今日の産経ニュースほか(2022年1/16、18、19日分)(追記あり)

教育立国へ超党派協議会 役員に安倍、野田元首相 - 産経ニュース

 「教育立国推進協議会」の設立総会が19日、東京都内で開かれた。会長に自民党下村博文文部科学相が就任。最高顧問には、自民党安倍晋三立憲民主党野田佳彦両元首相と公明党山口那津男代表が就いた。
 役員には、立民の泉健太代表や日本維新の会馬場伸幸共同代表、国民民主党玉木雄一郎代表も名を連ねた。今後、教育現場の課題について民間から意見を聞き、政府に提言する方針だ。

 「安倍様の復権が進む!」「これで共産と立民の野党共闘が終了の方向に行くかもしれない」と大喜びらしい産経ですがそれはさておき。
 「安倍が最高顧問、下村が会長」などという「極右議連」に参加して恥じないというのだから泉(立民代表)と野田(立民最高顧問)のバカさには心底呆れます。だからこそ俺は「共産支持」のわけですが。
 「自民の二軍」国民民主、維新や「泉代表ら立民執行部によって自民二軍化の恐れが出てきた」立民を除外したら選択肢としては俺的には「共産しかない」ですからね。「単にリベラル派でしかない(共産主義マルクス主義支持ではない)」「土井社会党時代ならたぶん社会党を支持していた*1」俺的には「共産には失礼ながら」党勢が強ければ、「他のリベラル政党」れいわや社民でもいいのですが「将来はともかく」現在においてこの両党は「支持率や議席数で共産を下回り」、また事実上「福島党首や山本代表の個人商店」でしかないでしょう。社民党やれいわについて、党首以外の幹部(幹事長、政策審議会長、国対委員長、選対委員長など)の名前*2が出る人間がどれほどいることやら(前身の社会党は最大野党でしたが多くの議員が民主党に移ることで没落したわけです)。
 この点、志位委員長以外にも「小池書記局長」「田村政策委員長」などが「それなりに知られている共産」とは大きな違いがあることは否定できない。
 それにしても枝野が今も代表ならさすがにこんな議連には参加しないのではないか。枝野の代表辞任が本当に痛い。
 これでは「連合言いなりに、共産敵視で野党共闘をぶち壊す日」も近いのではないか。立民支持層もこんな行為を容認していいのかと言いたいですね。
 まあ、この議連が「まともな有識者に意見を聞き、まともな提言を出せば」いいですが、安倍と下村では「ウヨに意見を聞いて非常識なウヨ提言」が落ちでしょう。


【正論】「愛子天皇」待望論は国を滅ぼす エッセイスト動物行動学研究家・竹内久美子 - 産経ニュース
 「産経なら予想の範囲内」とはいえ、非常識すぎて二の句が継げません。愛子さんに失礼ではないか。

 信頼のおける雑誌と思っていた老舗出版社の週刊誌2誌までもが、「愛子天皇が誕生する日」「愛子天皇に前のめり」などというタイトルを掲げている。

 ウヨの産経なので、ウヨ出版社が発行する「週刊文春と新潮」でしょうか?。「アエラ朝日新聞)、週刊現代講談社)、ポスト(小学館)」などではこういうことは書かない気がします。

 (ボーガス注:愛子天皇待望論という)この、つくられつつある世論は、秋篠宮家の眞子さまのご結婚によってますます勢いを得た。
 これまで皇室にほとんど興味を持っていなかった人々が、その衝撃的なご結婚によって秋篠宮家を最低最悪の皇族とみなすようになった。秋篠宮家から天皇が現れることだけは我慢ならない、秋篠宮家の人々を見るだけでも気分が悪い、秋篠宮家の会計監査をして全員皇籍離脱させよ、などと憎悪の念を露(あら)わにするようになった。
 世論誘導にはめられた人々が、(中略)秋篠宮家にはどんな暴言を吐いても構わないと信じている。

 吹き出しました。「秋篠宮(父)や悠仁君(弟)」と真子さんは別人格であり、「あの結婚に不快感を感じる人間」でも、秋篠宮悠仁君に「あいつらに天皇になってほしくない」「あいつらはクズだからどんなに悪口しても問題ない」と敵意を燃やしてる人間もいないとほとんど思います。というよりは「愛子天皇支持=秋篠宮敵視」という「デマ」レッテルを「女帝反対派」産経が貼ってるだけで、産経も「デマの流布」は自覚してるでしょう。

 女系天皇の出現で皇室の歴史は終わり、別の王朝が始まるのである。愛子天皇を待望している人々が本当に狙っているものとは、実は皇室の滅亡であり、それは日本国の解体をも意味する。
 皇室と日本国を滅ぼしたい勢力が、なぜこれほどまでに幅を利かせることになったのだろう。それは、皇室のことに国民は口出ししてはならない、不敬である*3という国民のおとなしさ、ルール遵守の精神に対し、皇室破壊、日本国滅亡を狙うかのように、朝日、毎日、NHK、共産などの反日左翼、外国の勢力が付け入り、勢力を伸ばしてきた結果ではあるまいか。
 皇室を命がけでお守りするはずの宮内庁は、戦前の宮内省とは違い、皇族を監視する機関となり果てた。GHQ(連合国軍総司令部)による、皇室と日本国を弱体化する計画の一環のためだ。

