首相「媚中派と言われ不本意」 岸田派元議員に語る - 産経ニュース
せめて岸田本人が言ったらどうなのか。
「中国の猛反発」などで、後々トラブルになった時に「誤解があった、首相に迷惑をかけた(大西元議員)」で岸田は逃げる気かと疑いたくなりますね。
何せ、大西氏(岸田派所属。大阪選出で、今回は維新に敗北し比例復活もできず)はその立場上「現役議員」ではない上「菅内閣で防衛大臣政務官」程度の小物議員(?)で弱い立場です。
落選議員でも「党三役、大臣経験者で派閥ボスの山崎拓*1、石原伸晃*2」などとは訳が違う。
勿論、岸田派には現役議員もたくさんいる上に「その現役の岸田派議員の一人=林*3外相」なのになんで元議員がこんなことをわざわざ言うのか。「岸田のごり押し、強要」と疑うのは俺だけではないでしょう。もし「この俺の邪推」が正しいならやり口が下劣で陰険にもほどがあります。
【主張】独新政権発足へ 中国偏重から転換を急げ - 産経ニュース
メルケル政権(キリスト教民主同盟)が「中国ビジネス」を重視して産経が期待するほどの「反中国」でなかったところ、キリスト教民主同盟が下野して、新政権が発足。新政権のうち「緑の党」が「人権を理由に中国への厳しい言動を野党時代にしていたこと」から「反中国路線採用」を期待する産経ですが果たしてそうなるかどうか。
何せ、新政権は「社民党、緑の党、自民党」の三党連立。このうち最大議席は、社民党であり、社民党は長く「メルケル政権の政権与党」でした。「緑の党」の野党時代の言動に配慮して「多少、中国への態度が厳しくなる」としても、落とし所は考えるでしょう。ドイツにとって中国市場は勿論重要だからです。まあ「中国市場がどうでもいい国」なんてほとんどないでしょうが。
産経も
独自動車大手フォルクスワーゲンが利益の4割を中国市場からあげる
と書くようにメルケルも「中国ビジネス」を重視しただけで、別に「イデオロギー的共感」から中国に融和的だったわけではない。
安倍晋三元首相の中国に関する誤った発言に中国外交部が厳正な申し入れ--人民網日本語版--人民日報
台湾問題と安倍晋三「妄言」|コラム|21世紀の日本と国際社会 浅井基文のページ
安倍が
◆元首相
◆現首相・岸田は安倍の元部下(第二次、第三次安倍内閣外相)
◆岸防衛相(安倍派所属)の実兄
◆安倍派ボス(衆院議長に就任した細田氏から派閥を継承)
→従って「建前上は」安倍派所属の「福田総務会長(福田康夫元首相の子ども)」「松野官房長官(第三次安倍内閣で文科相)」「萩生田経産相(第四次安倍内閣で文科相)」の親分ではある
ということで「ダメ出しした中国」ですが、一応安倍が「有力政治家」扱いなので「何も言わないわけに行かない」のでダメ出ししただけで、内心は「安倍ごときに何ができるか」と思ってるのではないか。
安倍元首相 “中国の台湾への軍事的冒険は経済的自殺への道” | 中国・台湾 | NHKニュース
台湾が「現状維持にとどまり」独立宣言しない限り「そんな冒険はするわけもない」ので馬鹿馬鹿しい。というか首相在任中は、日中関係に配慮してこうした発言を自重してきた男が「首相を辞めるや」言い出すのだから呆れます。責任ある地位(首相)にあると中国批判ができず、無責任な立場になると中国批判ってどんだけでたらめなのか。
台湾有事なら「恐ろしい結果」 現状変更企てと中国非難―米長官:時事ドットコム
台湾が「現状維持にとどまり」独立宣言しない限り「そんな冒険はするわけもない」ので馬鹿馬鹿しい。
問題はそもそも1)台湾独立を画策していると疑われる蔡英文の言動と2)蔡の言動を容認していると疑われるブリンケン国務長官ら米国高官の言動にあります。中国があくまでも「蔡が独立を画策し、それを米国が応援するならこちらにも考えがある(『従来通り、現状維持にとどまるなら友好関係構築に努める』と暗に言っている)」としており、「ここ数年の間に何が何でも台湾を統一する」などとは主張していない点に注意する必要があります。
【主張】民主主義サミット 台湾を守る意義は大きい(1/2ページ) - 産経ニュース
招待の有無で、敵・味方を色分けすることのないよう注意も必要だ。
といったところでバイデン政権が「呼ばなかった国(例:中国)」を敵視してることは明白でしょう。
こんなことをしたところで民主化が進むわけもなく、単に「民主化」を口実に中国など特定の国を攻撃したがるバイデン政権の「野蛮性」が露呈されているだけでしょう(外交部「『民主主義サミット』は民主を操作し破壊する米国の真の姿を暴露」--人民網日本語版--人民日報参照)。