今日の中国ニュース(2021年12月8日分)

【中国点描】米台関係を占う住民投票 矢板明夫 - 産経ニュース
 「米国産豚肉反対派」は「反米」ではなく「豚肉に有害な添加物がー(無知なのでそうした主張の是非については意見保留です)」と言う話です。つまり過去の「狂牛病の恐怖があるから米国産牛肉輸入反対」のような話なので、「対米関係がー」という産経や蔡英文は話のすり替えにもほどがありますね。主張すべきは「添加物に問題は無い」などという話でしょうに。


「真実の歴史を直視してこそ未来を考えられる」 南京大虐殺東京証言集会--人民網日本語版--人民日報12.13
 我々は「忘れがち」ですが「12月13日」は南京陥落の日であり、「南京虐殺が始まった日」でもあるわけです。
 だからこういう記事が書かれる。被害者「中国」の方は被害の事実をそう簡単に忘れたりはしません。


浅井基文ブログ『中国共産党の「一国二制」と香港・台湾

 中国が台湾に対して呼びかけている内容を私なりのぶしつけな表現で表すと、"中華民国という看板と青天白日旗(国旗)という旗だけ降ろしてくれれば、後はすべて今までどおりで良い"ということになります。

 平たく言えばそういうことだと俺も思います。台湾が独立宣言(あるいは国連加盟申請などそれに準じる行為)をしない限り中国の侵攻はないでしょう。浅井先生も指摘していますが「馬英九時代」はここまで関係は悪くなく、馬時代を「中国にこびていた」と否定する蔡英文になってから関係が悪化したことを無視すべきではない。
 なお浅井先生も指摘していますが、「事実上の独立(コソボなど)」はともかく「国際法上の独立国(国連加盟が認められる)」は最近ではほとんど例がないといえ

◆2002年の東チモールインドネシアから独立)
◆2011年の南スーダンスーダンから独立)

が一応あります。中国が「東チモール南スーダンのような事態」を「それなりに恐れてる」が故に「牽制を強めてる」と見るべきでしょう(例えば最近のニカラグアの台湾との断交)。


北京五輪、閣僚派遣は見送りで調整 中国に配慮し室伏長官の派遣検討:朝日新聞デジタル
 報道が事実なら、獣には「私は卵から生まれないから獣の仲間だ」といい、鳥には「飛べるから鳥の仲間だ」といい、曖昧な態度でごまかしたというイソップ童話の「コウモリみたいな対応」ではあります。
 米国やウヨ支持層には「首相、官房長官、政務三役(外務三役、文科三役)や議員(党三役、外務や文科の大物族議員など)は送りません!」といい、中国には「室伏スポーツ庁長官を送るので納得してほしい。大臣よりは格が落ちるが、政府高官でメダリストだ」というと言う話でしょう。米国とも中国とも「もめる」ことは「日本にとってしづらい(双方とも重要な貿易相手国、しかも来年は日中国交正常化50周年)」ので仕方が無いですかね。これで「米中が渋々でも納得してくれれば」幸いです。この件では俺は「志位委員長の外交ボイコット論支持」には反対の立場です。
 俺の共産党支持理由は「九条擁護」「歴史修正主義南京事件否定論河野談話否定論など)批判」「日米安保廃止」「天皇制廃止」「消費税減税」などが理由であって「アンチ中国」ではありませんのでねえ。


台湾断交のニカラグア 米に反発か 中国資本で運河建設も - 産経ニュース
 オルテガ政権は「反米左派」なので「とっくの昔に台湾と断交してる」と勘違いしていましたが、そのあたりは「現実主義」でしょうね。
 「その判断が正しいかどうか」は議論の余地があるでしょうが「今断交することが、中国にニカラグアの存在を高く売れる(そしてその方が台湾と付き合うよりお得)」という判断なんでしょう。勿論中国側もニカラグアへの外交攻勢を強めていたのでしょうが。
 それにしても蔡英文政権になってからの「断交ドミノ」には「どれほど蔡は無能なのか」「それでも反中国に暴走するのか」と呆れますし、未だに蔡を支持する台湾住民にも心底呆れます。


仏「外交ボイコットせず」 スポーツ相、北京五輪 - 産経ニュース
 ということで「EU諸国すべてが米国同様に外交ボイコット」というわけでもなさそうです。「NATO脱退(後に復帰)」「中国と国交樹立」など、ドゴール時代から米国と一線を画してきたフランスらしいと言うべきでしょうか。岸田政権もフランスを見習って「外交ボイコットせず」と明言してほしいところです。


外交ボイコット「首相が適切に判断」と中谷人権担当補佐官 - 産経ニュース
 無役の時は勇ましく中国非難していたのに役職に就くや「首相の方針に従う」で黙りとは中谷も全くでたらめな男です。