「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2022年5/4日分:荒木和博の巻)

拉致被害者救出運動の中のトラブルについて(R4.5.5): 荒木和博BLOG

 救出運動*1も四半世紀*2続いており、この間様々な人間関係のトラブルがありました。もちろん(ボーガス注:救う会事務局長を解任された)私も偉そうなことは言えません。自戒の念を込めて。

 6分の動画です。「拉致被害者救出運動(救う会、家族会)の中の人間関係のトラブル」といった場合、誰でも思いつくのが
1)佐藤勝巳*3救う会会長更迭、及び、当時は佐藤の子分だった荒木和博の救う会事務局長更迭(2008年)
→この結果、荒木が生き残りのために「特定失踪者問題調査会」「予備役ブルーリボンの会」を結成し代表に就任
2)蓮池透の家族会除名(2010年)
でしょう。
 勿論、動画内においてこうした問題について、荒木が「ざっくばらんな話」などしませんが。「何が言いたいんだ、お前?」という意味不明なことしか動画では言わない。うかつなことを言えば確実に救う会(西岡会長、島田副会長など)、家族会から「荒木は誹謗するな。蓮池除名も、佐藤や荒木の解任も何の問題もなかった!。蓮池らの方に問題があった」などと荒木が非難されますからね。とはいえこんなことを言い出す荒木が内心「救う会を追い出されたこと」に「西岡や島田の野郎!。拉致利権を俺から奪うために追放しやがって!」と今でも恨んでることは確かでしょう。この動画を見た西岡らの方も「荒木は未だに恨んでるのか」と思ってるでしょうが。しかしそれでも西岡らによる個人攻撃が怖くて「奥歯に物が挟まったような意味不明なことしか、荒木には言えない」のが滑稽です。
 それにしても荒木が「どんな団体でも、問題がうまくいかないとどうしても『うまくいかないのはお前のせいだ!(A氏)』『何を言うのだ、A。むしろお前のせいだ!、俺のせいにするな(B氏)』などといってトラブルが起こる。全て順調なら、皆ニコニコで、人間関係のトラブルなどまず起きない。とにかく問題を前に進めないと行けない(俺の要約であり一言一句同じ訳ではありません)」というのには吹き出しました。「八木秀次が離脱して別団体を作った、つくる会の内紛*4」とか、確かにそういうことはありますが、この発言は、事実上「拉致問題が荒木らにとってうまくいってない」と自白してるのも同然の発言ですのでね。
 つうか「本当の信頼関係があれば」苦しい時期でも「組織構成員がお互いに責任転嫁しまくって内部崩壊」とかしないんですけどね。「順調な時期に頑張ることは誰でもできる。苦しい時期に励まし合って頑張れる団体を作ろう。そうした真の信頼関係を築こう」と建前でも言えない辺りが荒木らしい(勿論褒めてない、呆れてる)。
 むしろ、こんなことを荒木が言ってたら「関係者のやる気が失せる」でしょうにそんな常識もないのか。


ミサイルとパレードしかない金正恩【調査会NEWS3599】(R4.5.4): 荒木和博BLOG
 タイトルだけで予想がつきますがただの悪口雑言であり、拉致解決とは全く関係ありません。実に馬鹿馬鹿しい。
 なお、北朝鮮を美化する気もありませんが、荒木が馬鹿にするほど「崩壊国家」だったらとっくの昔に体制が倒れてるでしょう。
 中露の支援が大きいとは言え、北朝鮮もそれなりの国家体制を構築しているからこそ簡単には崩壊しないわけで、荒木のように悪口しても何がどうなるわけでもない。


韓国ジョークの話(R4.5.4): 荒木和博BLOG
 5分52秒の動画です。タイトルだけでも「拉致と関係ない話をやるな」と心底呆れます。なお、今回は動画を視聴していません。


先日北海道で調査を行った小野寺将人さんについてチャンネル桜北海道でお話しさせていただきました。: 荒木和博BLOG
 22分の動画です。
 馬鹿馬鹿しいですね。何が馬鹿馬鹿しいか。
 第一に小野寺さん(1991年失踪)は特定失踪者で政府認定拉致ではない。北朝鮮拉致認定するまともな根拠がないどころか「自発的失踪や事故でなく犯罪被害」と見なす根拠もありません。
 第二に彼が犯罪被害(北朝鮮拉致に限らない)に遭ったのだとしても「1991年失踪(今から31年前)」です。そんなに時間が経ってから調査しても分かることがあるわけがない。
 例えば「国松警察庁長官狙撃事件(1995年、今から27年前)」の犯行現場で調査して犯人逮捕という意味で何か分かることがあるのか。あるわけもない。小野寺さん失踪も話は同じです。
 第三にこんな馬鹿げた話は「チャンネル桜」しかやらないわけです。フジテレビどころか、地方テレビ局ですらやらない。

*1:救う会と家族会のこと

*2:安明進証言をきっかけとした1997年の家族会結成からのカウントでしょう。

*3:1929~2013年。元・現代コリア研究所所長。著書『日本外交はなぜ朝鮮半島に弱いのか』(2002年、草思社)、『「秘話」で綴る私と朝鮮』(2014年、晩聲社)など

*4:教科書が思ったほど採択されなかったことも内紛の一因ではあるでしょう