 女性天皇支持者を「皇室と日本国を滅ぼしたい勢力」呼ばわりしたあげく、「朝日、毎日、NHK、共産などの反日左翼(日本共産党はともかく、そもそも朝日、毎日、NHKは左翼ですらない)」「宮内庁は、戦前の宮内省とは違い、皇族を監視する機関」とは常軌を逸していますね。そもそも誰が監視するのか。「政権与党=自民党」である以上、それは「自民党による監視」でしかあり得ませんがそういう理解でいいのか。
 それはともかく『なぜこれほどまでに幅を利かせる』のかといえば、第一に「女性天皇以外に天皇候補者不足の現実的な解決策が無いと思うから」。第二に「過去の日本(推古天皇など)にもヨーロッパ(英国のエリザベス女王など)にも女性天皇、国王がいるから」。
 第三に「女性天皇反対論が異常な女性差別にしか見えないから」。第四に「この産経記事のように女性天皇反対論が『反日左翼の謀略ガー』とデマを流すから」。
 第五に「マスコミ報道を見る限り愛子さんは普通の平凡な女性で、特に崇敬も生じない代わりに、敵意も生じないから」に過ぎません。


<新型コロナ>検査パッケージの停止方針に埼玉・大野知事疑問「どう経済活動を進めていくのか」:東京新聞 TOKYO Web
 いや「ワクチン・検査パッケージ」は当面中止すべきだと俺(埼玉県民)も思いますね。
 勿論「一方で経済支援も必要」なのは事実ですが。
 しかし、「大野は考えが甘すぎないか」と思いますが、それでも「まん防」を「東京都、千葉、神奈川」とともに要請してるだけ、「埼玉より状況が酷いのに要請しない大阪の吉村」よりは大野の方がマシでしょう。というか吉村ほど酷い知事も他にいませんが。なんで「コロナ無策」で状況を悪化させても「維新支持が衰えないのか」は全く理解に苦しみますね。
 「大阪府民はバカか?」と言いたくなる。「在阪マスコミの維新万歳の報道の悪影響」なのか。
 なお、「ワクチン・検査パッケージ」について「条件付きで継続する場合」でも、国として統一基準を示すべき所「自治体に丸投げ(したがって完全中止する自治体もあれば埼玉のように継続する自治体も出てくる)」という岸田政権の態度は「マトモに感染予防する気があるのか」と言いたい。
【2022年2月6日追記】
 これを書いたときは「ワクチン・検査パッケージを使わない=酒を出さない」かと思っていたのですが、埼玉県以外の自治体は
1)認証店なら酒の提供を「4人以内」「8時まで」などの条件付きで認める
2)国の「ワクチン・検査パッケージ」は使わないが、類似の制度を県の制度として使う
ですからねえ。1)や2)では「外食業での酒の提供」について「埼玉県が特段に甘い」とはいえず、むしろ「厳しい可能性すら出てきた」ことを追記しておきます。


御嶽初黒星、照富と並ぶ 1差に平幕2人 大相撲初場所 - 産経ニュース
 「好成績」で優勝すれば「大関貴景勝(けが)、朝乃山(出場停止処分)の休場」という有利な条件があるとはいえ、「3場所で33勝以上」という「大関昇進の最低ラインもクリアできる」ので「今場所での大関昇進」の可能性も出てきたのに、最後まで好調を維持できない御嶽海の「いつもの弱さが出てしまった」ということでしょう。今日の相撲中継で「解説の北の富士」が対戦前に「北勝富士には失礼だが、御嶽海がいつも通りの力を出せば負けることはない相手」といったように北勝富士は決して「難敵」ではないのですが。
 しかしそれでも

 大関・正代は関脇隆の勝に寄り切られ、元気なく6敗目。隆の勝は6勝目を挙げた。ともに敗れた両小結は明生が6敗目、大栄翔が7敗目。

というふがいない他の三役(正代、明生、大栄翔)に比べれば御嶽海は奮闘している。


東大前刺傷 「被害者に心よりおわび」逮捕少年の父親がコメント - 産経ニュース
 未成年者である以上「謝罪も仕方が無いか」と思う反面「長期間に及ぶいじめでの被害者への謝罪」等と違い「突発的な犯行で予測できなかった」と言う意味では俺個人はあまり親を批判する気はありません。

*1:団塊ジュニア(1970年代後半生まれ)の俺が選挙権を得た「1990年代後半」には「社会党」は「自社さ連立政権(1994年)への失望」「鳩山、菅の結成した民主党(1996年)に社会党議員が多数移籍したこと(ただし、後に「自由党」「新党友愛」「民政党」などを吸収して最大野党になる民主党もこの時点では「ミニ野党の一つにすぎず」明らかに力不足)」から衰退過程に突入。一方、最大野党だった新進党は1997年に崩壊し「自由党小沢グループ)」「民政党(羽田グループ)」「新党平和公明党)」「新党友愛(旧民社党)」などと四分五裂。自民一強状況でした。一方、共産党は「テリー伊藤の『お笑い革命日本共産党』刊行(1994年)」「矢野狛江市長、吉田足立区長の誕生(1996年)」「都議選での躍進(1997年)」「長尾東大阪市長の誕生(1998年)」「上田耕一郎『国会議員』(平凡社新書)刊行(1999年)」などで「戦後第三の躍進(第一が終戦直後、第二が1970年代初め)」の時期にありました。俺が共産支持になったのも「1990年代後半に選挙権を得た」と言う要素が大きいと思います。

*2:社会民主党 (日本 1996-) - Wikipediaれいわ新選組 - Wikipediaを見れば分かります。

*3:不敬罪が存在した「天皇主権国家」戦前日本ではないのでそんなことは全くない。