立民の泉を「少しだけ」見直した、そして常岡浩介を改めて「心の底から」軽蔑した(追記あり)

立民・泉氏、ウクライナ大統領演説「首脳会談が条件」: 日本経済新聞
 「俺の頭が悪い」ので、最初は何のことか意味不明でしたが、ネット上の指摘によれば

◆演説それ自体には反対しないが、ゼレンスキー演説でいきなり「自衛隊の武器提供希望(明らかに憲法九条に抵触)」など、無茶苦茶なことを言われても困る。ウクライナとの関係を考えると、大統領であるゼレンスキーの面子を潰すわけにも行かないので、ゼレンスキー批判しづらいところ、日本ができない行為を要望されても困る。
 何を話すのか、あらすじぐらいは日本政府は把握すべきだ。ゼレンスキーが無茶苦茶なことを言うとは思いたくないが彼の善意を信じて演説内容ノーチェックはリスキーすぎる
◆そもそも、改憲右翼政党・自民ではウクライナへの同情を悪用して、ゼレンスキーに働きかけてそのようなことを言わせたあげく「そんな発言をするとは知らなかった」「でもゼレンスキー発言はその通りではないか。日本も欧米のように武器支援すべきだ」などと言いだしかねない。自民党のそうした謀略行為の危険を排除したい

つうことのようです(その点、泉*1の主張が少しわかりづらいのは問題です。俺のような「頭の鈍い人間」でもすぐにわかるように物は言ってほしい。それとも「そういう要請をして何が悪い」といい出しかねない党内ウヨ議員と、「そんな要請は問題だ」という党内左派、リベラル派議員の内紛を恐れてぼかしてるのか。そうだとしたら「何だかなあ」ですね)。
 「岸田首相との首脳会談と共同声明」が必要とは思いませんが、事前に「ゼレンスキーが何を演説したいのか」ウクライナ側との事前調整、すりあわせはすべきでしょう。
 泉が危惧するように「ゼレンスキーの善意」を信じて「演説内容ノーチェック」はあまりにもナイーブでリスキーすぎる。俺も泉には全く同感です。
 俺と同様の意見としては

菅原琢*2 新刊『データ分析読解の技術*3』重版御礼
 首脳会談が条件となるロジックはまだよくわかっていないのだけど、有権者を代表する立場としての議会がこの案件を慎重に扱わなければならないことは当然であり、(ボーガス注:泉氏の慎重な姿勢自体は)よく理解できる。テレビで演説を聞くのとは全くその意味が違う。
 首脳会談条件も、政府を超して何らかの立場や方向に国会が一方的に組し、以て日本の方針と対外的に受け取られかねないことに対する留意と解すれば、健全な判断に思う。

を紹介しておきます。
 一方、「アンチ立民、自民シンパ」のウヨ、あるいは「常軌を逸したアンチロシアorウクライナシンパ」が

【主張】ゼレンスキー演説 国会の「熱意」がみえない - 産経ニュース
 泉代表の言辞は論外である。

常岡浩介*4
 泉さん、あなたは国際社会には通用しないから、政治家はお辞めなさい

常岡浩介がリツイート
◆東野篤子*5
 日本・ウクライナ友好議員連盟副会長のお言葉とは思えません。
 このようなツイートをなさること自体、すでに日本の国益を損なっていると思われるのですが、きちんとご説明をお願いしたいところです。

として泉に対し「ゼレンスキーに失礼だ」と抜かすのはいつものことです。むしろこいつらの方が「泉氏に失礼」であり「日本の国益を損なってる」というべきでしょう。
 そもそも「事前調整」にそんなに時間がかかるわけもない*6し、泉も「武器支援要請のような無茶な要求が演説でされる恐れ」を指摘しているに過ぎません。つうか、こういうことを抜かす連中は「ゼレンスキーをネタに泉・立民をたたきたい自民シンパ」か、「泉が危惧するようなウヨ発言をゼレンスキーがすることを希望してる改憲ウヨ」かいずれにせよまともな連中ではないでしょう。
 そんな連中の同類に常岡が落ちぶれたかと思うと感慨深い。高世仁が常岡を見捨てたのも当然と言えるでしょう。

【追記その1】
ウクライナ、日本に衛星データ要請 情勢見極め政府判断: 日本経済新聞
 記事が事実ならば、普通に考えて提供を要求してる情報は「ロシア軍の動向」でしょう。軍事情報の提供は憲法九条に抵触する疑いがあるので「拒絶すべき」でしょう。
 いずれにせよ記事が事実ならば、「憲法九条の制約」を公然と無視するゼレンスキー相手に「ノーチェック」で話などさせたら何を言い出すか危うい。
 泉の懸念が裏付けられたと言っていいでしょう。
 泉を非難するような連中はウヨなので「情報提供して何が悪い」と言い出すかもしれませんが。
【追記その2】
ゼレンスキー氏 日本の国会演説で「安倍・プーチンの蜜月を批判」か(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
 多分「ない」でしょうが、仮にやったら泉を批判してた連中(自民支持)が掌返しで「何で岸田は事前に原稿チェックしなかったのか」「ウクライナは日本をなめてる」などということは間違いないでしょう。連中はそういうデタラメな奴らでしょうね。
【追記その3】
 ゼレンスキー演説をどう評価するにせよ結果的には「泉の懸念は杞憂に終わった」わけですが、だからといってそれは泉の懸念が間違いと言うことを勿論意味しません。

*1:希望の党国対委員長、国民民主党国対委員長、国民民主党政調会長立憲民主党政調会長などを経て立憲民主党代表

*2:東京大学准教授(政治学)。著書『世論の曲解:なぜ自民党は大敗したのか』(2009年、光文社新書

*3:2022年、中公新書ラクレ

*4:国際社会どころか「日本社会でほとんど相手にされなくなった廃業状態」常岡が良くも言ったもんです(失笑)。

*5:筑波大学准教授

*6:ゼレンスキーの演説内容のあらすじを事前に確認して問題なければOK、「武器提供要請」など問題のある部分は「訂正してくれ」というだけの話です(勿論ゼレンスキーが事前に話がなかったことを勝手に演説したあげく、それが「武器提供要請」のような問題発言ならば事後に彼に抗議するのも当然のことです)。常岡らが「事前検閲」云々と泉に悪口するような話では全くない。勿論、泉は、鈴木宗男のようなロシアシンパではないし、事前調整を口実にゼレンスキー演説を潰そうとしてるわけでもない。