今日の産経&しんぶん赤旗ニュース(2022年2/16~18日分)

日本国憲法に真っ向から反する/岸防衛相の答弁 志位委員長が指摘
 こうした批判が弱い日本のマスコミには心底呆れます。


岸田首相、「敵基地攻撃」の名称変更を検討 - 産経ニュース
 「残業代不払い法案→家族団らん法案」「武器輸出三原則→防衛装備移転三原則」の自民らしいふざけた話です。
 問題は「中身」であって言い換えでどうにかなる話ではない。「痴呆症→認知症」「精神分裂病統合失調症」(偏見を減らすための言い換え)などとは意味が違う。「少女買春→パパ活」くらい馬鹿馬鹿しい。 


赤旗維新の懲罰動議 不当/穀田・宮本徹両氏が批判
懲罰動議は「不当」 共産・志位氏が維新に反論 - 産経ニュース
 誹謗中傷ではない「批判行為」に懲罰動議を出すというのだから維新の無茶苦茶さには心底呆れます。また【産経抄】2月19日 - 産経ニュース(引用は省略しますが)で「宮本発言は懲罰に値する」と強弁し、維新の無法を擁護し、共産を非難する「反共ウヨ」産経にもいつもながら呆れます。
 それにしても

尾辻かな子
 論評の範囲の発言に懲罰動議を提出する維新。
 維新が衆議院で40人以上になって、動議が提出できるようになったら早速、国会での言論封じ。
 このような動きには、維新以外の全会派で否定すべき

ということで「40議席」など獲得しなければこんな無法も出来なかったわけで維新に投票した連中には改めて怒りを禁じ得ません。
 それにしてもこのような無法は「与野党関係なく、またマスコミ全社が批判すべき」話です。


維新、候補者に保育料補助 参院選、月額上限20万円 - 産経ニュース
 維新らしいせこいパフォーマンスで「制度を作ったが利用者がいなかった」という「酷い落ち」が予想されますが、こうした行為が「売名として機能する」のならば「女性の社会進出」と言う意味では「必ずしも悪いことではない」かもしれない。


「被害者に寄り添う制度を」 長女失った男性の思い - 産経ニュース(石橋明日佳)

 平成12年10月、横浜市渡辺保さん(73)は、最愛の長女、美保さん=当時(22)=を殺人事件で失った。美保さんは勤務先からの帰宅途中、自宅近くの路上で中学の同級生の男に車ではねられ、包丁で首を刺された。
 6年後には、妻の啓子さん=当時(53)=も踏切内で電車にはねられて命を落とした。啓子さんは事件後、心的外傷後ストレス障害PTSD)と診断され、心療内科に通っていた。娘を失った悲しみが啓子さんを追い詰めた。
 「支援が確立していれば、妻までも失うことはなかったのではないか」。

 「こうした、まともな記事だけ書いていれば」俺も産経を批判しないのですが、「PTSD」「悲しみが啓子さんを追い詰めた」と言うことはつまりは「自殺」でしょう。夫への配慮からか、「電車にはねられて命を落とした」と書き「自殺」という露骨な言葉は避けていますが。
 一部の「死刑愛好家」が叫ぶ「死刑万歳」はこうした「犯罪被害者(遺族を含む)の悲劇」をなくすことは出来ません。
 「加害者を死刑にすればPTSDを発症しない」と言う話ではないからです。たとえ「死刑支持の立場*1」であっても被害者支援として「メンタルヘルス支援」や「経済支援」は別途やらないといけない。
 また、「死刑云々」は

◆犯人が逮捕されない未解決事件(例:世田谷一家殺害事件 - Wikipedia
◆何らかの理由で犯人が裁判を受けずに死亡した事件(例:警察特殊部隊に射殺された三菱銀行人質事件 - Wikipedia)」

では「死刑にすべき人間」がいないために、死刑は「被害者救済」と言う意味で何の意味も持たない。
 夫の発言は「死刑万歳」の空疎さを示していると思います。

*1:俺は主として「死刑冤罪の危険性」から、死刑廃止の立場ですが