野党共闘の現状にただぼやくことしかしないリベラル21と広原盛明に呆れる(2021年3月29日分)

リベラル21 〝連合の将棋のコマ、泉立憲代表〟のままでは、野党は参院選を戦えない広原盛明
 俺も泉立民には不満があります。未だに高止まりする政権支持率(50~60%程度)から「参院選の行く末」について広原同様の危惧も感じますが、とはいえこの駄文には「一部を除いて」全く賛同できません。
 まず第一に「枝野前代表など」野党共闘路線支持だったはずの連中が今、存在感がないことが問題にされるべきでしょう。泉一人をやり玉に挙げてすむ話ではない。
 第二に「立民支持層」が「今のままでは立民に未来はない、泉に代表を辞めてもらおう」というならともかく俺や広原のような部外者が言っても現実性がないしそもそも越権行為でしょう。
 第三に、野党共闘継続に動く市民連合など「リアルの政治活動に励む個人や団体(勿論いろいろと批判されるべきところはあるでしょうが)」と違い、ただぼやくことしかしないリベラル21と広原には「他にやることはないのか」と呆れます。

フォイエルバッハに関するテーゼ - Wikipedia
 哲学者たちは、世界を様々に解釈してきただけである。肝心なのは、それを変革することである。

という批判を「解釈しかしないリベラル21の連中」には贈呈したい。何故「市民連合」のようなリアルの活動をしないのか。

 芳野会長は3月16日夜、麻生自民党副総裁の招きで日教組出身の清水事務局長とともに会食の席に連なり

 日教組もずいぶん右傾化したもんだというのが感想ですね。いくら事務局長とは言えよく麻生なんぞと会食できたもんです。そこは芳野に「私はそんな席には同席できない、同席しないなら事務局長をやめろというなら更迭してくれ」というべきではないのか。

 志位共産党委員長もまた、これまで「連合にもいろいろある」として連合への批判は一切口にしていない*1が、自民最高幹部と酒席をともにするような会長*2と事務局長が率いる連合に不信を抱かないのであろうか。

 広原に言われるまでもなく志位氏も「芳野会長の連合」や「芳野にへいこらする泉ら立民執行部」には怒り心頭でしょうが、くそみそに連合批判してもあまり建設的ではありませんのでねえ。実際、「芳野を会長にするようでは過大評価もできませんが」自治労など、芳野に批判的な左派・リベラル系の労組も連合内部にはあり志位発言は嘘ではありません。

*1:というのは言い過ぎで「節度を持った批判」ならしていると思います。というか「連合にもいろいろある」というのは「芳野に対する婉曲な批判」ではないか。

*2:芳野の場合それだけでなく、「新しい資本主義実現会議メンバー」ですからね。