「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年11/27日分:荒木和博の巻)

協力者がいなければ拉致はできない(R3.11.27): 荒木和博BLOG
 6分25秒の動画ですが「いつも通り」見る価値は全くありません。馬鹿馬鹿しい。
 まず第一に「拉致に国内の協力者がいる」という荒木の主張に何の根拠もない。
 第二に百歩譲って、協力者がいたとしても今更、「誰が協力者かわかる」のか。わかりようがないわけです。荒木だって名前なんか挙げられはしません。
 第三に拉致被害者帰国において「協力者」云々なんかどうでもいい。蓮池夫妻ら五人の拉致被害者の帰国は「協力者の存在がわかった」から実現したのか。勿論違うわけです。荒木もいい加減「拉致被害者帰国」につながるまともな話をしたらどうなのか。


芳野友子連合会長面会要請【調査会NEWS3531】(R3.11.27): 荒木和博BLOG
労働組合と拉致問題(R3.11.26): 荒木和博BLOG(6分32秒の動画)

 労働組合と拉致問題(R3.11.26): 荒木和博BLOGは6分32秒の動画で、芳野友子連合会長面会要請【調査会NEWS3531】(R3.11.27): 荒木和博BLOGとほぼ同内容ですが「いつも通り」見る価値は全くありません。
1)「連合会長」芳野が「旧民社、旧同盟系の右翼労組JAM(旧称はゼンキン連合*1)」出身で
2)荒木が元民社党職員とはいえ、 
芳野もよくもまあ、荒木のようなデマ右翼と面会し「特定失踪者関係での署名活動での協力」なんてできるもんです。
 一方で、芳野は反共主義から共産党をいたずらに敵視し「野党共闘破壊」を画策してるのだから「芳野」&「芳野を幹部とする連合やJAM」には心底呆れます。あまり馬鹿なことばかりやってると、連合やJAMも世間から見捨てられるんじゃないか。
 マスコミ報道を信じれば芳野は「日本のナショナルセンターでは初の女性会長」だそうですが「初の女性都知事・小池」「初の女性大阪府知事・太田」みたいなもんで俺的には何ら評価に値しません。
 「主要政党としては、初の女性党首」「初の女性衆院議長」土井たか子などは評価に値すると思いますが。
 なお、荒木も労働組合と拉致問題(R3.11.26): 荒木和博BLOGではUAゼンセンの名前しか出してないので「全労連共産党系)」「全労協社民党系)」「連合系でも左派の日教組自治労」は勿論、「『労働貴族』『ダラ幹*2』の典型として悪名高い塩路一郎のような人間を生み出した自動車総連」「芳野の出身母体・JAM」のような右翼労組ですら「荒木の署名活動」には好意的ではないのでしょう。UAゼンセン以外はほとんど非協力的なのでしょう。
 まあ、今更署名なんか何の意味もありませんからね。

【参考:塩路一郎】

塩路一郎 - Wikipedia
 1927~2013年。1953年、日産自動車に入社。塩路は第二組合の幹部として、第一組合の切り崩しの先頭に立ち、名前を売る。
 1961年、日産自動車労組組合長、1962年、自動車労連(現在の自動車総連)会長、1964年、同盟副会長に就任。川又克二*3社長と親密な関係を保ちながら、日産に労使協調路線を定着させていった。
 1972年、自動車総連を結成し会長に就任。1982年に全民労協(全日本民間労働組合協議会:連合の前身)の副議長に就任。この頃の彼は日産自動車社内で「塩路天皇」の異名を取る権勢をふるい、専用車はプレジデント、品川区に7LDKの自宅、自家用ヨットを所有し、「労組幹部が銀座で酒を飲み、ヨットで遊んで何が悪いか」とうそぶく、まさに「労働貴族」の名に相応しい権勢振りであった。
 1975年の東京都知事選挙(現職の美濃部が三選)では自民党公認候補の石原慎太郎*4の参謀四人衆の一人(他の三人は劇団四季創立者浅利慶太*5ウシオ電機創業者の牛尾治朗*6、政治評論家の飯島清*7)として選挙運動を指揮した。
 1977年に社長に就任した石原俊*8は、積極的に海外進出を進めていった。その一環として、英国への工場建設を計画したところ、塩路は猛反対し、「強行したら生産ラインを止める」と迫った。これを機に、経営陣との関係が険悪化。その後、女性スキャンダルが暴露され、長年、塩路体制下で不満を鬱積させていた職制組合員からの突き上げを受け、1986年2月に一切の役職を辞任し、引退した。1987年には定年退職したが、かつての影響力は失われていた。
 2012年、回想録『日産自動車の盛衰:自動車労連会長の証言』(緑風出版)を発表。

