今日のロシアニュース(2022年4月21日分)

プーチン氏「信長と同じ」 安倍氏発言、立民代表が皮肉:時事ドットコム
 「同じ未来を見ている」などの「プーチンへの過去の接近」を明確な形で反省しない上に、そうした発言について「まるでないか」のように何一つ言及せずに掌返しで「プーチン非難」では「首相在任中はプーチン氏と同じ未来を見ていたのではなかったのか?。いつ違う未来になったのか?。ウクライナ侵攻直後か?。それは『安倍氏に人を見る目がなかった、安倍政権のロシア外交は失敗だった』ということではないのか?」という批判が出てくるのは当然の話です。安倍信者はそういう批判を露骨に嫌がりますが。それにしても泉の発言は「皮肉」ではなく「当然の批判」でしょう。「皮肉」と書く時事通信は安倍をかばいたいのか?


プーチン氏は病気を隠している?…右手でテーブル端を握って離さず、足は小刻みに揺れて:写真 : 読売新聞オンライン
プーチン大統領パーキンソン病の疑いさらに広がる、露公開の動画で右手でテーブル強く握り足震え - 社会 : 日刊スポーツ
 よほど確実な根拠があるのならともかく「パーキンソン病への偏見を生みかねない」「プーチン政権は早期に崩壊する、という根拠のない楽観論を助長する」という意味でこうした報道はすべきではないでしょう。


「こん棒」手放し、プーチン氏の核の脅し許す…「米国の臆病」がウクライナに「残忍な代償」 : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン
 「産経か?」といいたくなる右翼的論調です。正直、誰が大統領でも「米兵の戦死」を忌避する米国民多数派の意向は無視できず、米軍投入などとてもできないでしょう。「バイデン個人」がどうこう言う話ではない。


支援物資輸送の自衛隊機派遣先送り 高市氏「インドが受け入れ拒否」 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル
インドが自衛隊機の経由を拒否 ウクライナ侵攻でロシアに配慮か | 毎日新聞
 「印パ国境紛争でソ連の軍事支援を受けた過去がある」「国連総会ロシア非難決議でも棄権」とはいえ随分とロシアに気を遣うもんです。
 いずれにせよ、この結果「チャンドラ・ボースインド国民軍」「パル判事の無罪論」「インドから送られた象」などをネタにした「インドは親日国」という産経や安倍のフカシが「全くの嘘だ」ということが明白になりました。「ロシア>日本」という態度を今回取ったわけですから。


WTA「とても失望した」 ウィンブルドンのロシア除外で - 産経ニュース

 ウィンブルドン選手権(6月27日開幕)の主催者がウクライナ侵攻を理由にロシア、ベラルーシ選手の大会除外を決めたことを受け、女子ツアーを統括する女子テニス協会(WTA)は20日、「とても失望している」との声明を出した。
 WTAはロシアとベラルーシの選手に国名や国旗の使用を禁じながらも、参加自体は容認してきた。「差別の禁止は四大大会のルールでも明示されている。選手個人は、出身地や当該国政府の決定を理由に罰則や出場阻止の対象となってはならない」と批判した。

 WTAのこうした批判には全く同感です(勿論、WTAは親ロシアではありません)。
 WTAは「ロシア人選手を追放しないとまるで国賊のようにぶっ叩く風潮」を批判したわけですが、石垣のり子参院議員の「ロシアを一方的に非難することこそ誠実な態度」とする正論と、想田和弘の「ゼレンスキーを礼賛しないとまるで国賊のようにぶっ叩く風潮」を捏造する妄論との目も眩むような落差 - kojitakenの日記などという「ロシア批判しかしないid:kojitaken氏」にはこうした問題意識は皆無なのだろうと思い、彼のバカさにうんざりします。


【産経抄】4月21日 - 産経ニュース

 硫黄島での激戦と事情が違うのは、約1千人の民間人が避難していることだ。水や食料も尽きつつある。内部から投稿された映像では、4歳の女の子が自分の家に帰っておばあちゃんに会いたい、と訴えていた。
 勝ちを収めるには、味方の援軍が欠かせない。ウクライナ軍にその手立てがないとすれば、数日間でも休戦を実現して、民間人を救出するのが急務である。

 全くその通りであり、難しいこととは言え、ロシアに「民間人の脱出」を認めるよう働きかけるべきでしょう。
 勿論「ロシアの非道」を認めた上での話ですが「ウクライナはこうなる前に何とかならなかったのか」感はあります。
 産経が硫黄島云々と書くのも単純比較できないとはいえ「硫黄島では民間人を避難させたのに」感があるからでしょう。