「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年11/18日分:荒木和博の巻)

乗り鉄気分 千歳線快速エアポート: 荒木和博BLOG
乗り鉄気分 東京モノレール: 荒木和博BLOG
 拉致解決と何一つ関係ない上、荒木も認めてるように

 ただ車窓風景が流れるだけ

で、テレビ朝日世界の車窓から』などとは違い「ナレーションもBGMもない」のだから見る価値は全くない「つまらない、くだらないカス動画」です。荒木も「鉄道オタク」を自称するならもう少しまともな見るに堪える動画を作ったらどうなのか。


新しいポスター、パンフレット完成【調査会NEWS3527】(R3.11.17): 荒木和博BLOG
 ポスターやパンフの作成など「拉致被害者の日本帰国」とは全く関係ないのだから馬鹿馬鹿しい。


専守防衛と「ノーザン・リミット・ライン」【調査会NEWS3528】(R3.11.18): 荒木和博BLOG

 日本の国防の基本方針(?)である「専守防衛」がいかに国民の安全を脅かすものであるか、織田邦男*1元空将が今日の産経新聞正論欄に「専守防衛から『戦略守勢』へ転換を」と題して書かれています。

 「デマも大概にしろ」という話です。
 戦前日本が「専守防衛」なら米国は「日本に先制攻撃する意思はなかった」のだから太平洋戦争(対米戦争)は起こらず、「東京大空襲」「沖縄戦」「原爆投下」などの悲劇はなかった。
 当たり前ですが、専守防衛なら「真珠湾攻撃」はあり得ません。日本による奇襲攻撃「真珠湾攻撃」は「専守防衛」ではない。
 ソ連や米国が「専守防衛」なら「ソ連のアフガン侵攻」「米国のベトナム戦争イラク戦争」もなかったわけです(荒木はソ連の戦争はともかく、米国の戦争はすべて正当化する米国ポチ右翼かもしれませんが)。「ソ連のアフガン侵攻」「米国のベトナム戦争イラク戦争」を「正義の戦争」と正当化する人もあまりいないでしょう(俺も正当化しませんが)。
 あるいは

◆1874年
 台湾出兵(近代日本初の海外での戦争)
1884年
 甲申事変
 韓国に親日政権を樹立しようと画策するが清朝の軍事介入で挫折
◆1894~1895年
 日清戦争
◆1895年
 乙未戦争台湾征服戦争
◆1900年
 義和団事変鎮圧
◆1904~1905年
 日露戦争
◆1907~1909年
 韓国での義兵闘争鎮圧
◆1914~1917年
 第一次大戦参戦(日英同盟を口実。ドイツ植民地のパラオなどを攻撃し日本領とした)
◆1918~1922年
 シベリア出兵(ソ連打倒を目指したが挫折)
◆1927~1928年
 山東出兵
◆1931~1945年
 いわゆる日中15年戦争(1931年の満州事変(柳条湖事件)&満州国建国、1937年の盧溝橋事件、南京陥落など)
◆1939年
 ノモンハン事件ソ連との国境紛争)
◆1941~1945年
 太平洋戦争(米英相手の戦争)

ということで、海外で戦争しまくっていた戦前日本と違い、「ベトナム戦争などに出撃する在日米軍の後方支援」「自衛隊の国連PKO」などといった問題はありますが、戦後日本は「専守防衛」であるが故に自衛隊が海外で軍事行使することもなく、自衛官の戦死者も出ていないわけです。荒木らのデマと違い「専守防衛は国民の安全を守った」といっていいでしょう。
 そもそも、そんな話が荒木の建前である「拉致被害者の日本帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。
 それにしても田母神*2、織田と言った極右が「元自衛隊幹部」なのだからげんなりします。
 「自衛隊は極右の巣窟なのか」と背筋がぞっとします。

*1:小松基地司令、航空開発実験集団司令官、航空支援集団司令官など歴任(織田邦男 - Wikipedia参照)

*2:航空幕僚長。著書『新たなる日中戦争! 中国を屈服させる30の戦略』(2010年、徳間書店)、『日本はもっとほめられていい』(2012年、廣済堂新書)、『騙されるな日本! 領土、国益、私ならこう守る』(2012年、ベスト新書)、『だから日本は舐められる』(2012年、双葉新書)、『日本核武装計画』(2013年、祥伝社)、『なぜ朝日新聞はかくも安倍晋三を憎むのか』(2014年、飛鳥新社)、『中国にNOと言える日本』(2014年、徳間書店)、『「戦争ができる国」の真実』(2015年、ベスト新書)など