 塩路はあまりにもひどいですが、ここまでひどくなくても、この種の「右寄りの連中」が同盟(現在の連合)の幹部ですからね。芳野もその一人の訳です。


【参考:芳野知子】

「美人会長楽しみ」発言の市長が謝罪、連合の芳野友子会長「容姿に触れるのは許されない」 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン2021.10.29
 全国市長会長を務める福島県相馬市の立谷秀清*9市長が、連合の芳野友子会長について「今度の美人会長も楽しみにしている」などと発言し、29日に謝罪したことがわかった。連合福島の今野泰会長が福島市で開いた記者会見で明らかにした。県内を訪れていた芳野会長も同席し「容姿に触れるのは今の世の中では許されない」と話した。
 立谷氏は、28日に福島市で開かれた連合福島の定期大会であいさつし、「未婚の最大の原因は女性が結婚しようとしない、女性にとっての結婚相手の年収が最大の問題だ」とも述べていた。29日に立谷氏から連合福島に「軽率だった。配慮が足りなかった」と謝罪があったという。立谷氏は29日夜に相馬市で開かれた集会でも、同席した男性政治家について「ハンサムな方だ」と発言した。

 「アホやなあ(失笑)」ですね。
 ただしこの市長は多分

・「立派な人だが顔は不細工」といって批判されるのならわかる。なんで容貌を褒めて批判されるのか?
・何が悪いのかさっぱりわからないが、とりあえず謝っておこう。森元首相のように袋だたきにされてはかなわない

と思っていて「渋々謝罪」じゃないか。
 勿論問題は
1)男性会長の場合「イケメン」「美男子」というのか。言わないんじゃないか。女性だけなぜ容姿を問題にするのか?
2)そもそも「俳優やモデル」といった職業ならともかく労組活動家の評価に「容貌は関係ない」つう話です。
 しかもそれだけではなく別の場所では「未婚増加の理由は女性ガー」「男性の年収がー」では「女性がすべて悪いのか」「男性が安月給でも不満を言わず結婚しろ、最近の若い女性はわがままだ、つうネガキャンか?」つう反発もあったでしょうから「おいおい」ですね。

*1:当初、UAゼンセン出身と勘違いしてそう書いていましたが修正しました

*2:堕落した労組幹部、だらけた労組幹部の略。どうでもいい話ですが、「アラカン嵐寛寿郎のあだ名)」をもじって生まれた言葉なのかなと個人的には思っています。

*3:1905~1986年。日産自動車社長、会長、日本自動車工業会会長、経団連経済団体連合会)副会長、日経連(日本経営者団体連盟)副会長など歴任

*4:福田内閣環境庁長官、竹下内閣運輸相、都知事、維新の会共同代表、次世代の党最高顧問など歴任

*5:勿論、浅利が一番、親密な関係にあったのは中曽根元首相でしょうが。

*6:中曽根と親密な関係にあり、中曽根政権下で第二次臨時行政調査会委員、政府税制調査会委員を務めている。そのため、リクルート事件ではリクルートから未公開株譲渡を受け、一時、経済同友会副代表幹事などの公職を辞任している(牛尾治朗 - Wikipedia参照)

*7:中曽根と親密な関係にあり、中曽根政権下で政府税調(税制調査会)委員を務めている。そのため、リクルート事件ではリクルートから未公開株譲渡を受け、税調委員を辞任。TBS「日曜放談」など、ほぼ全てのメディアから一時降板となる。(飯島清 - Wikipedia参照)

*8:1912~2003年。日産自動車社長、会長、日本自動車工業会会長、経済同友会代表幹事など歴任

*9:医療法人理事長(医師)。福島県議を経て相馬市長(立谷秀淸 - Wikipedia参照)