「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年1/9日分:荒木和博の巻)

なぜ1月8日金正恩の誕生日を祝わないのか(R4.1.10): 荒木和博BLOG
 7分程度の動画ですが、
1)金正恩が自分の誕生日を祝おうが祝うまいが
2)祝わない理由が何であろうが
拉致解決に関係ないので見る価値は全くない。拉致解決(拉致被害者帰国)に関係ないことばかり最近では話すのだから荒木も呆れたバカです。
 なお「何故祝わないのか」について「確実な答え」は誰も出せませんし、荒木も憶測を語ってるに過ぎません。「そういう意味でも」見る価値は無い。
 そもそも荒木も動画で認めてるように、「金正恩の誕生日=1/8」は現時点で「有力な説」にすぎません。北朝鮮は公式には誕生日がいつか発表してないからです。
 なお、「一応見た」ので荒木説を書いておけば、「金正恩、金与正兄妹の母親とされる高容姫が在日朝鮮人北朝鮮では在日朝鮮人への偏見が強いとのこと)で、また高の父(正恩、与正兄妹の祖父)が日本軍協力者だから」だそうです。
 「真偽は不明」ですが、ウィキペディアにも

高容姫 - Wikipedia参照
◆2002年頃から、金正日は『後継と見なした金正恩』の生母として「共和国の敬愛なる母」として彼女の偶像化を推進した。しかし、デイリーNKの高英起*1らによれば、彼女の父親が日本陸軍の軍需工場の幹部として働いていたことが、朝鮮総連を通じて北朝鮮国内に知れ渡ることが危惧されたため中断されたという。
◆高英起らによれば、高容姫の元々の名前は「高容子」。「容姫」に改名したのは、「容子」がいわゆる日帝残滓とみなされる『「子」の付いた日本風の名前』だったからではないかという。

と荒木と似たり寄ったりの説が書いてあります。
 「北朝鮮の在日差別は酷い」と悪口する荒木ですが「経済難やコロナで開きたくても開けない」「政権基盤が弱体」などという「北朝鮮崩壊するする詐欺」で理由を説明するかと思っていたので意外でした。
 勿論、荒木説に寄れば
1)母が在日朝鮮人であろうと祖父が旧日本軍の軍需工場で働こうがそんなことはどうでもいいとする立場に立つか
2)そのあたりをごまかすか(つうか、ごまかすのなら現時点でもいくらでもごまかせるでしょう。そういう意味で荒木説に俺は説得力を感じません)
でないと「今後も祝わない」と言う話になります。
 つまりは手塚治虫ブッダ」での「ルリ王子」のエピソード*2に似ているかと思いますが「そのように荒木が主張するまともな根拠」はないので馬鹿馬鹿しい。
 そもそも「明治天皇の誕生日を明治節(今の文化の日*3)として祝う一方で、彼が正妻ではなく側室の子であることは、『名誉なことではない』として、できる限り触れずにごまかした明治時代日本」を考えれば「母親の身分(?)」と「誕生日祝賀」と関係あるとも思えない。
 ちなみに話が脱線しますが、大正天皇も側室の子(これまたできる限り触れられずに扱われた)ですが、大正天皇のこどもたち(昭和天皇など)は皆、正妻の子です。
 大正天皇に「制度としての側室」はいなかったものの、「事実上の側室がいなかったかどうか」については争いがあります(いなかったという説が有力なようですが)。また後でも触れますが、正式な「側室制度廃止」はされませんでした。
 昭和天皇には側室はいませんでした(『制度としての側室』を正式に廃止した)。
 さて、「メディア報道」も参考に俺が思いついた「祝わない理由」をメモ書きしておきます。
 これは「俺が思いついたもの」に過ぎず「この中に答えがある」と主張するつもりは全くありません。
1)経済的困難やコロナの問題で自粛した(あえて開けば開くことは一応出来た、コロナによる日本の新年会自粛みたいなもん)or開く事が難しかった
2)「(経済改革などで)それなりの成果」をあげてからでないと「祝えない(祝うべきでない)」
3)金正恩の政権基盤がまだ確立してない
4)「自分の誕生日」を祝うよりも祝わない方が「金正恩本人(祝わないことで『謙虚な指導者』、『個人より党や政府、軍などの組織を重要視している』などの評価)」あるいは「祖父や父」の権威付けになる、などと現時点では思ってる
5)少なくとも今年について言えば「1/5のミサイル発射実験」が「誕生日祝賀」のかわり
6)その他
 4)については、ずっと「祝わない方がいい」と思うなら「ずっと祝わない」でしょう。一方で「考えが変われば」祝うでしょう。
 また、1)、2)、3)説に立った場合
 1):「経済的困難やコロナの問題」が解決すれば
 2):「それなりの成果」が上がったと金正恩が思えば
 3):政権基盤が確立すれば
祝うでしょうね。
 なお、金日成(4/15)、金正日(2/16)の誕生日はそれぞれ太陽節 - Wikipedia光明星節 - Wikipediaとして祝日の扱いです。
 また「単なる偶然に過ぎません」が、金正恩1984年生まれと推定)の誕生日と推定されている「1/8」は「小泉訪朝」の小泉元首相(1942年生まれ)の誕生日でもあります(1月8日 - Wikipedia参照)。


名鉄(名古屋鉄道)の話(R4.1.9): 荒木和博BLOG
 5分43秒の動画ですが、拉致と何一つ関係ない上に

 近鉄*4東武に次ぐ日本第3位の路線延長の私鉄名古屋鉄道。まあ全体の説明なんてものではなく、個人的な関わりだけの話です。

ですから見る気が失せます。
 名古屋鉄道についての「鉄道うんちく」ではなく「荒木の個人的な話」でしかないわけですから。
 実際見る価値はありません(一応見ましたが)。荒木も「鉄道ファン」を自称しても「浅いファン」で話すことがもはやないのでしょう。ならば「鉄道話」などやめればいいのに「変な見栄」でもあるのか。

*1:著書『金正恩』(2013年、宝島社新書)、『北朝鮮ポップスの世界』(共著、2015年、花伝社)

*2:ググった限りでは、「ブッダ」についていい感想記事がヒットしなかった上に説明がややこしいので、詳しい説明はしません。興味のある方は手塚「ブッダ」をお読みいただけると幸いです。

*3:昭和天皇の誕生日(4/29)が現在、「昭和の日」。また現天皇の誕生日(2/23)が「天皇誕生日」として祝日なのに対し、大正天皇(8/31)、明仁上皇(12/23)の誕生日は特に祝日ではありません。ただし上皇の誕生日については上皇さま誕生日の12月23日、将来は祝日「平成の日」に?:東京新聞 TOKYO Web(2019.12.24)が指摘するように「死後に祝日化する可能性」は一応あります(ウヨにとって「生前退位した天皇の誕生日」を祝日にすることは心理的抵抗があるようです)。

*4:近畿日本鉄道のこと