ウクライナ取材で群を抜くアルジャジーラ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
水俣病互助会の下田良雄さん(74)は「「(公式確認から)66年経ってもまだ苦しんでいる人がいっぱいいる」「国は断ち切ろうとしているような気がしてそれはおかしいと思う」と語った。
水俣病をめぐっては今なお1400人余りが熊本、鹿児島両県に患者認定を申請しているほか、およそ1600人が法廷闘争を続けている。
これだけ時間が過ぎてなお、認定の申請や裁判闘争をしなければならないとは。恐ろしい企業と政治の不誠実と鈍感さ。情けなく、また申し訳ない気持ちにもなる。
今年は水俣を訪れたい。
いろいろな意味で高世に呆れます。
まず第一に「仮にもジャーナリストを自称する人間」が「訪れるだけ」なのか。
「水俣病で著書を出したい」「番組を一本作りたい」といわない辺り「事実上、完全な廃業であること」を自白しているのも同然です。
全く無様で滑稽な男です。鼻で笑います。
第二にこれだけ時間が過ぎてなお(中略)恐ろしい政治の不誠実と鈍感さ。情けなく、また申し訳ない気持ちにもなる。というなら高世は「小泉訪朝後、20年たっても解決しない拉致問題」について論じるべきではないのか。
過去には
◆『スーパーKを追え』(1997年、旬報社)
◆『娘をかえせ息子をかえせ:北朝鮮拉致事件の真相』(1999年、旬報社)
◆『拉致:北朝鮮の国家犯罪』(2002年、講談社文庫)
◆『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(2006年、光文社)
などの著書を出し、「安明進証言スクープ(?)」を散々自慢し、過去に北朝鮮拉致問題で金儲けしていた人間が「ジンネットが倒産する」や拉致問題についてほとんど言及しなくなるのだからふざけています。
以前は
ジェンキンスさん、増元信子さん逝く - 高世仁の「諸悪莫作」日記(拉致被害者・曽我ひとみの夫&拉致被害者・増元るみ子の母)2017.12.13
有本恵子さんの母、嘉代子さん逝く - 高世仁の「諸悪莫作」日記(拉致被害者・有本恵子の母)2020.2.6
横田滋さんの逝去によせて-覚悟の実名公表 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(拉致被害者・横田めぐみの父)2020.6.5
地村保さんが心残りだったこと - 高世仁の「諸悪莫作」日記(拉致被害者・地村保志の父)2020.7.11
飯塚繁雄さんの逝去によせて - 高世仁の「諸悪莫作」日記(拉致被害者・田口八重子の兄)2021.12.20
と拉致被害者家族が死ぬと文章を書いていた男が「浜本雄幸(地村(旧姓・浜本)富貴恵の兄)」の死去では何も書かないのだから高世も完全にやる気を失ってるのでしょう。
なお、「水俣病」でググったところ最近の本として
【刊行年順(刊行年が同じ場合は著者名順)】
◆高峰武*1『水俣病を知っていますか』(2016年、岩波ブックレット)
◆原田正純*2『いのちの旅:「水俣学」への軌跡』(2016年、岩波現代文庫)
◆富樫貞夫*3『〈水俣病〉事件の61年』(2017年、弦書房)
◆井上ゆかり*4『生き続ける水俣病』(2020年、藤原書店)
◆緒方正人『チッソは私であった:水俣病の思想』(2020年、河出文庫)
◆野澤淳史*5『胎児性水俣病患者たちはどう生きていくか』(2020年、世織書房)
◆遠藤邦夫『水俣病事件を旅する』(2021年、国書刊行会)
がヒットしたので紹介しておきます。
4月30日の「東京新聞」特報面に見開きで師岡カリーマさん*6の「ウクライナ侵攻に思う」が掲載された。話題を呼んでいる『世界』臨時増刊の巻頭文を短くしたものだという。
「誰が加害者で、誰が被害者か、白黒のつけやすさゆえに、世界は自ら考えるという労を要さない安易な勧善懲悪の悦に浸りすぎてはいないか。」
「爆撃で焼け出されたウクライナの人々が、カメラの前で『ロシア人は人間じゃない』と叫ぶのは、自然なことかもしれない。でもマスメディアがそれをそのまま伝えるのは適切か。イスラエル兵に子どもを射殺されたパレスチナ人が、仮に絶望のどん底で『ユダヤ人は人間じゃない』と言ったら、そのままニュース原稿に書くだろうか?」
戦争を少し引いたところから冷静に見てはどうかとの提言には考えさせられる。
書き換えてみましょう。
「誰が加害者で、誰が被害者か、白黒のつけやすさゆえに、日本人は自ら考えるという労を要さない安易な勧善懲悪の悦に浸りすぎてはいないか。」
「拉致被害者家族が、カメラの前で『北朝鮮を許せない*7』と叫ぶのは、自然なことかもしれない。でもマスメディアがそれをそのまま伝えるのは適切か。
拉致を少し引いたところから冷静に見てはどうかとの提言には考えさせられる。
勿論そういう「単純な勧善懲悪による北朝鮮叩き」をやってきた「アンチ北朝鮮活動家の一人」が高世のわけですが、よくもまあ師岡さんの言葉を躊躇なく紹介できるもんです。「ロシアやイスラエルなら単純な勧善懲悪は良くないが北朝鮮相手なら構わない」と高世は強弁する気か?
