「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年2/15日分:荒木和博の巻)

日本人は我慢することが好きなのか(R4.2.16): 荒木和博BLOG

 拉致問題について、あまりにも理不尽な日本政府の対応を見てきて、それでも怒らない日本人は我慢すること自体が好きなのかと思いました。そう考えると消費税増税もコロナ対策も同様なのではないか、というお話しです。

 5分程度の動画です。さて、荒木曰く「今日(2/16)は金正日(1941年生まれ)の誕生日」で「光明星節 - Wikipediaという祝日」だそうですが、動画内においてそれについての荒木のコメントは特にありません。
 「話が脱線」しますが、「感動」とは安全に優先するものではないと思う(そもそも「組み体操」で「感動」なんか私はしない)(1) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)「感動」とは安全に優先するものではないと思う(そもそも「組み体操」で「感動」なんか私はしない)(2) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)を読んでいると

組体操について、あまりにも理不尽な一部学校の対応を見てきて、それでも怒らない一部日本人は(感動のために?)こどもに我慢させること*1自体が好きなのかと思いました。

と悪口を言いたくなりますがそれはさておき。
 一応、動画を見ましたが、説明文だけで馬鹿馬鹿しくて見る気が失せます。 
 何が馬鹿馬鹿しいか。第一に「消費税増税」「コロナ対策」はともかく「拉致問題」に多くの日本人が今や無関心なのは当事者でないからです。
 「児童虐待」「DV」「水俣病」、何でもいいですが「当事者」でなければ興味関心を持つことは難しい。ましてや、拉致問題については救う会、家族会が「俺たちの言うことに無条件で従え」という横柄な態度をとり、あげくは「田中均氏を個人攻撃して退官に追い込む」「蓮池透除名」という無法ぶりです。「救う会、家族会の言うことなら何でも支持する盲従シンパ」でもなければつきあいきれません。
 まあ「消費税増税」などだって「我慢」してるわけではなく「財政再建のためには仕方がない」「コロナ蔓延は海外でもあるから仕方が無い(とはいえその立場ですらアベノマスクはどう見ても正当化できませんが)」と「納得してる(『自民党支持者としての自己欺瞞』か、本心かはひとまずおきます)」のでしょうが。勿論、その納得が正しいとは俺は思いませんが、それにしても「消費税増税への納得」について言えば「民主党政権」が「消費税増税しない公約」を反故にしたことが大きいでしょう。
 第二に「あまりにも理不尽な対応」というのはむしろ「家族会に対する救う会の対応」でしょう。
 「制裁すれば拉致被害者はすぐに帰る」と家族会相手に放言。それでも「2002年の小泉訪朝から20年経っても拉致敗戦」です。
 荒木の物言いをパロれば

 拉致問題について、あまりにも理不尽な救う会の対応を見てきて、それでも怒らない拉致被害者家族会は我慢すること自体が好きなのかと思いました。

ですね。まあ、これも「我慢が好き」なのではなく「救う会にちやほやされることが嬉しい」「救う会に見捨てられることが怖い」という馬鹿げた話でしょうが。家族会がそんな「救う会の奴隷状態」で拉致が解決するわけがない。
 まあ「理不尽なのに怒らない」と言えば「東条英機元首相ら戦犯を英雄視する靖国」「大阪の深刻なコロナ禍でも維新を支持する支持者」も理解に苦しみますが。
 「あの戦争でどれほどの人間が死んだのか」「維新のせいでどれほどの人間が」と思えば荒木のような皮肉を「靖国相手」「維新支持者」に言いたくなります。


「国の責任」?(R4.2.15): 荒木和博BLOG

 よく裁判などで「国の責任を問う」とか言いますが、「国」ではなくて「政府」だろう、というお話しです。

 4分程度の動画です。説明文だけで馬鹿馬鹿しくて見る気が失せます(一応見ましたが)。
 第一に、そんなことが拉致解決と何の関係があるのか。何の関係もない。
 第二に「国」だろうと「政府」だろうと言ってることは同じでしょう。「国というと抽象的であいまい。『政府(あるいは行政府)』『国会』『裁判所』などという方が具体的なイメージがあるのでより適切」などという荒木ですが、そんな「些細な言葉遣い」にこだわることに何の意味があるのか。とはいえ以前、本多勝一氏のコラムで今回の荒木と似たり寄ったりの文章を読んだ覚えがありますが。どっちにしろそんなことが拉致解決と何の関係があるのか。何の関係もない。


田中1佐・植田1尉のご冥福をお祈り申し上げます【調査会NEWS3565】(R4.2.15) : 荒木和博BLOG
 飛行機が失踪した上、連絡が全く取れないことから「残念ながら二人とも事故死」と予想されていましたが、やはり事故死だったわけです。ひとまず遺体が回収されたことは遺族にとって良かった。
 それにしてもタイトルだけで読む気が失せます。
 第一にそんな事が拉致の解決と何の関係があるのか。少なくともそんなことは「特定失踪者調査会メルマガ」で流すべき話ではない。
 彼らは「拉致被害者救出作戦」で死亡したわけではない。
 第二に、まさか、荒木も「通り魔から住人を守ろうとして殺害された警官」「消火活動で死亡した消防士」など「殉職した人間」全てを「特定失踪者調査会メルマガ」で追悼するわけでもないでしょう。
 第三に彼らの死を追悼する前に「事故原因を追及」すべきです。

*1:「自分が我慢すること」ではない