「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年12/16分:巣くう会集会の巻)

救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.12.20)拉致問題セミナー報告5

西岡力
 私たち家族会・救う会北朝鮮に対して2回、メッセージを出しました。
「全被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、国交正常化に反対しません。帰ってきた被害者から秘密を聞き出して反北朝鮮活動をしません」と。

 こういうのを「語るに落ちる」と言います。「国交正常化に反対」「帰ってきた被害者から秘密を聞き出して反北朝鮮活動」が救う会の本音の訳です。
 なおこのメッセージですが、「段階的帰国」を否定している点も問題ですし、「全被害者」に「特定失踪者」が入ってる点も、「拉致被害者の死亡を想定していない点」も問題です。
 特に「特定失踪者(国内で40人以上発見、そのほとんどが自発的失踪で、犯罪被害の場合も北朝鮮は全く関係ない)」なんてインチキを入れてる時点で「全被害者の即時一括帰国」なんか実現する訳がないのでお話になりません。最低限「全被害者=政府認定拉致被害者」に限定すべきです。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.12.20)拉致問題セミナー報告4

櫻井よしこ(コーディネーター、ジャーナリスト)

 桜井の肩書きに吹き出しました。そんなに「国家基本問題研究所理事長」と書きたくないのか。そんなに「右翼活動家」であることを隠蔽したいのか。

横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
 今日、全閣僚がブルーリボンバッジを付けてくださったことは大変嬉しいのですが、全国会議員にも付けていただきたいと思っています。また北朝鮮人権週間だけでなく、365日付けていただきたいのが正直な気持ちです。

 呆れて二の句が継げませんね。そんなことが拉致の解決と何の関係があるのか。
 なお、世の中には「オレンジリボン(児童虐待防止啓発)」「ゴールドリボン(小児がん啓発)」「シトラスリボン(新型コロナ感染者差別反対)」「パープルリボン(DV防止啓発)」「ピンクリボン乳がん検診啓発)」「レッドリボン(エイズ感染者差別反対)」などいろいろな「啓発リボン」があります(アウェアネス・リボン - Wikipedia参照)。
 しかし「全国会議員に365日つけてほしい」というバカがいるのは「拉致のブルーリボンだけ」でしょう。全くどれほど思い上がっているのか。多分「オレンジリボン(児童虐待防止啓発)やピンクリボン乳がん検診啓発)の方がブルーリボン(拉致)より重要だろ。全国にたくさんいる虐待被害児童や乳がん患者より、ずっと数が少ないお前ら拉致被害者家族の方が日本社会にとって重要だと思ってるのかよ?。どんだけ思い上がってるんだよ。出直してこいよ、手前!」と横田拓也に言ったらマジギレするんでしょうね。
 もしかしたらマジで「虐待被害児童や乳がん患者より我々拉致被害者家族の方が重要だ(横田拓也)」と言うかもしれない。

櫻井
 わが国の国会では、中国のウイグル人弾圧、香港弾圧、その他チベット、モンゴル等色々な民族への弾圧について、人権侵害をしているとの非難決議もできませんでした。

 「北朝鮮拉致と何の関係があるのか」ですね。何の関係もない。心底呆れます。しかもこういうときに出てくるのが「アウンサンスーチー元外相への懲役刑判決(ミャンマー)」等でなく「中国」云々である点は「予想の範囲内」ですが本当に呆れます。

 今、人権問題として拉致被害者のことについて私たちは話してしますが、アメリカ、ヨーロッパを初めこの人権という項目が非常に重要になってきています。

 桜井には「で、ウィシュマさん死亡事件についてはどう思うの?。『人権大好き』桜井さんなら当然入管を批判しますよね?」と言いたくなります。勿論「自民党の飼い犬・桜井」は入管を批判しないのでしょうが。桜井らウヨの言う人権とは「中国や北朝鮮という気に食わない相手を叩くための道具」にすぎず「ウィシュマさん死亡事件」のような「国内の人権侵害」には無関心なのだから心底呆れます。

