今日の産経ニュース(2022年2/28~3/3日分)

立民・小川氏「感想控える」 蓮舫氏長男自民入り報道 - 産経ニュース
 親子は別人格ですからね。


安倍氏「空想にとどまり思考停止」 志位氏発言を批判 - 産経ニュース
 批判するにしても物の言い様があるでしょうに全く非礼な男です(勿論、安倍の主張自体も大間違いですが)。
 とはいえ、首相を辞めたから無責任に放言してる面も大きいでしょうが。首相時代なら「野党の審議拒否」が怖くてこんなことは言えなかったでしょう。


助成金不交付、二審は適法 ピエール瀧さん出演映画 - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げません。どこが合法なのか。自民党の無法に忖度してるようにしか見えません。それでも「法の番人」か。
 自民党長期政権が「裁判の公正性を大きくゆがめてる」というべきでしょう。


連合会長「理解」発言修正 国民民主の予算案賛成で - 産経ニュース
 「玉木への批判」の強さから腰砕けになる芳野です。


【政界徒然草】立民は「共産党支配」か 9条改正反対でそろい踏み - 産経ニュース
 馬鹿馬鹿しくて話になりません。何で「九条擁護」で「共産党支配」なのか。


【一筆多論】4万のユダヤ人救った日本 岡部伸 - 産経ニュース
 以前も指摘しましたが、「杉原千畝*1ユダヤ人救出」にはまともな証拠がある。しかし、「樋口季一郎*2ユダヤ人救出」には「信用できるまともな根拠」は何もありません。従って「4万人のユダヤ人救出」というのは明らかなデマです。


核共有「党は議論していない」 自民幹事長代行 - 産経ニュース
核共有の議論排除せず 維新幹事長 - 産経ニュース
 維新の極右ぶりがよくわかる話です。それにしてもさすがに「安倍が首相を辞任したこと」もあってこんな暴論には自民党も付き合う気はないようです。


【正論】東京裁判再考促すオランダ判事 東京大学名誉教授・平川祐弘 - 産経ニュース

ベルト・レーリンク - Wikipedia
 嶋田繁太郎*3岡敬純*4佐藤賢了*5も死刑が相当である

というレーリンクは、パルと違い「日本無罪論」を唱え日本を免罪したわけではないので、そのように印象操作しようとするのは全くデマも甚だしい。
 そもそも東京裁判については「各判事の意見を詳細に分析して論じる」べきであって産経のように「日本免罪に使えそうな意見だけ利用する」のは全く馬鹿げています。

 最近の傑作は、三井美奈*6の『敗戦は罪なのか:オランダ判事レーリンクの東京裁判日記*7』(産経新聞出版)だ。レーリンクについて日本側に東大法学部国際法大沼保昭*8、同文学部国史科出身の粟屋憲太郎*9、オランダ側にプールヘースト*10による評伝などがあるが、読み応えは三井が上だ。

 大沼氏らの著書名を出さないあたり「本当に読んだのか?」と疑いたくなります。


自民外交部会長「自衛反撃能力」提案 敵基地攻撃名称めぐり - 産経ニュース
 名前を変えてごまかそうというあたりが「武器輸出三原則→防衛装備移転三原則」の自民らしいくだらなさです。

*1:リトアニアカウナス日本領事館領事代理

*2:第3師団参謀長、ハルピン特務機関長、第9師団長、第5方面軍司令官兼北部軍管区司令官など歴任

*3:東条内閣海軍大臣軍令部総長などを歴任。終身刑判決を受けるが後に仮釈放

*4:海軍省軍務局長、海軍次官などを歴任。終身刑判決を受けるが後に仮釈放

*5:支那方面軍参謀副長、陸軍省軍務局長、支那派遣軍総参謀副長、第37師団長などを歴任。終身刑判決を受けるが後に仮釈放

*6:読売新聞エルサレム支局長、パリ支局長、産経新聞パリ支局長を歴任。著書『安楽死のできる国』(2003年、新潮新書)、『イスラエルユダヤパワーの源泉』(2010年、新潮新書)、『イスラム化するヨーロッパ』(2015年、新潮新書)。それにしても読売から「全国紙で一番経営の悪い産経にわざわざ移籍」とはよほどの極右なのか?。

*7:2021年刊行

*8:1946~2018年。東京大学名誉教授。著書『戦争責任論序説』(1975年、東京大学出版会)、『サハリン棄民』(1992年、中公新書)、『人権、国家、文明』(1998年、筑摩書房)、『在日韓国・朝鮮人の国籍と人権』(2004年、東信堂)、『東京裁判、戦争責任、戦後責任』(2007年、東信堂)、『「慰安婦」問題とは何だったのか』(2007年、中公新書)、『国際法』(2018年、ちくま新書)など

*9:1944~2019年。立教大学名誉教授。著書『東京裁判論』(1989年、大月書店)、『未決の戦争責任』(1994年、柏書房)、『十五年戦争期の政治と社会』(1995年、大月書店)、『現代史発掘』(1996年、大月書店)、『昭和の政党』(2007年、岩波現代文庫)、『東京裁判への道』(2013年、講談社学術文庫

*10:著書『東京裁判とオランダ』(1997年、みすず書房