今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年12月26日分)

WEB特集 人生を変える“言葉” 韓国で出会った茨木のり子 | NHKニュース
 「石原慎太郎」「三浦朱門曾野綾子夫婦」「百田尚樹」などのようなウヨで無い限り、「茨木のり子*1」に限らず、韓国人が日本人文学者を嫌う理由もないでしょう。
 なお、茨城が韓国で受け入れられてる理由としては

茨木のり子 - Wikipedia参照
 1976年より韓国語を習い始め、韓国現代詩の紹介に尽力。1991年に『韓国現代詩選』(編著、1990年、花神社)で読売文学賞(研究・翻訳部門)を受賞。

ということもあるようです。


韓国が佐渡金山の世界遺産候補撤回を要求 「強制労働」主張 - 産経ニュース
 韓国と対話し、双方ともに納得できる合意を目指すべきですが、今の岸田政権ではそれをやりそうにない点や「それをマスコミがきちんと批判するか怪しい点」が何ともかんとも。勿論、同様の問題がある「軍艦島端島炭鉱)」についてもこの際、韓国側の納得が得られる対応に改めるべきです。


金正恩氏の会議重視が鮮明に 党総会で11年目の方針討議 - 産経ニュース

 重要政策を〝密室〟で決めた父、金正日氏の統治手法を脱却し、会議で重要方針を論議する〝オープン〟な政治スタイルへの変化を印象付ける狙いもうかがえる。

 勿論(?)、それが事実ならば「外部の評価、反応に応じて、政治対応を考えてる」という「柔軟性」が金正恩政権に一定程度あるという事ですから「日朝交渉による拉致解決」に「一定の希望が持てる話」ではあります。


【一筆多論】「統一経験」に耳貸さぬ平壌 長戸雅子 - 産経ニュース

 駐北朝鮮ドイツ大使を2018年まで通算8年間務めたトーマス・シェーファー*2の著作「金正日から金正恩まで」には短期の滞在や観光では知ることのできない北朝鮮の実情がいくつも紹介されている。
 ドイツと北朝鮮は2001年に国交を結んだ。北朝鮮への太陽政策を掲げた韓国の金大中政権から大使館開設の要請が欧州側にあったことがきっかけだ。北朝鮮側にも投資や科学技術分野でドイツから協力を得ることへの期待があった。
 一方で北朝鮮にとって、社会主義国を吸収して再統一を成し遂げた「実績」を持つドイツは煙たい存在だったに違いない。
 シェーファー氏によると、ドイツ側は再統一の経験を共有する対話を北朝鮮側に何度も提案したが、全て拒否されたという。北の当局者は「ドイツの経験など何も聞きたくない。わが国はドイツ民主共和国旧東ドイツ)とは全く違う」と強く反発したそうだ。

 そりゃ「ドイツの統一」は「東ドイツ吸収型」なのだから、北朝鮮も「ドイツは、我が国に韓国に吸収統一されろと頭ごなしに説教する気か」と反発するでしょう。
 重要なことは「それでもドイツは北朝鮮ととにもかくにも国交がある」ということです。お互い不満があっても断交などしない。
 そしてシェーファー発言からわかることは「国交樹立とは相手にへつらうことではない」ということですね。敵対関係になることは勿論出来ないがその中でも一定の異論は出せるわけです。救う会や産経のように「日朝国交樹立」に反対することは馬鹿馬鹿しいと思いますね。


赤旗憎悪犯罪ない社会へ/ウトロ放火事件 京都で集会
 全く同感なので特にコメントはしませんが紹介しておきます。


朴前大統領の特赦決定 大統領選控え政界に激震―韓国政府:時事ドットコム
 恩赦の是非はともかく、当然そこには「朴槿恵が権力を再度掌握し、報復する危険性はない」との判断があるのでしょう。最大野党「国民の力」ももはや朴を担ぐ気はなさそうですし。


飯塚繁雄さん死去 耕一郎さん「拉致被害者と生きて会えないのは許されない」|TBS NEWS
 無価値な感情論を口にして何の意味があるのかと呆れます。「許されない」といったところでもはや日本国民には拉致に関する関心なんかほとんど無い。

*1:1926~2006年。著書『詩のこころを読む』(1979年、岩波ジュニア新書)、『ハングルへの旅』(1989年、朝日文庫)、『うたの心に生きた人々』(1994年、ちくま文庫)、『倚りかからず』(2007年、ちくま文庫)、『一本の茎の上に』(2009年、ちくま文庫)など

*2:2007~2010年及び2013~2018年に、北朝鮮大使を務めた(トマス・シェファー - Wikipedia参照)