蔓延防止等重点措置の効果は昨春のみ? 専門家が分析 - 産経ニュース
専門家と言っても「一個人の私的見解」にすぎず、「経済活動を本格化させたいが故の認識のゆがみ」がないか今後議論していく必要があります。現時点では安易に鵜呑みにできる話ではない。
【産経・FNN合同世論調査】自民、維新支持層「核共有」の議論求める傾向 - 産経ニュース
とはいえ最も高い維新支持層ですら3割であり、「核共有」など維新支持層ですらほとんど支持しないことがうかがえます。
【日本共産党100年】第1部「負」認めない歴史(上)共産 異質で不誠実な足跡 - 産経ニュース
ちなみに、1922年 - Wikipediaによれば
◆2月22日
江崎グリコ創立(創立100周年記念サイト|Glicoグループ参照)
◆3月3日
全国水平社(部落解放同盟の前身)結成(水平社宣言発表)
→例えば部落差別撤廃に取り組んだ「全国水平社」創立100年記念集会 | NHKニュース
◆8月8日
小学館創立(0から考えよう。|小学館100周年特設サイト参照)
◆12月30日
赤軍の内戦勝利による「ソ連」の正式な成立
から100年でもあります。
なお1922年の共産党結党主要メンバーは第一次共産党 (日本) - Wikipediaによれば
【戦前に死去】
◆吉川守圀(1883~1939年:享年56歳)
◆渡辺政之輔(1899~1928年:享年29歳)
◆渡辺満三(1892~1925年:享年33歳)
【戦後、社会党左派(労農派)】
◆浅沼稲次郎(戦後、社会党書記長、委員長を歴任)
◆高津正道(戦後、社会党衆院議員。衆院副議長)
◆山川均(戦後、社会主義協会代表)
など「戦後の共産党とはつながりのない人間が多い」点に注意が必要です。党史について触れた日本共産党の書籍を読んでもこうした人間は「悲劇的な最期を遂げ英雄視されるワタマサこと渡辺政之輔」を除き、「名前が出てくること」はあっても詳しく説明されることはまずありません。
また
新刊紹介:「歴史評論」2022年2月号 - bogus-simotukareのブログ
シリーズ・結党100年の中国共産党と日本(2): 言葉で日中をつないだ中国知識人の留学体験 | nippon.com
1921年4月24日の日本共産党暫定中央執行委員会の成立(事実上の日本共産党の創立)
という主張もありますがそれはさておき。
日本共産党第28回大会/綱領一部改定案の討論についての志位委員長の結語
全党討論のなかで出された一つの意見にこたえておきたいと思います。それは、1970年代、「赤旗」に掲載された論文などで、同性愛を性的退廃の一形態だと否定的にのべたことについて、きちんと間違いと認めてほしいというものです。これは当時の党の認識が反映したものにほかならないものだと思います。これらは間違いであったことを、この大会の意思として明確に表明しておきたいと思います。
という志位演説でわかるように日本共産党が無謬論だというのはデマでしかありません。勿論「過去の問題全てをきちんと謝罪した」とまでは言いませんが「他党と比べて特段に無謬論的性格が強い」ということもない。
むしろ「南京事件否定論(南京事件資料ユネスコ世界遺産登録でのウヨの逆ギレ)」「河野談話否定論(国連クマラスワミ報告、マクドガル報告、米国下院慰安婦決議などでのウヨの逆ギレ)」「徴用工違法性否定論(端島炭鉱世界遺産登録や佐渡金山世界遺産登録申請問題でのウヨの居直り)」「関東大震災での朝鮮人虐殺否定論」などのデマを垂れ流す産経らウヨの方こそ「戦前日本無謬論とでもいうべきおぞましい代物」です。
西修*1・駒沢大学名誉教授の新著『〝ざんねんな〟日本国憲法』(ビジネス社)を読んだ。西氏は憲法前文を例に「『日本国の顔』が映し出されていない」と厳しく指摘し、「日本国の歴史、伝統、文化、国柄などに言及されてしかるべき」と言う。
おそらく「ざんねんないきもの事典 - Wikipedia」(高橋書店)に引っかけて「うまい著書名をつけた」とでも思ってるのでしょうがそれはさておき。
残念なのは「西と産経」の脳みその方でしょう。何故憲法にそんな物を書く必要があるのか。
