常岡浩介に突っ込む(2022年4月17日分)

常岡浩介がリツイート
高田昌幸*1
 原田さん*2とのあれこれは、本当に語り尽くせない。2019年、東京での対談が直接会った最後だった。実名・顔出し告発の威力を教えてくれた人だった。
原田宏二さん死去 北海道警元釧路方面本部長で裏金問題を告発 | 北海道放送

 常岡って未だに「長崎放送時代の県警裏金追及」を自慢したいのかと吹き出しました。
 とはいえ、今の常岡はそんな報道は勿論してないし、当然「高田氏とは違い」晩年の原田氏とのつきあいもなかったようですが。

常岡浩介
 「経済制裁ではプーチンを止められない」という主張は誤りで、(ボーガス注:ロシア非難決議で棄権した中国、インドなどがロシア制裁に非協力的で?)プーチンを止められる経済制裁の実施が困難なのね

 この常岡の物言いは

 「経済制裁では拉致は解決しない」は間違いで「拉致解決につなげる経済制裁の実施が困難」なだけだ。中国やロシアが北朝鮮を支援するから悪い!(救う会

と似たり寄ったりの詭弁と言っていいでしょう。とはいえ俺個人は「現状の対ロシア制裁」に「全く意味がない」などとは思っていませんが。確かに制裁は「ロシア軍撤兵」をもたらしてはいませんが、何の制裁もしなかったらさらに事態は悪くなっていたでしょう。
 俺が「北朝鮮制裁」に否定的なのは「バーター取引で拉致の解決が可能だと思う」からであってその種のバーターが成立しそうにない「ロシアのウクライナ侵攻」ではむしろ「制裁支持」です。

常岡浩介がリツイート
◆沖めばる
 ロシアがウクライナに宣戦布告すると、安保理決議の投票権を失う。

 「へえ?」ですね。「事実ならば」米国の中立法発動を恐れて、中国相手に宣戦布告しなかった戦前日本みたいな話ですね。

常岡浩介がリツイート
福田充*3
 【講義】新学期早々ですが来週の1年生必修科目「危機管理学概論」でロシア・ウクライナ戦争を考察します。自分が見ているテレビやネット環境で目に入らないからという理由で、そうした世界の人道の危機から目を逸らす、見ないことにする、考えないようにするということを日本人はもうやめるべきだと思います。こうして多くの日本人はプーチンの悪行をチェチェンもシリアもクリミアも見逃して来ました。

 「日大の独裁者(日大のプーチン?)」田中・日大前理事長の「無法な大学支配」を見逃してきた「日大教員の一人・福田」がそれに対する反省もなくこんなことがよく平然と言えると、その「面の皮の厚さ」に「ある意味」感心します。俺の知る限り、福田は「田中問題」について一度もツイートしたことはないと思います。むしろ「危機管理学概論」では「何故、日大の教職員ら(福田を含む)は田中支配を許したのか?。何故、東京地検特捜部が田中逮捕するまで何もできなかったのか。何故日大は危機管理に失敗したのか。そんな大学の危機管理学部に本当に意味があるのか?」を語ったらどうなのか。

常岡浩介
 なんなんだこの意味不明なエアDisは?心が傷付いてつらいのか?つらいのか?おお、そうかそうか
◆Kan Kimura*4
 ウクライナの問題は、現地で起こっていることも、それを巡る日本社会における威勢の良い正義感に満ちた言説の氾濫も、自分にはしんどい。戦争について嬉々として語る一部の人たちの気持ちが自分には理解できない。

 むしろ常岡のツイートの方が意味不明ですがそれはさておき。木村が何が言いたいのかこれだけでは意味不明ですが、あえて善意に理解すれば「『ロシアのウクライナ侵攻という悲劇をネタにした善人アピール、自己宣伝が多いのではないか』『テレビ局の場合、ただの視聴率のとれるネタ扱いが多いのではないか』と思って気が滅入る」、「ウクライナのことをどれだけの人が真剣に考えてるのか?」程度の意味ではないか。俺もそれは時々感じます。ただ、それ(悲劇をネタに商売してる自分はゲスではないか)を言うと何も言えなくなる(木村の場合だと慰安婦問題など日韓関係について何も言えなくなる*5)ので「悩みながらもあえて言う」という話ですよね。
 おそらく、木村ツイートを常岡は
1)「常岡がウクライナを自己宣伝のネタに使ってる」と木村が常岡非難
2)木村はロシアを詭弁で擁護している
と認識した上で悪口してる「つもり」(但し、そうストレートには言わず、こういう持って回った言い方をするのが常岡の趣味?)なのでしょうが。 
 なお、木村は常岡には

Kan Kimura
 誰もあなたのことは言ってないんじゃないんでしょうか。申し訳ないけど、自意識過剰だと思いますよ。そして、どうしてそんなに攻撃的なのでしょうか。

リツイートしています。まあ常岡が無意味に攻撃的なのは昨日今日始まったことではないですが。

有田芳生*6が常岡浩介にリツイート
 そうですね。ありがとうございます*7
◆常岡浩介が有田芳生リツイート
 有田さんのような著名な政治家*8が及川氏のような無名な政治ゴロ*9に名指しで対応すると、無駄に政治ゴロに注目を集めてしまうし、「有田さんが同じ土俵に乗って相手にするほどの人物」と第三者に誤解を与えてしまいます。及川氏もそれを狙っている*10のでしょう。ここはサクっと法的処置を
有田芳生
 デマゴーグ及川健二*11に告ぐ。私の人生を偽造するな!

