今日の産経ニュース(2021年12/15日分)

教育改革で協議会設立へ 与野党幹部が参加 - 産経ニュース
 もちろん教育問題で共産や社民がこんな協議会に参加するわけもない。
 しかし「国民民主と維新」という「自民の二軍」「なんちゃって野党」の

 会長代行に日本維新の会馬場伸幸共同代表や国民民主党玉木雄一郎代表

という参加は「予想の範囲内」ですが

◆会長に自民党下村博文文部科学相
◆関係者によると安倍晋三元首相を顧問に迎え

なんて右翼団体

立憲民主党最高顧問のの野田佳彦元首相を顧問
◆会長代行には立憲民主党中川正春(野田内閣で文科相

だそうです。いつもながら俺的には「安倍と共闘して恥じないウヨの野田や中川がいる立民は全く信用できない」「共産支持、この道しかない」ですね。
 中川はツイートで

 立憲民主党の #憲法調査会総会を開催しました
 これからの立憲民主党憲法をしっかりと論じる#論憲 でいきます

なんてほざいてますしね。「論憲て公明党が昔から言ってたけど、つまりこれからの立民は中川君的には公明党と同じ方向性の訳ね?。それただの改憲やん?。野党共闘破壊やん。なめてんのか、手前」ですね。
 「極右政治家など支持できない(自民、公明、維新、国民民主は論外だが、菅直人元首相などリベラル派もいるとはいえ、ウヨの野田、中川、松原仁がいる時点で立民も問題外)」「ある程度、党勢がないとなあ(共産より党勢が弱い社民やれいわは問題外)」という選択肢だと「共産しか残らない」のは何ともかんともです。
 しかし「油断は禁物」とはいえ、「教育再生実行会議(安倍政権で設置)の廃止(菅政権)」を考えれば「果たして今安倍にどれほどの政治力があるか」は疑問符がつくのではないか。
 それにしてもこの立民の「すっとこどっこい」「へっぽこぶり」を見るに「むしろ立民が衆院選で敗戦して良かったんではないか?」とすら言いたくなります。正直、このままでは「共産、社民、れいわ、市民連合」が「立民を見捨てる日」もそう遠くないのではないか。


【産経抄】12月15日 - 産経ニュース

 漫画家の古谷三敏さんは戦時中、中国・渤海湾に面した街に暮らしていた。日本人小学校まで片道5時間もかかるというのに、中国共産党八路軍によって汽車がよく爆破された。 
▼『ボクの満州』は、戦後50年に当たる平成7年に刊行された。古谷さんのほか、赤塚不二夫さんやちばてつやさんら、大陸からの引き揚げ体験を持つ漫画家が、現地での思い出を文と絵でつづっている。内地の子供たちには想像もできないエピソードの数々である。
▼赤塚さんのアシスタントから一本立ちして、『ダメおやじ』や『ぐうたらママ』といった風刺が利いた家庭漫画で人気を博した。ただ赤塚さんは、古谷さんが本領を発揮するのは「うんちく漫画」だとみていた。好きな酒についての知識を極めるために、ワインやバーテンダーの学校に通った。
▼その成果を生かした漫画*1の連載が始まるのは昭和53年である。

 と言う上記の文章から「落ちまで紹介しなくても」想像がつくでしょうが、古谷三敏(1936年生まれ)が死去したそうです。BARレモン・ハート - Wikipediaがもう読めないのが残念ですが、まずはご冥福を祈ります。
 コメ欄でもご指摘がありますが、古谷の死は2か月弱死が伏せられていたのだから、立花隆もたぶん世間的には「過去の人」だったのだろう(外地・旧植民地で生まれたり育った人たちもどんどん亡くなっている) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が指摘する

(外地・旧植民地で生まれたり育った人たちもどんどん亡くなっている)

の一例でしょう。
 『ボクの満州』の共著者たちも「存命者(例:ちばてつや - Wikipedia
森田拳次 - Wikipedia(いずれも1939年生まれ))」もいますが

【名前順】
赤塚不二夫 - Wikipedia(1935~2008年)
上田トシコ - Wikipedia(1917~2008年)
高井研一郎 - Wikipedia(1937~2016年)
横山孝雄 - Wikipedia(1937~2019年)

と故人も多数います。


【知論考論】ソ連崩壊30年のロシア 勢い失うプーチン氏、国内で根強いスターリン「尊敬」 - 産経ニュース
 さすがに「2000年に大統領に就任」してから今年で21年ですからね。「2005年に首相に就任したドイツのメルケル」も今年で退任しました。全盛期に比べればプーチンの力も衰えてもおかしくない。
 とはいえ「反プーチン派(反体制派)」にも「プーチン(大統領兼安全保障会議議長)の部下たち(メドベージェフ安全保障会議副議長、統一ロシア党首(元首相、元大統領)など)」にも「プーチンに取って代わる人間」は今のところ見当たりません(最有力候補はメドベージェフかと思いますが)。
 そして「選挙による政権交代」であれ「ムバラク打倒のエジプト革命」のような形であれ、「プーチンが完全に失脚」するか、「脳梗塞で倒れ政治活動ができなくなった田中元首相」のように病気で倒れるかしない限り、つまり「プーチンが健康を維持した上で、プーチンの部下が後継になる限り」、彼は「いわゆる吉田学校(池田首相、佐藤首相)によって、首相退任後も一定の政治力を保持した吉田元首相」「実弟・佐藤首相、子分・福田赳夫首相、女婿・安倍晋太郎元外相らによって、首相退任後も一定の政治力を保持した岸元首相」のように大統領退任後も政治力を行使するでしょう。

*1:「好きな酒についての知識を極めるため」云々と言うことは、やはりBARレモン・ハート - Wikipedia のことか?(追記:コメ欄で指摘がありますが「昭和53年」というのは産経記者の勘違いのようです(レモンハートの連載開始は昭和60年)。なお「寄席芸人伝」なら「昭和53年」連載開始で正しい)