そもそも西らの言う「歴史、伝統、文化、国柄」とは具体的に何のことなのか。
なお、西の本を刊行したビジネス社は
【著者名順】
◆門田隆将、竹田恒泰『なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか』(2021年)
◆黄文雄『なぜ韓国は未来永劫幸せになれないのか』(2019年)
◆島田洋一『3年後に世界が中国を破滅させる:日本も親中国家として滅ぶのか』(2020年)
◆石平『バブル崩壊前夜を迎えた中国の奈落』(2021年)
◆豊田有恒*2『一線を越えた韓国の「反日」』(2021年)
◆福島香織『習近平「文革2.0」の恐怖支配が始まった』(2021年)
◆水間政憲*3『完結「南京事件」』(2017年)
水間による南京事件否定論本
◆宮崎正弘『新型肺炎、経済崩壊、軍事クーデターでさよなら習近平』(2020年)
◆惠隆之介*4、渡邉哲也*5『沖縄を本当に愛してくれるのなら県民にエサを与えないでください』(2017年)
◆山村明義*6『日本をダメにするリベラルの正体』(2017年)
などを刊行する札付きの右翼出版社です。有斐閣のような法律専門出版社でもない、こんなところから西もよく著書が出せたもんです。
それにしても「憲法、西修」「日本会議、西修」「産経、西修」などではなく「西修」だけでググったら
◆「魔入りました!入間くん」が児童文庫に、表紙は西修描き下ろし - コミックナタリー2021.7.6
◆人気漫画『魔入りました! 入間くん』が小説に 原作者の西修さん、小説家の針とらさんインタビュー|好書好日2021.8.11
など「漫画家の西修」に関係した記事ばかりヒットするのには苦笑しました(なお「憲法学者の西」が登場する記事のほとんどが
【書評】『憲法の正論』西修著 歪曲正し、欺瞞打ち砕く - 産経ニュース(2019.12.1)、【編集者のおすすめ】『知って楽しい世界の憲法』/西修著 広い視野から見直す機会に - 産経ニュース(2021.5.22)など産経の記事であることにも苦笑しました)。
【参考:西修(漫画家)】
西修 (漫画家) - Wikipedia
2011年に『少年K』がジャンプSQ月例賞で佳作を受賞し、『ジャンプSQ.19 Autumn』(集英社)に掲載され商業誌デビュー。2013年に第1回SQ.NEXT CUPにエントリーし『ジャンプスクエア』(集英社)2013年10月号に掲載された『ホテル・ヘルヘイム』が優勝し、2014年11月号から2015年9月号まで『ジャンプスクエア』で『ホテル ヘルヘイム』を連載(同作が初の連載作品)。2017年3月より『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で『魔入りました!入間くん*7』を連載中。
*1:著書『日本国憲法を考える』(1999年、文春新書)、『日本国憲法はこうして生まれた』(2000年、中公文庫)、『憲法改正の論点』(2013年、文春新書)、『憲法9条を正しく知ろう』(2020年、海竜社)など
*2:著書『韓国は、いつから卑しい国になったのか』(2017年、祥伝社新書)
*3:著書『「反日」包囲網の正体』(2011年、PHP研究所)、『ひと目でわかる「GHQの日本人洗脳計画」の真実』(2015年、PHP研究所)
*4:著書『沖縄を豊かにしたのはアメリカという真実』(2013年、宝島社新書)
*5:著書『怪物化する中国は世界を壊して自滅する』(2022年、徳間書店)
*6:著書『民主党政権・悪夢と恐怖の3年3ヶ月』(2013年、青林堂)、『GHQの日本洗脳』(2014年、光文社)、『劣化左翼と共産党』(2016年、青林堂)、『GHQが洗脳できなかった日本人の「心」』(2016年、ベストセラーズ)
*7:テレビアニメ第1シリーズは2019年10月5日から2020年3月7日までNHK Eテレにて毎週土曜17時35分から18時に放送。第2シリーズは2021年4月17日から9月11日まで、前シリーズと同じ枠にて放送。第3シリーズは2022年10月より放送予定(魔入りました!入間くん - Wikipedia参照)