珍右翼・黒坂真に突っ込む(2021年12月5日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート
 日本共産党支援者の皆さん。ジェンダー平等の見地では、昔の日本共産党ハウスキーパー制度はどういう評価になりますか。
JCPサポーター阪南
 12月17日金曜日、わたなべ結さん*1をゲストに「ジェンダー平等」をテーマにしたトーク&交流イベントを行います

 そりゃ「女性差別的だった」ということになるでしょうね。いずれにせよ「戦前の一時期にのみ行われた特殊な制度(勿論現在行ってない)」をあげつらって今更何の意味があるのか。そもそも「黒坂とは違う」まともな人間なら「どんなトークイベントか詳しく教えて下さい」とリツイートしてもこんなあほなリツイートはしないでしょう

黒坂真
 吉岡正史さん。朝鮮人民軍の空軍は米軍戦闘機には敵わないから、金正恩は日本攻撃を簡単にはできないのです

 と言って吉岡氏の「日米安保廃棄論」に反論したつもりらしいですが、「自衛隊」だけでも反撃能力としては十分でしょう。
 そもそも在日米軍は「ベトナム戦争などでの海外出撃」でわかるように「日本防衛のためにあるわけではない」ですが。

黒坂真リツイート
 石川康宏先生。自衛隊が南西諸島に基地を作ると、なぜ緊張が激化するとお考えですか。
石川康*2
 軍拡で緊張を激化させるのでなく、緊張緩和策にこそ知恵をつかわねば。本当に危険な道。
北大東村議会に自衛隊の誘致求める意見書 提案へ|NHK 沖縄県のニュース

 「台湾(あるいは尖閣)有事」の際に「軍事対応をする」というアピールばかりして「日中間の友好関係構築」をなおざりにすれば、そりゃ「日中間の緊張は激化する」でしょう。
 しかし、この件で頭が痛いのは

【浅井基文ブログ】
バイデン政権下の米中関係基本構図
時代錯誤のバイデン政権の中国批判キャンペーン
中米外交当局間接触:堪忍袋の緒が切れた中国
アメリカ主催「デモクラシー・サミット」:ブリンケンの「蔡英文参加招請」発言
米中首脳電話会談
台湾駐米事務所の名称変更の動き:最悪事態を招く「火遊び」
AUKUS下の対豪原潜提供と核不拡散体制:中国の問題意識
米中外相会談:台湾問題
米中首脳オンライン会談:事実関係と中国側評価

なども指摘するように「中国との対立」の元凶は「自民党右翼議員」というよりも「バイデン政権だ」ということですね。
 その結果、「日本だけでなく」NATO諸国も米国に引きずられて、中国に対立姿勢をとるようになっている(この点は1)岸田政権を批判しないものの、韓国との対立を米国が煽ったりはしない、2)当然、NATO諸国も岸田政権に同調しない『日韓関係悪化』との大きな違いです)。
 なお「離島での自衛隊誘致派(勿論、誘致反対派も離島にはいますが)」についていえば、本気で「中国の侵攻がー」と思ってる人間はほとんどいないでしょう。
 「自衛隊員が居住することによる経済的利益」に期待しているだけでしょう。つまりは産業が乏しいと言うことですが。

*1:共産党準中央委員、大阪府委員会副委員長、大阪府委員会ジェンダー平等委員会責任者

*2:神戸女学院大学教授。全国革新懇代表世話人。著書『現代を探究する経済学』(2004年、新日本出版社)、『いまこそ、憲法どおりの日本をつくろう! 政治を変えるのは、あなたです。』(2007年、日本機関紙出版センター)、『覇権なき世界を求めて』(2008年、新日本出版社)、『人間の復興か、資本の論理か:3・11後の日本』(2011年、自治体研究社)、『マルクスのかじり方』(2011年、新日本出版社)、『橋下「日本維新の会」がやりたいこと:何のための国政進出?』(2012年、新日本出版社)、『「おこぼれ経済」という神話』(2014年、新日本出版社)、『社会のしくみのかじり方』(2015年、新日本出版社)など。個人サイトはげしく学び はげしく遊ぶ-石川康宏研究室石川康宏 - Wikipedia参照)