共産主義とかマルクスレーニン主義とか科学的社会主義とか言う考え方について（R4.5.17）: 荒木和博BLOG*1
この種の考え方は誰に教えられたわけでもありませんが中学生の頃から嫌いでした*2。
6分56秒の動画です。タイトルと説明文だけで見る気が失せます（実際見る価値はないですが）。
そんなことが「荒木が建前上の活動目的」とする「拉致被害者帰国」と何の関係があるのか。何の関係もない。
共産主義について論じたからと言って拉致被害者が帰国できるわけではない。そもそも「共産国だから北朝鮮は拉致をしたわけではない」。共産国以外は拉致しないわけでもない（例：朝鮮人強制連行の戦前日本、金大中拉致の韓国・朴正熙政権）。
しかも荒木の場合、共産主義批判の結果が「英国やドイツ流の社民主義」「米国民主党のような穏健保守」といった「それなりに、まともな代物」ならまだしも「戦前美化の反動極右＝旧民社党や国家基本問題研究所（荒木はこれらの構成員）」ですからお話になりません。
それにしても荒木が共産主義について「共産主義になれば全てがバラ色というカルト*3」「反対派を敵扱いして抹殺する排外的集団。周りがまるで見えなくなっている」「後で構成員が（文革などの問題行為の発生で？）共産主義の誤りに気づいても自分の人生否定になるので精神的につらくて、支持を撤回できない*4」（以上は俺の要約で一言一句同じ訳ではない）云々というのには吹き出しました。
「反対派を敵扱いして抹殺する排外的集団。周りがまるで見えなくなっている」のは「蓮池透氏や田中均氏に不当な個人攻撃を仕掛ける荒木ら救う会」の方でしょう。
その結果「拉致が風化した」のにいつまで経っても方針を変えようとしない。まさに「北朝鮮に経済制裁すれば全てがバラ色というカルト」です。実際にはその結果は「2002年の小泉訪朝後、20年に及ぶ拉致敗戦」ですが。
「後で誤りに気づいても自分の人生否定になるので精神的につらくて、支持を撤回できない」というのは、例えば、なんとも無様で無残な話だと思う（拉致被害者家族の有本明弘氏） - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が批判する有本明弘ら「家族会の面子」にむしろ該当することでしょう。俺は有本ら家族会が「小泉訪朝直後はともかく」、「今も本心で救う会に従ってる」とは思っていません。多分「今頃になってから方針変更することが怖くて言いなりになってる」。これは「自分の非を認めることが精神的につらい」というのもあれば「救う会に見捨てられたら誰もちやほやしてくれないんじゃないか」というのもあるでしょう。
つまりは
なんとも無様で無残な話だと思う（拉致被害者家族の有本明弘氏） - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)
有本氏は、この期に及んでまだ安倍のことを信じているんですかね。私にはそうは思えませんね。いまさら自分（たち）の誤りを認めたくないっていうことに尽きるんじゃないんですかね。
という話です。
というか荒木は家族会については「後で誤りに気づいても自分の人生否定になるので精神的につらくて撤回できない→あいつらは死ぬまで救う会支持だ」と完全に舐めてるとみていいでしょうね。何せ西岡、島田、荒木ら救う会を選んで蓮池氏を追放したのが家族会ですからね。
*1:「マルクス主義」「マルクス・エンゲルス主義」ではなく「マルクス・レーニン主義」としてる点、「社会主義」に「科学的」とつけてる点が「荒木的に深い意味があるのか、ないのか」多少気になります。
*2:俺の方は「荒木とは逆に」民社党のような「反動極右」は中学生の頃から嫌いでした。勿論それは「左翼好き」という話ではありませんが。それにしても荒木が自民ではなく、民社党を選んだ理由を「自民より民社の方が反共主義だったから」と公言してるのには絶句しました。確かに「岸信介の清和会」のような自民党タカ派はともかく「1980年、参議院議員通常選挙に東京地方区から無所属（新自由クラブ・社会民主連合推薦）で出馬し、当選。この立候補は、民社党が擁立した栗栖弘臣が有事法制の制定を公約に掲げたことに危機感を募らせたためであった（宇都宮徳馬 - Wikipedia参照）」という宇都宮徳馬（元自民党代議士）などと比べれば民社党は極右でしょう。
*3:但し、「昔の共産党」はともかく、今の日本共産党、中国共産党などはそこまで脳天気なことは言っていませんが。
*4:内ゲバしていた極左過激派ならともかく「合法集団」であり（もちろん過大評価はしませんが）それなりの成果も上げてる日本共産党は「消滅した民社党」の荒木にそんなことを言われる筋合いはないでしょう。むしろ「共産党は間違ってる、俺のいた民社党の方が正しい」と未だにぐだぐだ言ってる荒木の方こそ誤りに気づいても自分の人生否定になるので精神的につらくて、支持を撤回できないでしょう。
