今日の産経ニュースほか(2021年12/16日分)

吉村知事 大阪市議の時も在職2日でボーナス・月給を316万円満額受給 | 文春オンライン
 どこまで下劣な税金泥棒かと心底呆れます。これのどこが「身を切る改革」なのか。


<独自>遠山元議員を近く在宅起訴へ 貸金業法違反「違法仲介で対価」 東京地検 - 産経ニュース
 本来公明党が党として「調査すべき話」なのに「議員辞職&離党(もう、よそ者、部外者だと言いたい?)」「検察の捜査」を口実に「何もしない」のだから心底呆れます。


連合が衆院選総括「野党共闘は共産社会実現の手段」 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げませんね。「閣外協力にとどまる」のに「どこが共産社会」なのか。
 連合執行部がバカなことを言えば言うほど「連合は所詮、大企業ホワイトカラー正社員の集まりで非正規の気持ちなど分からない。だから共産党との共闘を頑なに拒むのだ」と思われてむしろ「衰退する」と思いますけどね。「市民連合が典型」ですが、今や多くの「リベラル系の市民活動家」は「共産に一定の好意を持つ」反面、「ウヨ労組連合」には反感しかないでしょう。
 連合執行部が敵視してるのは明らかに「共産党限定」ではなく「共産党を含む左派、リベラル」であり「多くの市民運動も敵視していること」は見え透いているからです。
 十分な成果を上げたとは言いづらいものの、土井たか子社民党党首が党首時代に「辻元清美」「福島瑞穂(現在、社民党党首)」「保坂展人(現在、世田谷区長)」といった「非労組活動家」「市民運動出身者」の登用に努力したのも「芳野ら連合の市民団体敵視(にもかかわらず、市民団体と比べて連合にたいして集票力があるわけでもない)」にうんざりして「労組離れしたかったから」でしょう。


志位氏「根拠示せ」 共産批判の連合会長に不快感 - 産経ニュース

 芳野氏は産経新聞の単独インタビュー*1で、共産との共闘に反対する理由について「労働組合と共産が戦ってきた経緯がある。労組は職場の声を聞き、民主的手続きにのっとって機関決定し、運動を展開していくボトムアップ型だ。共産は指導部が決めたことを下におろしていくトップダウン型で、民主主義のわれわれと共産の考え方は真逆の方向を向いている」と答えた。

 芳野の嘘八百には心底呆れますね。「共産系の全労連」はもちろん「社民党系の全労協」だって「芳野ら執行部がウヨの連合」ほど共産を敵視してないでしょう。いや連合傘下労組ですら、共産を敵視してるのは「芳野ら旧同盟系、旧民社系の反共ウヨ連中(ただしそれが歴代の連合執行部ですが)」だけであり、「労組と共産が対立関係にある」などというのは「旧同盟系以外の労組をすべて無視しないと成り立たない暴論、デマ」です。大体その理屈ならば共産との共闘をすすめてきた市民連合は「上意下達の集団だ」とでもいうのか。
 そして芳野は「連合執行部が画策した希望の党謀略」を「連合執行部、上層部が勝手に決めて下に押しつけたわけではない」と強弁する気なのか。どうみても「希望の党」なんて連合執行部が密室談合で決めたことでしょう。「希望の党」なんて民主主義のかけらもない、あそこまででたらめなことをやってよくもまあ「連合はボトムアップ」などという嘘がほざけたもんです。
 そもそも旧同盟系と言えば「塩路一郎」という「労働貴族」「独裁者」として悪名高い御仁まで生み出していますが、芳野は塩路も「民主的活動家」と強弁するのか。はたまた「塩路は例外」というのか(日産自動車という大企業労組幹部の「所業」が「例外」の一言ですむ話ではないですが)。まあ基本的に芳野のような「旧同盟系」はよく言えば「労使協調主義」、悪く言えば「会社の手先、回し者」なので共産を敵視するのは「ある意味当然」だし連中が敵視してるのも勿論「共産党だけではない」。基本的には「大企業に批判的な団体、個人」を「労使協調主義の立場から敵視するのが連合」のわけです(傘下の労組はその点微妙ですが執行部は明らかにそういうウヨ連中です)。旧同盟系の芳野は共産だけでなく社民やれいわ、市民連合なども敵視してるでしょう(そもそも民社党が健在な時代は、民社党支持の旧同盟は公然と、当時の社会党と総評を敵視していたわけですし)。こういう人間を「労組活動家」と果たして呼べるのか。


森友、統計書き換え…立民、追及型に回帰 参院論戦 - 産経ニュース
 「追及型に回帰」も何も不正があれば追及するのは当たり前の話ですし「不正追及」は「政策提案」と矛盾する話でもない。
 そもそもこんなことを言う産経自体が「細川首相の佐川ヤミ献金疑惑」「鳩山首相故人献金疑惑」「小沢幹事長の西松疑惑」を当時野党の自民党と一緒になって「重大な疑惑」として追及していたのによくもふざけたことがいえたもんです。


【主張】建設統計の不正 政府の信頼損ねる行為だ - 産経ニュース
1)安倍政権時代の犯行であること
2)安倍政権下では「別の統計不正(厚労省関係)」「安倍の私利私欲による行政私物化疑惑(モリカケ、桜疑惑、安倍友『山口』のレイプもみ消し疑惑)」があること
を考えれば「国交官僚の不正」ではなく「安倍の命令による不正」の疑いも濃厚です。野党やマスコミによる徹底追及を望みたい。
 なお「予想の範囲内」ですが「自民党応援団」産経が「国交官僚の不正」で片付け「当時の安倍政権の命令による犯行ではないのか?」「仮に官僚の暴走だとしても安倍政権の管理監督責任は免れない」とは言わないで安倍や自民党をかばい、すべてを官僚の責任にするのは心底呆れます。どれほど安倍と自民党に甘いのか。

*1:そもそも「産経の単独インタビュー」と言うあたりが常軌を逸しています。