西岡力救う会会長、モラロジー道徳教育財団教授)
 国連の安保理事会の決議があった時には制裁をかけることができた。だから例えば南アフリカアパルトヘイトというひどい人権侵害があった時に、日本は南アフリカに対して貿易を遮断しました。

 「国家基本問題研究所理事長」の肩書きを隠す桜井と違い、西岡が堂々と「モラロジー」の名前を書いてる点が興味深い。というのも「モラロジー」が「日本会議の構成団体の一つ=極右団体の一つ」であることは有名だからです。西岡は桜井と違い「自らの右翼性」を描くす気が無いようです。
 それはともかく西岡発言で重要なことは日本が嫌でも従わざるを得ない「安保理制裁」以外に日本は南アに「独自制裁を一切かけなかった」ということですね(一方、今、北朝鮮には、安保理制裁とは別に独自制裁をかけている)。
 なお、欧米は「安保理制裁」にとどまらず独自制裁もかけました。その結果日本は南アから「名誉白人称号」をもらい、国際社会から厳しく批判されることになります。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.12.17)拉致問題セミナー報告3

松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長、神奈川県議会議員
 「神奈川県が今やっている事業の中で〈アニメめぐみ〉が今どの程度見られているか」との質問に対し、拉致担当課長が「県立高校を初め関係高校で100%です」という話がありました(拍手)。去年まで96%だったのです。
「神奈川県でできる活動はあと何があるのか」と質問したら、拉致担当局長が手を挙げました。神奈川県には拉致の担当局長がいます。局長が答えたのは、「我々には外交力はありません。だから多くの方々に訴えることが私たちの活動です」と答えました。
12月12日は拉致問題の写真展を行います。そういう活動を神奈川県はやっています。

 「家族会、救う会拉致議連」の「三バカ」と神奈川県には呆れて二の句が継げませんね。
 「外務省のポスト」ならともかく何で県庁に「拉致担当局長ポスト」なんか設置するのか。
 「高校でのアニメ『めぐみ』上映」「拉致写真展」に拉致解決(拉致被害者帰国)という意味で何の意味があるのか。何の意味も無い。
 そもそも「特定の映画の上映」を自治体が高校に強要すること自体が異常です。
 例えば

沖縄戦
 今井正映画『ひめゆりの塔』(1953年版、または1982年版)など
◆原爆投下
 アニメ映画『はだしのゲン』(1983年)『はだしのゲン2』(1986年)
 今村昌平映画『黒い雨』(1989年)など
被差別部落問題
 今井正映画『橋のない川 第一部(1969年)、『橋のない川 第二部』(1970年)など

などの上映を「自治体が学校に強要する」のかといったらどこの自治体もしていないでしょう。拉致だけがこんな異常なことが通用している。しかも「横田めぐみだけ」をなんでそこまで特別扱いするのか。
 彼女以外の拉致被害者はどうでもいいのか。

小坪慎也(福岡県行橋市市議会議員、救う会福岡副代表)
 お手元に、「アニメ・ポスター・バッジ 3つの100%体制で 福岡・行橋市世論喚起を強化」という新聞記事がありますが、これが最近の実績です。3つの100というのは、ブルーリボンバッジの着用率が100%、アニメめぐみの視聴率が100%、小中学校、自治体でのポスター掲示が100%ということです。

 行橋市についても、「神奈川県同様」にそのバカさに心底呆れます。

 警視総監が今日からブルーリボンバッジを付けて下さっています。広島県警本部長も福岡県警本部長も付けています。

 そんなことに何の意味があるのか。まあ「安倍首相の命令で、安倍の友人『山口某』のレイプもみ消しを行った前科のある警察」です。拉致議連に恫喝されれば、つけてもおかしくない。