 吹き出しました。ツイートでの応答よりもむしろ「法的措置(裁判?)」の方が注目集めるでしょうに。
 そして、むしろ常岡の方こそ「有田さん、応援してます」ということで注目集めようとしてないか?(どう見ても集まっていませんが)

*1:北海道新聞記者として道警裏金疑惑を報道。現在は東京都市大学教授。著書『真実:新聞が警察に跪いた日』(2014年、角川文庫)など(高田昌幸 - Wikipedia参照)

*2:元北海道警釧路方面本部長(警視長)。明るい警察を実現する全国ネットワーク代表。著書『警察内部告発者』(2005年、講談社)、『警察VS警察官』(2006年、講談社)、『警察捜査の正体』(2016年、講談社)(原田宏二 - Wikipedia参照)

*3:日本大学教授。著書『メディアとテロリズム』(2009年、新潮新書)、『テロとインテリジェンス:覇権国家アメリカのジレンマ』(2010年、慶應義塾大学出版会)、『リスク・コミュニケーションとメディア』(2010年、北樹出版)、『リスクコミュニケーション』(2022年、平凡社新書)など

*4:神戸大学教授。著書『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識:朝貢国から国民国家へ』(2000年、ミネルヴァ書房)、『韓国における「権威主義的」体制の成立:李承晩政権の崩壊まで』(2003年、ミネルヴァ書房)、『朝鮮半島をどう見るか』(2004年、集英社新書)、『高宗・閔妃』(2007年、ミネルヴァ日本評伝選)、『韓国現代史:大統領たちの栄光と蹉跌』(2008年、中公新書)、『民主化の韓国政治:朴正煕と野党政治家たち 1961〜1979』(2008年、名古屋大学出版会)、『近代韓国のナショナリズム』(2009年、ナカニシヤ出版)、『日韓歴史認識問題とは何か』(2014年、ミネルヴァ書房)、『歴史認識はどう語られてきたか』(2020年、千倉書房)、『韓国愛憎:激変する隣国と私の30年』(2022年、中公新書)、『誤解しないための日韓関係講義』(2022年、PHP新書)など

*5:正直、俺の評価では木村の言動は限りなく「産経などの嫌韓国ウヨ」に近い「研究者にあるまじき韓国認識」です。何せ『だまされないための「韓国」: あの国を理解する「困難」と「重み」』(共著、2017年、講談社)、『日本の常識は通用しない、慰安婦合意反故「法より正義の国・韓国」』(2018年、文藝春秋)という「タイトルからし嫌韓国本」の著者が木村ですし。

*6:著書『歌屋 都はるみ』(1997年、文春文庫)、『テレサ・テン十年目の真実:私の家は山の向こう』(2007年、文春文庫)、『ヘイトスピーチとたたかう!:日本版排外主義批判』(2013年、岩波書店)、『50分でわかる!立憲民主』(2019年、弓立社新書)

*7:何が「ありがとうございます」なのか。本当に法的措置を執るんですかね?。あまりにもそっけなく定型的な文章であることを考えれば『常岡を無視して、反感を買われて絡まれても嫌だ』が下手に常岡に好意的なツイートをして『常岡に親しい人間扱いされて絡まれるのも嫌だ』ということでの社交辞令か?

*8:失礼ながら「立民党幹事長、政調会長」などの要職に現在就いてるわけでもない彼はそれほど著名でもないでしょう。立民で言えばむしろ辻元清美氏(立民で政調会長国対委員長など歴任)や蓮舫氏(元民進党代表)などの方がよほど有名では?

*9:内容の是非はともかく、2021年に著書を刊行した及川に向かって「2015年の著書『イスラム国とは何か』が最後の著書」という常岡がよくもまあ「無名な政治ゴロ」呼ばわりできるもんです。

*10:及川(政治的にはれいわ支持者らしい)が「単に注目を集めたいだけ」なら有田氏よりずっと有名な政治家に悪口してるでしょう。悪口の動機が何かはともかく少なくとも「注目を集めたい」は悪口の動機ではない。考えられる可能性の一つは「れいわ(及川の支持政党)の敵=有田」という認識による攻撃でしょう。

*11:著書『沸騰するフランス』(2006年、花伝社)、『ゲイ@パリ:現代フランス同性愛事情』(2006年、長崎出版)、『フランスは最高!:ぼくの留学体験記』(2007年、花伝社)、『本当に野党ではダメなのか?:野党が掲げる成長のための経済政策』(編著、2021年、亜紀書房