「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/12日:島田洋一の巻)(追記あり:志位委員長の中国たたきに失望する)

【論点直言】外国人「住民投票」参加(島田洋一) : 島田洋一ブログ2 (Shimada Yoichi blog 2)
 呆れて二の句が継げません。何を根拠に「中国の投票干渉がー」というのか。そもそも「外交問題が関わる話」でもなければ、外国が地方住民選挙に投票干渉しようと思うこと自体があり得ない。
 例えば「大阪都構想住民投票(二度とも維新が敗北)」「愛知県の大村知事リコール運動(結局、失敗。しかも捏造署名が多数発覚)」などで「外国が干渉することがあり得る」のか。
 大体、ここで「外国一般」ではなく「中国がー」と言い出すのが異常です。


◆島田のツイート

北京五輪外交的ボイコットの是非 与野党で濃淡 - 産経ニュース
 高市氏を除く自民執行部はあいまいな発言が目立つ。茂木敏充幹事長は7日の記者会見で「コメントは控える。五輪が平和の祭典として開催されることを期待している」と述べた。
 公明党も踏み込んだ発信を控えており、山口那津男代表は7日の記者会見で「政府が判断すべきことだ。われわれから予断を与えるようなことは控える」と慎重に言葉を選んだ。
 共産党の田村智子政策委員長は10日の記者会見で「外交にかかわることであり、軽々にこの場でものを言うのは控えたい」と言及を避けた。

 で、「島田ツイートの引用は省略します」が、いつも通り「茂木外相」「山口代表」「田村政策委員長」に悪口する島田です(そもそも島田はこの件に関係なくアンチ公明、アンチ共産ですが)。
 なお、

◆自民、公明の幹部が外交ボイコット論に慎重な立場
◆「国民民主の玉木」「維新の馬場」「立民の泉」が無責任に「外交ボイコット賛同論」を放言する

のは予想の範囲内ですが、田村氏が「言及を避けた」のは俺的に意外でした。近年の日本共産党はかなり手厳しく中国批判なので「賛同するかも」と危惧していました。勿論、「日中友好重視」の俺的には田村発言支持の立場ですが。

【追記】
共産・志位氏が外交ボイコット要求 声明で中国批判 - 産経ニュース
中国に人権抑圧の是正と五輪憲章の遵守を求めよ│中国・台湾│日本共産党の政策│日本共産党中央委員会
 「やれやれ」ですね。田村発言で「共産党もいくらか、この件でまともになったか」と思いきや「がっかり」ですね。
 「維新、国民民主」といった右翼政党と中国たたきを競って何の意味があるのか。委員長の志位氏がこの件では「一番の困りもの」なんでしょうか。それとも俺みたいな「外交ボイコット反対」の「党支持者」の方がむしろ少ないのか?
 大体「外交ボイコットには反対」「当然、選手ボイコットしてほしいわけでは全くない」ですが、外交ボイコットなんて「中途半端」でしょうに。
 大体「なぜソチ冬季五輪では外交ボイコットを主張しなかったのか?(オバマはロシアの同性愛差別を理由に開会式を欠席しましたよ!。安倍首相(当時)は出席したし、あなた方共産党も当時、確か安倍を批判しなかったと思うのですが?)」と聞かれたら志位氏はどう答える気なのか。
 「うちの党は昔はともかく、今は国民世論でコロコロ変わる信念の全くない政党です。外交ボイコットが受けそうだからそう言うんです!」とでも恥ずかしいことを言うのか?。何せ「維新、国民、立民」が「ボイコット支持」してから「俺も俺も!」ですからね。みっともないことこの上ない。
 「そういう大衆迎合」から距離を置くのが「共産党の立場」ではなかったのか。そんな大衆迎合に走って「大衆迎合右翼政党」維新とどう対決していくつもりなのか。俺も「支持者だがしがらみはない」ので「間違ってる」と思えばこのように容赦なく志位執行部に悪口します。
 まあ、それでも「俺的には共産がベスト」なので今後も支持はしますし「月刊前衛(党機関誌)、月刊経済(党機関誌に準じる存在)」の紹介も今後もする予定ですが。
【追記終わり】

https://twitter.com/ProfShimada/status/1469812924856545282
島田洋一
 日英外相会談(外務省HPより)。相手の方が明らかに偉そうだ。

 別に「英国外相の方が偉そう」とも思いませんが「茂木外相の発言で彼を批判できない」あたりが滑稽です。

島田洋一
 親中共派や五輪利権派は必ず「ボイコットは効果がない」と言う。

 「ボイコットの是非」はともかく「モスクワ五輪ボイコット(まあ西側限定ではありますが)」が「ソ連のアフガン撤退」を実現しなかったことを考えれば「香港統治の改善」などといった短期的効果が無いことは確かです。
 少なくともそうした意味では「効果が無いこと」は認めるべきでしょう。
 なお、「効果があるかないかではなく、不正の側に立ちたくない」つう「あるべき論」や「五輪ボイコット以外の施策もセットで長期的には効果があると思う」つう立場、つまり「短期的効果は度外視する立場」に立てば話は別です。