今日のロシアニュース(2022年4月24日分)

仏大統領選 極右政権の猛追、対露政策に影 - 産経ニュース
 ルペン支持理由は「マクロンへの反発(特に移民政策?)」であって「対ロシア外交」ではないので、「ロシア包囲網」にあまり影響はないのではないか。


ウクライナ投稿に政府が抗議 昭和天皇とヒトラー並べ「ナチズム、全体主義」 - 産経ニュース
昭和天皇とヒトラーを動画で同列に ウクライナ政府、謝罪し削除 - 産経ニュース
 日独伊三国同盟を結んでいた以上、澤藤統一郎の憲法日記 » ヒトラー・ムソリーニ、そしてヒロヒト。その評価が社会の深層を映し出している。が批判するように、「当然の評価」であり抗議する方が頭がおかしい。謝罪する必要など、どこにもないのですが、「ロシアに勝つために日本政府の支援が欲しい」という判断での「渋々、謝罪」でしょう。本島・長崎市長狙撃事件を思い出しました。自民党がどう強弁しようとも国際社会の日本評価はがた落ちでしょう。


プーチン大統領の愛人と目されるカバエワさんへの米制裁保留か「緊張を高める可能性」 米紙報道 - スポーツ : 日刊スポーツ
 問題は「そもそも彼女をプーチンの愛人と決めつける根拠があるのか?」ということですね。正式な婚姻関係にはないようですし。
 制裁を躊躇したのも「正式な婚姻関係」でなく「愛人ではない!」と反発されたときにきちんと反論できないからではないか?


ロシア正教のトップは元KGB?“信仰”と“侵攻” プーチン大統領と宗教の蜜月【報道1930】(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
 つまりは「ロシア正教トップが自然とプーチン支持になった」というより、プーチン側が「飴(正教内の親プーチン派への支援)と鞭(正教内のプーチン批判派への弾圧)」で親プーチン派をトップに据えたと追うことでしょう。


侵攻継続以外の選択肢なし 支持率の低下懸念―プーチン政権:時事ドットコム
 事実ならば「無意味に経済制裁を継続し続ける拉致敗戦」、「ポーツマス条約締結後の日比谷焼き討ち事件(賠償金がない事への反発)」「南京陥落後も終戦せず泥沼化した日中戦争」「いつまでたっても金融緩和が辞められない岸田政権」などを連想させる無残な話です。
 「キーウ陥落、傀儡政権樹立」を予想し、甘い考えから「ウクライナ戦争」礼賛で国内の好戦ムードを高めてしまったが故に、「それなりの戦果」がアピールできなければ「莫大な国費と人命を失って何の意味があったのか?。戦争をやる意味があったのか?」という批判で「フォークランド戦争敗戦後のアルゼンチン軍事政権崩壊」の事態がプーチン政権を襲いかねない。
 しかし現状では「アピールできる戦果がない」ので「戦果が出る見込みもないのに戦争継続」。
 とはいえ、ウクライナNATO側も「フォークランド紛争で短期間で圧勝した英国軍」と違い、「経済制裁やロシア軍との戦闘」で「すぐさまロシアを追い払う見込み」に乏しいので頭の痛い話です。
 なお、興味深いのは「好戦ムードを高めたとは言え」、物価高で苦しむ低所得層には「終戦希望」が増えてることですね。
 高所得層が「戦争継続」の傾向がある(とはいえ高所得層の中にも終戦派もいますが)のは「高所得層=プーチン政権に近い人物たち(政府高官や政商)」で「終戦プーチン政権が崩壊し、自分たちも失脚することを恐れてるのではないか」というのがこの記事の見立てです。


「対岸の火事ではない」自民河野氏 ウクライナ侵攻 - 産経ニュース
 「日本(あるいは他の国)にウクライナ侵攻のような侵略の脅威があるか」という意味では「完全に対岸の火事」であり「河野*1のバカさ」には心底呆れます。父親「河野*2官房長官」や祖父「河野*3農水相」はここまでバカではないと思うのですが。
 「ロシアの北海道侵攻」「中国の尖閣(あるいは台湾)侵攻」「北朝鮮の韓国侵攻」の脅威などと言ったら正気が疑われます。
 勿論「ウクライナ侵攻による物価上昇」という意味では「対岸の火事ではない」し、「日本に外国の侵攻の危機がなければ、ロシアがウクライナを侵攻しようがどうでもいい」という話ではありませんが。


「中国・ロシア・北朝鮮の複合事態に危機感を」自民・小野寺氏 | 毎日新聞
 「複合事態」だの「連携」だの「何の話だ?」ですね。
 もし小野寺*4が「中朝がロシアのウクライナ侵攻を積極支援してる(そんな事実は認められていない)」だの「ウクライナ侵攻に乗じて台湾侵攻や韓国侵攻がー(そんなことは常識で考えてあり得ない)」というなら非常識極まりない。「本気」でも「軍拡や敵基地攻撃能力を正当化するための強弁」でも愚劣極まりない。

*1:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相、菅内閣行革相を経て現在、自民党広報本部長

*2:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長など歴任

*3:鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣農林相、建設相、佐藤内閣副総理(五輪担当相兼務)など歴任

*4:第二次、第四次安倍内閣で防衛相