今日のしんぶん赤旗ニュース(2022年2/5~13日分)

沖縄・石垣市長選/独善的政治をチェンジ/トイタ氏必勝へ 女性の集い
 「野党共闘」ではなく「保革(保守・革新)共闘」となっているのは「自民党が現職(主流派)と新人(反主流派)の分裂選挙」となり、共産など野党側が「新人の方がまし」として支持する形になっているからです。「共産が支持する候補」の公約が「陸自ミサイル基地配備(現職が実施を主張)」について「反対」ではなく「賛否を問う住民投票の実施」にとどまったのも、自民系候補だからでしょう。
 複雑な気持ちを禁じ得ませんが、とにかく勝利してほしい。


シリーズ 維新の会 その実像は/大阪で何をやってきたか/府民の願いとかけ離れ
 「都構想」「カジノ計画」など他の問題は「価値観の違い」といえるかもしれない。しかし、少なくとも「大阪でのコロナ蔓延」については大阪はあまりに多くの人が亡くなりすぎている。身を切る改革と言って本当に切られたものが何であったかを、データが示す惨状が雄弁に物語っている。あんなもの政治じゃない。(三春充希氏のツイート) - kojitakenの日記という批判は不可避でしょう。維新支持者は一体「維新の何を支持しているのか」と頭痛がします。
 あれだけのコロナ蔓延が「維新のせいではない」とでも言う気なのか。はたまた「カジノ計画などの重要性に比べれば失われた人命など大した問題ではない」とでも言うのか。まさかとは思いますが、「こうした惨状」について知らないのか。


主張/闇の官房機密費/使途隠した税の支出にメスを
 当初から「官房機密費」が「官房長官のパワーの重要部分」だったかはともかく、今や「多額の官房機密費がばらまける立場にいる」ということが「官房長官のパワーの重要部分」という話です。
 これが「自民党のポケットマネー」ならともかく税金が「政府の機密活動」の名目で「自民党の政治的裏工作」では全くとんでもない話です。


市民と野党の共同で町田から政治変えよう/市長・市議選 小池氏が街頭演説/東京
 ひとまずは「立民、共産、社民、れいわ」での野党共闘が成立したことを喜びたい。


団交拒否は「違法」/労組事務所問題 大阪市の控訴棄却/大阪高裁
 「維新では予想の範囲内」ですが、仮にも自治体(大阪市)が「違法行為(不当労働行為)」で裁判所に断罪されるのだから、その無茶苦茶ぶりには心底呆れます。維新のような無法者を支持する人間の気が知れません。まさに「ヒトラーを連想」という菅直人氏の非難は「全く正しかった」と思います。それにしてもこうした無法ぶりをマスコミももっときちんと批判したらどうなのか。


挑む 2022参院選挙区予定候補/たつみコータローさん(45)=前= 大阪選挙区 改選数4/誰もが不安なき社会へ
 勿論、俺的には「どんな形でもいい」ので一日も早く辰巳氏に国政復帰してほしいところです。それにしても「候補者擁立を強行したあげく共倒れとなった(辰巳氏を落選させた)」立民については未だに怒りが収まりません。


主張/NHK虚偽字幕/すべての経過を明らかにせよ
 河瀬をかばうために「河瀬氏は知らなかった(そんなことはどう考えてもあるわけがありませんが)」とした上で、マトモに説明が出来ないので詭弁で逃げる、おそらく、それがこの件の「本質の一つ」でしょう。どれほど河瀬に傷をつけることを恐れてるのか。


政党助成法廃止法案を提出/共産党議員団が参院に/「民主主義壊す制度続けていいのか」/田村政策委員長が会見
政党助成法廃止法案/全政党・会派は検討を/田村政策委員長の会見
 維新が騒ぎ立てる文通費(一応使途に一定の制限がある)よりも助成金の方が「使途の制限がない上に巨額」であり、税金の無駄だと俺も思います。助成金こそ「なくす」なり「大幅に減らす」なりすべきです。そしてそうはいえないこと自体が「維新のインチキなところ」です。
 また助成金は「小政党に不利で、大政党に有利な制度」「政党を結成するだけの力がない個人に不利で、政党に有利な制度(個人の政治家だともらえない)」、つまり「弱きをくじき強きを助ける制度(政治の新規参入を阻んでる制度、既成の政治勢力に有利な制度)」という問題があります。
 「累進課税(金持ちから多額の金を取る)」「地方交付税(貧乏な地方に交付し、都市との格差を縮小する)」など「格差を是正する制度」とは違い、「逆に、故意に格差を拡大する制度」なのだから、「大政党(典型的には自民)が栄え、小政党(共産、社民、れいわ)が没落」でまさに田村政策委員長が言う「民主主義を破壊する制度」のわけです。そういう認識が日本人に乏しいらしいことにはげんなりします。