 私が、「アニメめぐみ」の上映をしてほしいと一般質問したところ、教育長から「(ボーガス注:在日朝鮮人児童への)いじめが起きるかもしれない*1」と異常な、そして公式の答弁をしてしまいました。私は救う会福岡の副代表ですが、福岡県知事にこの件で公開質問状を出しました。その後救う会、家族会も動いて、抗議の記者会見をする寸前までいきました。4年前のことです。
 しかし、拉致担当大臣、文科大臣からの言葉があり、さらに自民党政務調査会の事務局の木原先生にお願いして、地方で上映活動等ができるよう内閣府で予算を組んでいただくきました。そして行橋市は100%上映したのですが、これは内閣府における最初の事例になり、それがすべての公立校の生徒に見てほしい、感想文も書いてほしいとお願いしました。これが原因とは言いませんが、行橋市の教育長は辞職しました。その後1年くらい教育長不在のまま、教育部長がブルーリボンバッジ100%の答弁をしたのは、行橋市なりの覚悟で、申し訳ないという思いがあったと思います。先般12月4日に西岡会長と飯塚耕一郎さんが行橋市まで来てくださいまして、「県民のつどい」として拉致の勉強会をしました。

 呆れて二の句が継げませんし「恐怖」すら感じますね。「教育行政への不当な政治介入」を平然と自慢する。完全に気が狂っています。しかもそんなことが拉致の解決と何の関係があるのか。何の関係もない。
 「行橋市の教育長辞任」もおそらくは「田中均氏の外務省退官」と似たり寄ったりの話でしょう。「拉致問題」でこのように「異常なこと」が通用していることには絶句します。

 東京都議会でも小松政調会長が、代表質問で質問をしていただき、小池都知事から「幹部職員ブルーリボンバッジ100%」という答弁を得ています。
 大阪府議会では、西村眞悟先生のご子息が質問に立たれ、「幹部職員100%着用」となりました
 東大阪市では、一般質問で、「3つの100」の新聞記事を用いて、「4000人の幹部職員全部に用意する」と障碍者福祉施設の力を借りてブルーリボンを自作しました。
 福岡県では「アニメめぐみ」の上映マニュアルを教育指導要綱に入れることを決めました。那覇では質問に対し、知事がブルーリボンバッジを付けて質問に答えています。

 そんなことに「拉致解決」と言う意味で何の意味があるのか。何の意味も無い。しかも「ブルーリボンバッジ」が「政府(国)のバッジ」ならまだいい。「救う会」という民間団体のバッジを何でそこまで特別扱いするのか。
 「部落差別問題での解放同盟」「原爆問題での被団協」など他の民間団体でそんな特別扱いをされている団体があるのか(おそらくない)。しかも救う会は「解放同盟」「被団協」あるいは「拉致被害者家族会」と違って「支援者の団体」にすぎません。当事者ではない。
 それにしても「東大阪市では、障碍者福祉施設の力を借りてブルーリボンを自作」ねえ。維新の連中のやることなので「一般企業に頼むより障碍者福祉施設の方が安いから」つうふざけた理由ではないかと疑います。

熊谷美加(救う会佐賀事務局次長)
 教育現場での啓発活動の推進についてお話しします。平成28年には教職員対象の研修会を県内2会場で開催。平成29年には舞台劇「めぐみへの誓い」を上演、小中学生も観劇しました。また、この年佐賀県人権教育・啓発基本方針第二次改訂が行われるのを受け、パブリックコメントの提出を呼びかけ、拉致問題を人権教育の重点項目として明記しました。さらに、熊本県救う会熊本と協力し、副読本「とりもどしたい家族の絆―熊本県拉致被害者松木薫さん」を作成し、熊本県内すべての小中学生への配布を実現しました。
(中略) 
 拉致議連との協同プロジェクト「佐賀県拉致問題啓発リーフレット」の作成です。これは、小学校高学年、中高生を対象とし、補助教材として学校での活用を目指す物です。配布は来年4月より開始予定です。
 現在私たちは県民全体への啓発活動はもちろんですが、小中高校生への啓発に、より重点をおいています。それは、子どもたちにこそ拉致問題を見逃さない意識を持ってほしいと強く願っているからです。

 教育を「右翼の政治的道具」に使うのも大概にしろという話です。もちろん「拉致限定」でもこんな「教育への政治介入」は許されませんが、極右連中はこうした「政治介入の実績」を「拉致以外にも拡大しようと狙っている」であろうことは間違いないでしょう。大いに警戒が必要だと思います。俺はもはや「こんな不当な政治介入」に加担する拉致被害者家族会には「軽蔑」「嫌悪」「憎悪」「憤怒」といった「負の感情」しかありません。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.12.15)拉致問題セミナー報告2

