今日のロシアニュース(2022年3/13日分)

【産経抄】3月15日 - 産経ニュース
 「プーチン」を「国際社会から孤立する裸の王様」呼ばわりする産経です。
 それだけなら「正論」でしょうが「国際社会から孤立し、ウクライナ侵攻以上に無謀な対米戦争を始めた裸の王様」戦前日本を「ハルノートが悪い、ABCD包囲網が悪い」で擁護する産経がよくも言ったもんです。
 あるいは「国連クマラスワミ報告、マクドガル報告」「南京事件資料ユネスコ世界遺産登録」を無視して「河野談話否定論」「南京事件否定論」を放言する「国際社会から孤立した裸の王様」産経がよくも言ったもんです。


世界中の極右を引き寄せるウクライナ義勇軍は新たなファシズムの温床か

 ロシアによるウクライナ侵攻が続いている。私は前回の記事で、ウクライナにはネオナチ勢力が存在するのは事実だが、それを根拠としたプーチンの開戦理由は正当化できないことを論じた。その結論は現在でも変わらないが、開戦後にウクライナでネオナチの勢いが増していることについては注意を払うべきかもしれない。

 「敵(ロシア)の敵は味方」で「極右とウクライナが野合してる」のならそれは批判されてしかるべきでしょう。


露側は否定 中国への支援要請めぐり - 産経ニュース
 実際、その通りでしょうが、ここでロシアが「曖昧にごまかしたりせず否定したこと」が重要ですね。ロシアとしてはここで中国を敵にしたらまずいという判断があるのでしょう。それは『中露関係は極めてドライな関係』ということでしょう。
 また苦戦するプーチンは「中国を仲介役とした解決」という選択肢を残しておきたいのかもしれない。


ロシアがシリアで戦闘員募集か…報酬200~300ドルでウクライナへ派遣計画 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
 勿論、プーチンに批判的な米国の情報なので「割り引く必要」はあります。
 しかし、これが事実ならば「プーチンが事実上、失敗を認めてる」ようなものです。「シリアの戦闘員」とやらが「シリアに展開しているロシア軍」であれ「シリア軍」であれ、何であれ、そんなものの投入は当初予定してなかったでしょうから。


「露情報機関幹部を軟禁」報道 プーチン政権、内部粛清開始か | 毎日新聞
 勿論、プーチンに批判的なメディアなので「割り引く必要」はあります。
 しかし、これが事実ならば「情報機関が不適切な情報を提供したせいで苦戦してる」と責任転嫁に動いてるわけで「プーチンが事実上、失敗を認めてる」ようなものです。
 

ロシア戦勝曲の変更 びわ湖ホール音楽祭 - 産経ニュース

 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大津市)は12日、今春開催するクラシック音楽祭で予定していたロシアの作曲家チャイコフスキーの大序曲「1812年」の演奏を見送り、曲目を変更すると発表した。「1812年」は、同年にナポレオン率いるフランス軍を撃退したロシアの戦いを描く勇壮な曲で、音楽祭を締めくくる演目として5月1日に演奏予定だった。代わりにレスピーギ交響詩「ローマの松」を演奏する。
 同曲をめぐっては、明石フィルハーモニー管弦楽団兵庫県明石市)が今月21日の公演で予定していた演奏を「ロシアがウクライナに侵攻した世情を踏まえ」中止に。中部フィルハーモニー交響楽団(愛知県小牧市)も26日の公演の演目から外す一方、「チャイコフスキーやロシアの音楽を否定することはない」としてチャイコスフスキー「くるみ割り人形」の演目を追加している。

 おいおいですね。「ロシア軍の勝利」を記念した音楽と言っても今回の件と何の関係もない(そもそもナポレオンの方が侵略者でしょうに)。
 「曲を変えろ」と抗議をした人間がいるとも思えず「過剰反応」と思いますが、仮にいたとしてそんな因縁に従う必要もない。
 しかもチャイコスフスキー「くるみ割り人形」に変更した中部フィルハーモニー交響楽団ならまだしもなんで曲目が「チャイコフスキーの別の音楽」ではなく、レスピーギになるのか。「プーチン・ロシア批判→ロシア音楽否定」ではないでしょうに。
 「曲調が全然違う」のなら「意味不明」だし、似ているのなら「変える必要ないだろ」ですね。
 しかし「どんな曲か興味がわいてきた」ので後で「1812年」「ローマの松」を聞こうかと思います。