珍右翼・黒坂真に突っ込む(2022年1月17日分)

◆黒坂のツイート

黒坂真リツイート
 新自由主義という言葉の定義がなければ、国会答弁はできません。志位さんが新自由主義という語の定義をすべきです。どうにでも解釈できる言葉だから。
志位和夫
志位「新自由主義における『自由』とは誰にとっての『自由』か」
首相・答弁なし
志位「新自由主義が日本経済を〝脆く弱い経済〟にした事実を認めるか」
首相・答弁なし
志位「その責任は誰にあるか」
首相・答弁なし
何の証明もなく「財界応援という指摘は当たらない」
これじゃ議論になりませんな
命・経済・平和守る提案 岸田政権の姿勢問う/志位委員長の代表質問/衆院本会議
 志位氏は、日本経済を“もろく弱い経済”にしてしまった責任が「大企業の利益を最大にするために、財界の要求にこたえて、人件費を限りなく削減していくことを応援してきた歴代自民党政権にある」と批判。(1)労働法制の規制緩和(2)社会保障費の自然増削減路線(3)大企業と富裕層への減税と一体の消費税の連続増税―の3点を指摘し、歴代自民党政権の財界応援政治と決別し、転換する意思を迫りました。
 岸田首相は具体的指摘には答えず、「財界の応援との指摘は当たらない」と強弁。答弁不能となりました。

 黒坂には「おいおい」ですね。
 そもそも

令和4年1月17日 第二百八回国会における岸田内閣総理大臣施政方針演説 | 令和4年 | 総理の演説・記者会見など | ニュース | 首相官邸ホームページ
 市場に依存し過ぎたことで、公平な分配が行われず生じた、格差や貧困の拡大。
 市場に任せれば全てが上手くいくという、新自由主義的な考え方が生んだ、様々な弊害を乗り越え、持続可能な経済社会の実現に向けた、歴史的スケールでの「経済社会変革」の動きが始まっています。
 私は、成長と分配の好循環による「新しい資本主義」によって、この世界の動きを主導していきます。

として「新自由主義からの脱却」を演説したのは岸田なのに全く黒坂は何を言っているのか。

黒坂真
 平塚らいてうさんは昔の日本共産党ハウスキーパー制度を批判していた

 黒坂のあほさにはいつもながら呆れます。
 第一にハウスキーパー制度など、勿論今の日本共産党は実施していないし、そうした過去の制度を肯定もしていない。
 第二に平塚は

平塚らいてう - Wikipedia
◆1962年(昭和37年)には、野上弥生子いわさきちひろ*1岸輝子*2らとともに「新日本婦人の会」を結成。

創立50年 発展誓い合う/新日本婦人の会がつどい2012.10.18
 新婦人は1962年10月19日、婦人運動家の平塚らいてうさん、童画家のいわさきちひろさんなど32人の呼びかけで誕生しました。

ということで、戦前はともかく、戦後は日本共産党に近い立場でした。少なくとも平塚においては「戦前に彼女が行ったハウスキーパー批判」は「あくまでも戦前共産党に対する批判」に過ぎなかったわけです。
 第三に「慰安婦は公娼」とデマったり、杉田水脈「女はいくらでも嘘をつく」を擁護したりする「女性差別者のクズ・黒坂」がよくもこんなことがいえたもんです。

黒坂真
 吉岡正史さん。「非核の政府を求める会」の皆さんは、中朝露の核軍事力についてどうお考えなのでしょうか。昔の日本共産党は、ソ連や中国の核兵器は世界平和を守ると宣伝。

 黒坂のバカさには呆れて二の句が継げません。「中朝露の核軍事力」について「なくすべき」と考えてるに決まってるでしょう。
 「昔の日本共産党」は「ソ連、中国といった共産国の核保有に甘かった」かもしれませんが「今は明らかに違う」わけです。

黒坂真リツイート
 中野顕さんの呟きから明らかなように、日本共産党は金融資産市場廃止を目指している。日本共産党は株式会社という制度そのものを、無くしたい。
◆中野顕
 実体経済が停滞すると、金融が増大し、マネーゲームが広がる。かつては好景気の時は賃金が上がったが、「架空の」好景気のもとでは、賃金は上がらない。格差は世界史上空前レベルになる。しかし、それでも金融は実体経済に既定されるから恐慌が起こる。「金融化」は、資本主義の停滞と腐敗の象徴。

 いつもながら黒坂の非常識な「デマツイート」には呆れます。
 中野氏の主張の是非はともかく、彼は「実体経済と乖離したマネーゲーム、博打」と化した「金融市場」に一定の法的規制を加えるべきだと言っているに過ぎず、「金融資産市場廃止」「株式会社制度廃止」だの一言も言っていない。

*1:画家。日本共産党衆院議員だった松本善明氏の妻で、ちひろ自身も党員

*2:俳優座創設者の千田是也の妻で女優。混血児差別を描いた『キクとイサム』(1959年、今井正監督)、山本宣治代議士を描いた『武器なき斗い』(1960年、山本薩夫監督)、『松川事件』(1961年、山本薩夫監督)などの社会派作品にも出演。