 安倍元総理特別講演

 拉致問題を首相在任中に解決できなかった男を「家族会」がありがたがって特別講演とは心底呆れます。
 たとえば「北方領土の元島民」が安倍をありがたがって「安倍政権の対ロシア外交」なんて特別講演を依頼するのか。
 安倍も偉そうに「北方領土の返還は間近だ」「私のプーチンとの会談には大いに意味があった」などと放言するのか。
 そもそも依頼しないわけです。
 「家族会の講演依頼」も「安倍の拉致講演」もそのレベルに馬鹿馬鹿しい。

 拉致問題については、私も総理大臣時代に千回を超える首脳会談を行いましたが、すべて拉致問題について言っており、日本の立場に理解と支持を求めてきました。

 そんなことが拉致の解決に役立っているのかと言えば何一つ役立ってないわけです。

 ブリンケン国務長官も、サリバン大統領補佐官も、家族会と面会の時ブルーリボンバッジを付けていただき

 そんなことが拉致の解決に役立っているのかと言えば何一つ役立ってないわけです。

 1977年の話になりますが、この年の9月にダッカ日航機がテロリストにハイジャックされました。その時、収監されている仲間を釈放する要求がなされました。当時の日本政府は、福田総理が「人名は地球より重い」と言って解放する取引きに応じました。
 これは世界中から非難なさました。またその年の11月に同じことが起こり、西ドイツのルフトハンザ機がハイジャックされました。そ
れに対して西ドイツは特殊部隊を送り込んで、犯人を射殺して人質を解放しました。

 おいおいですね。強硬手段が執れるのならとってもいい。とれないからとらなかったわけです。西ドイツだって「いつも強硬手段」というわけでもないでしょう。むしろ、「福田首相のようなバーター取引」を、北朝鮮相手に行うことでしか拉致は解決しないのではないのか。
 それが「日朝国交正常化での経済支援」を約束した「金丸訪朝での三党合意」「小泉訪朝での日朝平壌宣言」でしょう。三党合意によって第18富士山丸船長が、平壌宣言によって5人の拉致被害者が帰国した(ただし、これらの合意、宣言は後に事実上、反故にされ、その結果の拉致敗戦ですが)。
 なお、安倍はなぜか「ダッカ事件」しか紹介しませんが、それ以前のよど号ハイジャック(佐藤政権)でも、クアラルンプール事件(三木政権)でも、犯人の要求に応じて「よど号グループの北朝鮮行き(佐藤政権)」「身代金支払いと囚人釈放(三木政権)」を認めています。安倍的には「全部否定されるべき物」なのか。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.12.13)拉致問題セミナー報告1

古屋圭司拉致議連会長、元拉致問題担当大臣衆議院議員
 私たちは、家族会・救う会とともに何度も訪米し、延べ100人以上の高官に面会してきました。

 そんなことが拉致の解決に役立っているのかと言えば何一つ役立ってないわけです。

 アメリカは軍隊を出してもアメリカ人を取り戻すという国です

 「イランアメリカ大使館人質事件」「ワームビア君の救出」は外交交渉であり、ここでの古屋発言は明らかなデマです。

 安倍総理の元でも、岸田総理の元でも、「拉致問題は最重要課題」です。

 「最重要課題」というお題目を述べてるだけでどう見ても最重要課題ではありません。

 若い世代の皆さんに啓発することも大事です。

 拉致問題は啓発で解決する問題ではない。外交交渉で解決する問題です。全く馬鹿馬鹿しい。

桜井よしこ
 本日はすべての閣僚がブルーリボンバッジを付けて閣議に臨みました

 バッジをつけたから何だというのか。全く馬鹿馬鹿しい。

*1:異常では無く正論だと思います。一方で「米国での少女像設置」については「(在米日本人児童への)いじめがおきるかもしれない」と言って少女像設置に反対するのだからこの種の極右のでたらめさには反吐が出ます(もちろん現時点において在米日本人児童へのいじめなど報告されていない)。