「反党右翼分子」松竹伸幸のバカさに呆れる(2022年3月10日記載)

野党政権と共産党綱領の諸問題・了 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
 黒坂が紹介していたので読みましたが「冗談ですか?」と聞き返したくなる酷い代物です。
 そんなに松竹に「自分の主張に自信がある」のならそれこそ「共産を離党」して「れいわ新選組山本太郎のように新党を作るべき」でしょう。まあ、例は「山本太郎」でなくても「社会党を離党して社民連を作った江田三郎社民連初代代表)」でも「社会党を離党して新社会党を作った矢田部理新社会党初代委員長)ら社会党左派」でも何でもいいのですが。
 そうした離党もせずに

 共産党が党員投票の党首選挙を実施するなら、私は立候補すると宣言*1した。

などと放言するだけだから呆れます。
 「国民多数が安保容認なら廃止などできない」という松竹の理屈なら、それこそ「党員多数が委員長直接選挙を支持しなければ実現しない*2」し、実現したところで「松竹が党員多数に支持されてなければ」泡沫候補として終わるだけです。
 「自民党が安保を廃止しないこと」については「国民多数が安保支持だから」「共産党など廃棄論者が力不足だから」で片付ける松竹が「党員多数が支持してないから」「俺が力不足だから」「だから委員長直接選挙が実現しない」ではなく「なぜ志位執行部は直接投票にしない」と執行部に悪口ですからそのでたらめさには心底呆れます。
 松竹がどんな「志位執行部」に悪口しようとも「松竹の方こそ共産党以上に世間に評価も支持もされてない」という事実は否定できません。当然ながら松竹が放言する「僕の考える共産党の躍進の作戦」も「政策的是非はともかく*3」躍進する保証はどこにもない。
 それにしても松竹が「日本共産党の安保廃棄論」に「周辺諸国の脅威ガー」と抜かすのには心底呆れます。どれほど右寄りなのか。党員の資格などかけらもないこの男はもはや離党すべきでしょう。
 そもそも一体どこの国が日本を侵略するというのか。そして侵略がないのは別に「日米安保ガー」という話ではない。
 「護憲派」としていいことだとは思いませんが、自衛隊はもはや「世界有数の軍事力」です。米軍がなくても外国がおいそれと侵略できるものではない。
 そもそも「世界の全ての国に米軍基地がある」わけでもなければ、「米軍基地のない国」が侵略の被害を受けまくってるわけでもない。
 また「日本が経済大国」であり、世界各国にとって重要な国であることも「侵略を阻止する条件」の一つです。EUや米国にとって重要なウクライナが「ロシア侵攻」に際して支援されているように「日本侵攻」においても同様の支援が期待できる。
 そもそも日米安保は「ベトナム戦争」「イラク戦争」でわかるように「日本の防衛のためにある」わけではない。
 そして日本人が「自民党を支持してきた」のははっきり言って日米安保は関係ないでしょう。
 「日米安保を支持するから」自民党支持ではなく、「支持した自民党日米安保支持」にすぎない。そして自民党支持の主たる理由は「田中角栄による上越新幹線建設」のような利権誘導に過ぎません。安保外交政策で自民支持ではない。
 それプラス「米国ににらまれて制裁食らってる北朝鮮のよう酷い目に遭わされたくない」という「米国への恐怖感」ではないのか?
 従って「安保外交論」に主張が偏っている松竹の考えでは「党勢拡大」どころの話ではありません。
 「多数派の支持を得なければ政権が取れない」といい「日米安保容認」を公言する松竹です。「多数派の支持を得なければ政権が取れない」は一理ありますが「政治にとって大事なことはやはり筋論」でしょう。多数派を獲得することはその次の問題です。
 「多数派を取ること」を松竹のように過大視すればそれは「現状容認」にしかなりません。そして「現状容認」では「政治の大きな変革はない」のはもちろん「多数派になること」も「むしろ困難」でしょう。
 「多数派が自民を支持」だからといって「自民のまね」をしたところで「自民から票が奪える」とは思えない。それは「自民党にすり寄る国民民主の支持率」が低迷してることでも明白でしょう。
 というコメントを松竹の記事に投稿しましたがおそらく掲載拒否でしょう。偉そうなことを抜かしたところで松竹には「批判意見に耳を傾ける謙虚な気持ち」は全くないわけです。呆れて二の句が継げませんね。

*1:夜郎自大」松竹と違うまともな人間なら「志位委員長以外に誰も出なければ出る用意がある」ならともかく「立候補する」と宣言はしないでしょう。「お前は自分が党内で一番立派だと思い上がってるのか」「一発逆転の博打で、委員長に成り上がりたいから直接選挙を主張してるのか」と疑われかねないからです。つうか「直接選挙で委員長になりたい」などというバカを言う暇があったら「党内で地道にグループ作りでもしろ」という話です。そういうことを何もせずに出馬しても当選以前に主張が評価、支持されるわけがない。「執行部の締め付けがきつくてグループ作りできない」というなら「アホか」ですね。そんなんでは仮に党首直接選挙が実施されて、出馬しても「繰り返しますが」当選以前に主張が評価、支持されるわけがない。正直、松竹が本気で「政治を(あるいは所属する日本共産党を)変える気があるのか」疑いたくなる寝言です。つうか「委員長直接選挙」なんて「難事業に挑む」より「選挙の候補(地方議員であれ国会議員であれ)を予備選で選べ→松竹グループの候補の予備選勝利を目指す」の方がまだ現実的ではないか。

*2:そもそも党首選出の党員選挙がある自民や立民などでも多くの場合「立候補には国会議員や地方議員の推薦が必要」であり、松竹のような「平党員が出馬できる政党」などまずありません。まあ、あったところで国会議員などとして活躍してる人間を無視して、松竹のような「平党員」を党首にしようというバカは普通いませんが。

*3:俺は党首直接選挙はともかく「奴の右寄りの安保外交政策」には大反対ですが。