高世はどこまで鈍感で無神経なのか。
これじゃあ「ジャーナリスト」でなくて「反北朝鮮活動家」だ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2012.2.27
けっきょく「横田めぐみ拉致問題における安明進証言」などというものにのっかったのが、高世仁が会社をこかした淵源(の少なくとも1つ)ではないか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.5.25
巣食う会とか家族会系の連中とかかわった北朝鮮関係の言論人は、その後ろくな状況でないと思う(関川夏央や高世仁、恵谷治、李英和ほか) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2021.7.14
高世仁の幼稚なデマ自慢を平然と垂れ流すNHKの馬鹿さとクズぶりに本気であきれ返る - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)2022.1.11
といった批判の言葉を改めて贈呈したい。まあ高世のような野郎は俺を「北朝鮮シンパ認定するだけ」なのでしょうが。
なお、「師岡さんの主張には一理ある」と評価する高世と違い、彼女を「ロシアシンパ*8」認定して師岡カリーマと河瀨直美は「どっちもどっち」 - kojitakenの日記*9で悪口するのが例のid:kojitaken氏ですがこれについては俺は「高世と同意見」であり「kojitaken氏や醍醐氏*10(権威主義者であるらしいkojitaken氏が自分の師岡批判を権威づけるために『東京大学名誉教授』という権威として引用)はアンチロシアによる単純な勧善懲悪をこじらせておりまともな認識ができていない」と否定的に評価していることをお断りしておきます。
正直「高世もkojitaken氏も、どちらも人間としてはかけらも評価しておらず、二人とも『くたばれよ、カス野郎!』『お前らみたいなバカは、はてな村から消えろよ、既に逃亡したid:Mukkeのようにな!』としか思っていない」のですが、今回は高世を評価すると言うことです。なお、醍醐氏については特に知識もないし、興味関心もありません。俺にとって彼は正直「どうでもいい石ころのような存在」です。
今回の師岡氏への不当な非難で彼について呆れ果てたし、「時間の無駄」「精神衛生に悪い」と思うので、今後、彼の本(勿論、会計学ではなく政治評論的な物)などを読むこともないだろうと明言しておきます。
なお、河瀬についても「彼女をロシアシンパ認定して批判する」kojitaken氏とは違い俺は「彼女の主張は間違ってない」と思ってることは澤藤統一郎の「河瀬直美」非難に「現時点では」反対する(2022年4/14分) - bogus-simotukareのブログで論じました。恐らくid:kojitakenや醍醐氏、澤藤と言う人間は「複雑な話が理解できないバカ」なのでしょう。とにかく彼(kojitakenや醍醐氏、澤藤氏)が希望するレベルで「ロシアに悪口雑言しない」とその人間はロシアシンパに見えてしまう。
俺が「朝鮮学校無償化除外反対」「北朝鮮と早急に国交樹立すべきだ」などと言ったら、id:noharraに不当にも「北朝鮮シンパ」認定されたことや、「オウム真理教から一億円もらったダライが許せない」「日本ウヨと野合するダライを軽蔑する」などと言ったら、id:Mukkeに不当にも「中国シンパ」認定されたことを思い出しました。勿論id:noharraやid:Mukkeも「複雑な話が理解できないバカ」なのでしょう。
そのうち、kojitaken氏から「ボーガスはロシアシンパ」と悪口されるかもしれませんが、まあ、どうでもいい。彼のことは基本的に「大して能力も識見もないくせに、コメント欄でid:suterakusoなど取り巻きにおだてられて図に乗ってるどうしようもないバカでクズ。はっきり言って論外の存在」としか思ってませんので。
一応「能力も識見もないクズでバカなので俺が何一つ評価してない老害」id:kojitakenの記事に以下の通りコメントしてみました。
師岡カリーマと河瀨直美は「どっちもどっち」 - kojitakenの日記
コメント拒否常習の『狭量な性格』で『大して能力も識見もないくせに、コメント欄で取り巻きにおだてられて図に乗ってるどうしようもないバカでクズで老害。はっきり言って論外の存在(正直あなたには政治を論じて欲しくありません。プロ野球のことだけ論じてください)』のあなたが、私のコメントを掲載するとはかけらも思ってませんがあなたに対する批判を
珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/3日分)(副題:今日も高世に悪口する) - bogus-simotukareのブログで行ったので投稿しておきます。なお、私はあなたと違い、師岡氏も河瀬氏も間違ったことを言っているとは全く思っていません。むしろ間違ったことを言ってるのは彼女らに不当な誹謗を加えるあなたや醍醐氏の方です。
現場に行かない日本メディアは「それ以前」の話で、報道姿勢を根本的に考えなおすべきだろう。
いろいろな意味で高世に呆れます。
まず第一に「もはや現場に行かない」どころか「記事すらまともに発表しない」常岡をアゾフ連隊は「ネオナチ」なのか - 高世仁の「諸悪莫作」日記でジャーナリスト扱いしたこととの整合性はどうなっているのか?(まあ、そもそも廃業した高世が良くも偉そうなことが抜かせるもんですが)
第二にその高世の理屈ならぜひ購入して読んでみたい(「ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉: 知られざる隣国との絆」)(こういう基本的なことをどうにかしてもらわないとどうしようもない) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する伊藤孝司*11『ドキュメント 朝鮮で見た〈日本〉』(2019年、岩波書店)を高く評価すべきでしょうが、こうした北朝鮮報道を「北朝鮮では監視人が就くから取材しても無意味」と悪口していたのが高世ではないのか?
高世のデタラメさには心底呆れます。
*1:熊本日日新聞社編集局長、論説委員長などを経て、2020年から熊本学園大学特命教授。著書『生き直す 免田栄という軌跡』(2022年、弦書房)
*2:1934~2012年。著書『水俣病』(1972年、岩波新書)、『水俣病は終っていない』(1985年、岩波新書)、『水俣が映す世界』(1989年、日本評論社)、『水俣の視図』(1992年、立風書房)、『豊かさと棄民たち:水俣学事始め』(2007年、岩波書店)、『宝子たち:胎児性水俣病に学んだ50年』(2009年、弦書房)など
*3:熊本大学名誉教授。著書『水俣病事件と法』(1995年、石風社)
*6:著書『アラビア語のかたち』(2002年、白水社)、『恋するアラブ人』(2004年、白水社)、『イスラームから考える』(2008年、白水社)、『変わるエジプト、変わらないエジプト』(2013年、白水社)など
*7:まあ、拉致以外でも裁判官が判例に固執することを批判して、なにがどうなってほしいんだか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2012.10.27)、どういう了見で、毎日新聞はこんな記事を書くのか - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)(2018.1.8)が批判するような無茶苦茶な感情論や偏見が横行するのが日本マスゴミですが。
*8:正直、高世が師岡さんをkojitaken氏や醍醐氏のようにロシアシンパ認定して悪口しないのは意外でした。まあ、高世の場合、彼女が「アルジャジーラの取材姿勢」を評価しているということで彼女を評価してるのかもしれませんが(アルジャジーラの部分だけ評価し、他について非難するのを躊躇したという話です)。
*9:むしろ小生的には「kojitakenと醍醐聰は頭の悪さがどっちもどっち」ですね。なお、俺は大学教授だろうとバカだと思えば構わず罵倒します。そもそも今回俺が罵倒してるのは「醍醐氏の専門である会計学」ではありませんし。
*10:東京大学名誉教授。著書『日本の企業会計』(1990年、東京大学出版会)、『労使交渉と会計情報:日本航空における労働条件の不利益変更をめぐる経営と会計』(2005年、白桃書房)、『消費増税の大罪』(2012年、柏書房)など
*11:著書『台湾への原発輸出』、『日本が破壊する世界遺産:日本の原発とオーストラリア・ウラン採掘』(以上、2000年、風媒社ブックレット)、『平壌からの告発:日本軍「慰安婦」・強制連行被害者の叫び』(2001年、風媒社ブックレット)、『地球を殺すな! 環境破壊大国・日本』(2004年、風媒社)、『ヒロシマ・ピョンヤン:棄てられた被爆者』(2010年、風媒社)、『無窮花(ムグンファ)の哀しみ:証言〈性奴隷〉にされた韓国・朝鮮人女性たち』(2014年、風媒社)、『朝鮮民主主義人民共和国:米国との対決と核・ミサイル開発の理由』(2018年、一葉社)など