いつもながら、プレーヤー意識のない「リベラル21」に呆れる(2022年1/1分)

リベラル21 今こそ「護憲・軍縮・共生」に向けて力を合わせよう(岩垂弘)

 ブログ「リベラル21」を立ち上げたのは2007年3月でした。

 2007年3月と言えばちょうどその頃は

2007年の日本 - Wikipedia
◆1月27日
 柳沢厚労相島根県松江市での講演会で、「女性は産む機械」と発言
◆2月19日
 麻生外相が衆議院予算委員会で、米国下院に提出されている『慰安婦問題について日本政府に謝罪を求める決議案』に関して、「客観的な事実に基づいておらず甚だ遺憾」と不快感を表明
◆3月1日
 安倍首相が従軍慰安婦問題について「強制性があったことを証明する証言や、それを裏付ける証拠はなかった」と発言
◆3月7日
 松岡農水相が、議員会館で無料のはずの光熱水費を、2005年までの5年間で2880万円も計上していたことが政治資金収支報告書で判明

等の出来事がありました。こうした自民党政権の無茶苦茶さに憤慨して「リベラル21を始めた」ということではあるのでしょう。

 それ以来、今年で15回目の新年を迎えることができました。硬派のブログがこんなにも長く、それも1日も休まず(ただし日曜日は休載)続いてきた例は珍しく*1、これも、この間、私どもや寄稿者*2の原稿をずっと読み続けてくださった読者の皆様の支持*3があったからだと考えています。

 「何だかなあ」ですね。個人ブログなら「長く続きました」でいいかもしれない。
 「私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った」と大口叩いてる連中が「長く続きました」とどや顔するとは「アホか」ですね。そんなことより何か成果を語ったらどうなのか。といったら語れる成果がないのでしょうが。

 護憲派にとって今年が護憲運動の正念場となりそうです。 国民1人ひとりが「護憲か、改憲か」の選択を迫られる重大な年になるかもしれません。

 ここで「リベラル21として政府与党による改憲案の国会提出を阻止したい」「参院選での改憲派2/3(自民、公明、維新、国民民主)を阻止したい」といわず「護憲運動の正念場となりそう」と他人事のようなことを言うのだからいつもながら、プレーヤー意識のない「リベラル21」に呆れます。

 世界で唯一の戦争被爆国の国民が(ボーガス注:核兵器禁止条約の批准に後ろ向きな)日本政府の態度を変えることができるかどうか、世界が注目しています。

 ここで「リベラル21として核兵器禁止条約の批准を実現したい」といわず「国民が(ボーガス注:核兵器禁止条約の批准に後ろ向きな)日本政府の態度を変えることができるかどうか、世界が注目しています」と他人事のようなことを言うのだからいつもながら、プレーヤー意識のない「リベラル21」に呆れます。

 人は密集してはいけないというわけですから、この2年間、日本では、人びとが一堂に会する大規模な社会運動は影を潜めました。その代わり、社会運動団体はオンラインで集会、講演会、シンポジウムなどに挑戦しています。
 しかし、このやり方にはどうしても限界があり、大勢の市民を集めることはできない。このまま推移すると、日本の社会運動は衰退してしまうのでは、と私の懸念は増すばかりです。
 「人間同士の協同・連帯」を取り戻すために、従来の集会・デモ、それにオンラインに代わる方策は他にないものか。人間の絆を強めるような手段は他にないものか。社会運動関係者をはじめ「リベラル21」の読者の皆さんに今こそ知恵をしぼっていただきたい。それが新年を迎えた私の願いです。

 おいおいですね。最後まで「知恵をしぼっていただきたい」と他人事のようなことを言うのだからいつもながら、プレーヤー意識のない「リベラル21」に呆れます。
 つうか「コロナを早期に終息させない限り」、基本的に社会運動の活動は「オンライン」&「人数制限した集会」しかできないでしょう。
 「知恵を絞る」て他に何が出来るのか。大体、コロナ禍とはいえ「まともな団体」なら「大規模集会が開けないから」とはいえ、2年や3年で衰退したりはしないでしょう。
 つうか「そもそも一堂に会する大規模集会など、どれほど開けてるのか(失礼ながら、多くの団体が運動の衰退でそれ以前ではないのか)」であり「オンラインに限界」というのも単に「岩垂ら老人がオンラインの対応に慣れてない」だけではないのか。

*1:何の根拠も岩垂が提出しないので本当に珍しいのかどうかはは不明です。

*2:この「寄稿者」がほぼ固定で新味がない上、「2022年1月1日現在」で「70歳以上の高齢者ばかり」なのだから心底呆れます(岩垂も1935年生まれの86歳)。

*3:ブログなんて「雑誌発行」と違い、費用もかからず、別に「読者の支持」がなくても続けられる(例:俺の個人ブログ)ので「何だかなあ」ですね。本当にリベラル21に読者の支持なんてあるのか?