今日の産経ニュース(2022年1/7~1/10分)(副題:河瀬直美のクズさに呆れる、ほか)

NHKに河瀬さん「残念」 密着番組で不適切字幕 - 産経ニュース
 当事者でありながら謝罪もせずに「残念」と他人事発言とはどれほど無責任で恥知らずなのか。
 「裏取りをすべきなのはNHKであって私ではない」とでも強弁する気か。そんなデタラメな態度のくせに「河瀬直美が見つめた東京五輪」という番組名にすることを認めたというのか?
 まさか「問題となった部分について、河瀬はタッチしておらず、NHKが河瀬に無断で後から勝手に挿入した」わけでもないでしょうに(もし、そうなら河瀬は激怒してしかるべきで、こんな『逃げ腰の発言』にとどまるわけもありません)。


NHKが五輪関連番組で不適切字幕、謝罪 - 産経ニュース
 「音声も流れている」ので、「不適切字幕」とは明らかに「問題の矮小化」ですが、「登場した人物の証言『金をもらってデモ参加した』を虚偽発言ではなく、真実と評価した根拠は何か?」という批判にNHKが「明確な根拠はない」と認めざるを得なくなったこと「それ自体」はいいことです。「デマ報道をした」と事実上認めたと言っていいでしょう。勿論ネット上でも批判があるようにこんな「形式的な謝罪で許される」話ではない。「NHK会長が引責辞任」を求められてもおかしくない酷い話です。
 特に河瀬直美が「このレベルの謝罪すら未だしておらず」、NHKが河瀬を必死にかばおうとしていることには怒りを覚えます。「ただの名義貸しで実は河瀬はノータッチだった(その場合は『自分が関与してない物に無責任に名前を貸した』という別の意味で、河瀬には謝罪の必要が生じますが)」というならともかく、河瀬にも責任があることは当然です。
 もはや河瀬は「東京五輪公式映画の監督」を辞めるべきではないか。こんな人間が公式映画を作ったところで「何の説得力も無い」。


コロナ後遺症、回復数カ月後に突然脱毛も…「焦らず治療を」 - 産経ニュース
 いたずらにコロナの危機感を煽るべきではありませんが、一方で「平均死亡率5%」を理由に「コロナは風邪」と放言するバカに対してはこうした「コロナの後遺症」を大いに宣伝すべきでしょう。「後遺症の発生メカニズムが不明で当然、治療も手探り状態にならざるを得ない」と言うコロナは明らかに「風邪と違い」、平均死亡率が低いからといってなめていい病気ではありません。勿論この産経記事もそういう意味合いの記事なのだろうと思います。


菅政権の失敗は秘書官配置 自民・世耕氏 - 産経ニュース
 さすがに本気ではないでしょうが「コロナ第六波によって岸田に対する批判が高まりつつある今」よくもこんなバカなことがいえたもんです。今後のコロナ対応によっては岸田も「菅同様の短命」に終わることは十分にあり得るでしょう。


バイデン大統領 「真珠湾」に言及 全体主義への勝利の始まり 米議会襲撃1年 - 産経ニュース

 ハリス副大統領は(中略)「米国の民主主義が暴力にさらされたとき」として「1941年12月7日(米ハワイ時間*1真珠湾攻撃)、2001年9月11日(米中枢同時テロ)、2021年1月6日(米議会襲撃)」の3つの日に言及した。

 米国の立場ではこうなるのは当然ですが、「太平洋戦争はアジア解放の聖戦」と強弁する産経らウヨにとっては「認めたくない発言」でしょう。
 とはいえ、だからといって産経が「日米安保破棄」などの反米主張をするかと言えばしないわけですが。そこには「反中国」で党利党略的に「日米安保」などで米国と野合しながら「米国の太平洋戦争認識」に賛同できないという「ねじれ」があります。
 

【産経抄】1月7日 - 産経ニュース

 気にかかるのは、在日米軍基地内で確認されている大規模クラスター(感染者集団)である。よく知られているように、スペイン風邪はスペインが発生源ではない。米国内の軍のキャンプで感染が広がり、欧州に派遣された兵士を介して広がった。
スペイン風邪の死者は、日本内地だけで45万人にのぼったが、新型コロナでは1万8千人にとどまっている。これに対して米国の死者は当時をはるかに上回る83万人に達している。余計なお世話だが、(ボーガス注:米国は)患者史を学び直してはいかがか。

 産経が珍しく「在日米軍基地のクラスター」で米国批判しているところは「ある程度評価」できますが

日本人はなぜ「やさしくない」のか - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 問題は米軍。成田空港でいくらがんばっても、米軍が、いいかげんな検疫でクラスターになっている基地から米兵を自由に外出させているのだから、ダダ洩れだ。
 まずは米兵の検疫を徹底させ、基地の外に出さぬよう要請し、そのうえで、世界一従属的な日米地位協定の改正にすぐに取り掛かるべきだ。

などといった「日米地位協定改定主張」や「岸田政権批判」に行かない点は所詮産経です。

*1:日本時間では12月8日