支持すべき」でしょう。

【追記】

住友陽文*4
 それにしても吉村さんはなぜ9月30日(水)ではなく10月1日(木)に国会議員を辞職したのでしょうか(2015年のこと)。月末のキリのいい日に辞職する方が自然ですが、次の月に1日だけ踏み込んで辞職したのはなぜですか。不自然に感じますね。1日でも文通費手当の100万円が出ることはご存知でしたでしょう?

大石あきこ・れいわ新選組衆議院議員(大阪5区)
 吉村知事が衆議院議員を退職した2015年10月1日。10月の文通費100万円を受け取ったか、衆議院担当部署に問い合わせたら「100万円受け取った」「返金してない」との回答でした。
 吉村さんと維新はこの6年間、何をやってたんですか?
「やる気がないのに騒いでいるだけ」なのが明らかになりました。

 ということで「一日でも在籍すれば、日割り支給ではなく、全額100万円出ること」を理由に「9/30にやめればいいものを、10月の文書通信交通費100万円目当てに10/1にわざわざ吉村が議員辞職した」つう疑惑が浮上しました。慌てて吉村は「寄付する」といいだしたようですが、維新らしいでたらめさと言うべきでしょう。
 なお、上では『高いのなら維新の言う通り安くすべき』と書きましたが『現状維持で問題ないと思う』と意見を変更します。
 月額100万ということは「日割りで1日3万3000円程度」ですからね。まともに政治活動してれば文書交通費で「そのくらいは使う」のではないか。
 では吉村のような「途中辞任野郎」はどうするのかと言えば『97万返却(3万支給)』でいいでしょう。
 基本『途中辞任しないこと』を前提に最初に全額渡すが、途中辞任したら日割り支給にして差額は返してもらう。
 まあ、一般企業や役所でも通勤手当なんかはそういう扱いでしょう。全額渡すが、(病欠などで)出勤がない場合*5は日割りで返金させると。おそらく「3万しか支給されない」のなら吉村も「10/1辞任」ではなかったでしょう。「9/30辞任」か「知事選公示直前の10月某日にやめる(できる限り文通費をかすめ取る)」かどっちかだったでしょう。吉村は「そんなことはない」と強弁するでしょうが。

たつみコータロー 前参議院議員
 私的な「政治活動」に使えない文通費を、セルフ領収書で身内の他団体へ移し替え、政党支部などの政治活動や選挙費用、人件費に充てる等して(ボーガス注:違法の疑いの強い)目的外流用しているのが維新の会なのですよ。#維新に騙されるな

 こうした維新批判はどんどんやっていくべきですね。


公明も文通費寄付へ 消極姿勢から一転、軌道修正 - 産経ニュース
 自民といい公明といい維新のくだらない人気取りに追随とは全く呆れたアホ政党です。まあ、こんなことが「一部の人間に対しては人気取りになるらしい」ということに心底呆れますが。
 なお、「吉村のように途中辞任した際に日割りで返還(あるいは支給)する」のなら、ともかく「常に日割りで支給」など議員側も、支給する国側も不便なだけでしょう。俺の会社もそうですが、民間企業も役所も通常、通勤手当は「全額、事前支給(ただし、『欠勤が多い』など、場合によっては日割りで返還)」かと思います。

*1:三浦瑠麗 - Wikipediaによれば『シビリアンの戦争 :デモクラシーが攻撃的になるとき』(2012年、岩波書店)、『日本に絶望している人のための政治入門』(2015年、文春新書)、『「トランプ時代」の新世界秩序』(2017年、潮新書)、『あなたに伝えたい政治の話』(2018年、文春新書)、『日本の分断:私たちの民主主義の未来について』(2021年、文春新書)などの著書がある。

*2:維新なんぞに期待するバカの気が知れませんが

*3:勿論、維新は寄付しないわけですが。

*4:大阪府立大学教授。著書『皇国日本のデモクラシー』(2017年、有志舎)など

*5:もちろん有給休暇(有給の病気休暇を含む)をとってる場合は「出勤扱い」なので話が別ですが