俺が死刑に反対する「最大の理由」は足利事件のような「冤罪」です。
「足利事件」は「無期刑」とはいえ、犯行の凶悪性からは「死刑判決も十分あり得た」し、1990年発生の事件なので「死刑冤罪は免田事件(1948年)、財田川事件(1950年)、八海事件(1951年)のような昔の事件の話だ」はいえません。
ただし、一方で「自分が死刑対象犯罪(複数殺人)を犯す可能性がゼロとはいえない」つう思いも若干あります(あくまでも「そういう思いが若干ある」「そういう可能性もおそらくゼロではない(多くの死刑囚も自分が死刑犯罪をやるとは犯行直前まで思ってなかったであろう)」と言う話であり「現実問題として現在殺したい人間がいるわけではないこと」はお断りしておきます)。
そもそも「西村京太郎」、「松本清張」、「森村誠一」などの「2時間ミステリドラマ」などで「保身のため」「復讐のため(たとえば豊田商事事件のような詐欺事件で肉親が自殺したため詐欺師グループを殺害するなど)」などで「殺人鬼でもない平凡な人間」が「2人以上の人間を殺害する話(2人以上殺害すれば死刑の可能性が高い)」は
などいろいろありますが死刑存続派はああ言うのをどう思ってるんだろうなとは思います。
ドラマにおいて必ずしも犯人たちは「悪辣に描かれてない」「糞味噌に非難されてない」と思うのですが(特に被害者側が『人間のくず』である「復讐ケース」の場合は)。
「フィクションだから犯人は必ずしも悪辣に描かれてないが、現実の複数殺人犯は皆生きる価値のないクズだ」とでも思ってるのか。