韓国の大統領はなぜ辞めると悲劇的な結末になるのか（R3.12.21）: 荒木和博BLOG
5分47秒の動画です。この動画、実は、以前拙記事「珍右翼が巣くう会」に突っ込む（2019年9／3分：荒木和博の巻） - bogus-simotukareのブログで取り上げた荒木記事
任期つきの王様【調査会NEWS3063】（R01.9.3）: 荒木和博BLOG
「大統領を辞めるたびに投獄されたり自殺したりするのに、何で韓国では大統領になろうという人が出てくるのですか*1」
毎年授業のたびに学生から聞かれる質問*2です。
とほとんど同じです。「過去にやった話」をまた焼き直しでやる。つまり「話すネタが無い」上に、それが拉致解決（拉致被害者帰国）と全く関係ない。荒木は「韓国の次期大統領選では拉致問題で日本に協力してくれる人に大統領になってほしい」なんてことはこの動画で何一つ言いません。韓国野党が騒ぎ立てる「与党の疑惑」を事実扱いした上で「野党に政権交代すれば文在寅も、朴槿恵など過去の大統領のように投獄されるだろう」と文政権に悪口するだけです。そんな悪口が拉致解決（拉致被害者帰国）と何の関係があるのか（まあ、韓国大統領が誰になろうと、日本政府が救う会、家族会の言いなりで外交に後ろ向きである限り拉致の解決はないでしょうが）。
馬鹿馬鹿しくて心底呆れます。
なお、「珍右翼が巣くう会」に突っ込む（2019年9／3分：荒木和博の巻） - bogus-simotukareのブログでは
文在寅氏の側近「元大統領秘書官、現法相候補」に浮上したスキャンダルをネタに文政権に悪口する荒木ですが実にくだらない。そんなことと拉致の解決と何の関係があるのか。荒木には拉致を解決する能力どころか意思すらないことがうかがえます。しかも荒木は「安倍の森友・加計」は容認するのだから「疑惑批判」などというきれいごとではなくただの嫌韓国であることは見え透いています
としかコメントしませんでしたが「大統領を辞めるたびに投獄されたり自殺したり」云々について批判しておきます。
【1】
まず第一に「辞任した後に不正が追及されるケース」は、別に「韓国に限った話」ではない。
「首相退任後にロッキード事件で起訴された田中元首相」「フランス大統領退任後に大統領時代の不正が訴追されたサルコジ」など他にも例はあります。
また、「大物とは言いがたい」ですが、
自殺・自決・自害した日本の著名人物一覧 - Wikipedia参照
◆新井将敬衆院議員（日興証券利益供与疑惑）
◆中島洋次郎衆院議員（海上自衛隊救難機受注に絡む収賄容疑で起訴：犯行当時、橋本内閣防衛政務次官）
裁判中に自殺
◆松岡利勝（緑資源機構疑惑、事務所費疑惑：自殺当時、第一次安倍内閣農水相）
現職の大臣の自殺として2例目（戦前に鈴木内閣陸軍大臣の阿南惟幾が自殺している）。戦後では初。
などいるので「疑惑追及」で自殺する政治家も別に「韓国に限った話」ではない。
【2】
第二に「投獄（全斗煥、盧泰愚、李明博、朴槿恵）」「自殺（盧武鉉）」は確かに「投獄、自殺」が該当しますが、金泳三、金大中は退任後そんなことはなかった。しかも「辞めたから」ではなく「政権交代したから」追及されたわけです。
「盧武鉉氏の疑惑」を追及したのは「盧武鉉政権時代は野党だった」李明博政権、「李昭博、朴槿恵の疑惑」を追及したのは「現在の文在寅政権（李明博、朴槿恵政権時代は野党）」です。
19年前地村さんの歌の話（R3.12.20）: 荒木和博BLOG
5人が帰国しそれぞれの故郷に帰ってから2か月経った平成14年12月、5人が新潟でまた一堂に会する2泊3日のイベントがありました。そのときのお話しです。
4分57秒の動画です。
説明文だけで想像つくように、こんなことは「拉致問題の解決（拉致被害者帰国）」とは全く関係ありません。
「平成14年の出来事がどう拉致解決に関係するのか？（勿論関係ない）」と心底呆れます。勿論見る価値は全くありません。
そもそもこの荒木動画、実は「珍右翼が巣くう会」に突っ込む（2021年9／3日：荒木和博の巻） - bogus-simotukareのブログで紹介した地村保志さん富貴恵さんについてのエピソード（R3.9.3）: 荒木和博BLOGとほとんど変わりません。
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む（2021年9／3日：荒木和博の巻） - bogus-simotukareのブログ
帰国後、5人の拉致被害者たちの温泉旅行（荒木によれば新潟県新発田市の月岡温泉）に同行したことがある、当時、俺はそこまで5人に深く食い込んでいた（当時の荒木は巣くう会事務局長）
つう話です。今回の動画で「イベント」などと思わせぶりな表現の荒木ですが、単に「慰安旅行」にすぎません。
「歌の話」とは「慰安旅行の際にカラオケで日本の歌を歌った時に、地村氏が『北朝鮮ではこんなことはできなかった』と喜んでいた」という話でしかない。
