珍右翼・高世仁に突っ込む(2022年5/18日分)(追記あり)

樋田毅『彼は早稲田で死んだ』が大宅壮一賞を受賞 - 高世仁のジャーナルな日々
 過去の大宅賞に悪名高い

大宅壮一ノンフィクション賞 - Wikipedia
【第2回(1971年)】
イザヤ・ベンダサン日本人とユダヤ人』(角川書店
 山本七平*1(1921~1991年)のなりすました『ニセ外国人』であること、その記載内容がデタラメであることについては、浅見定雄*2『にせユダヤ人と日本人』(1986年、朝日文庫)参照。なお大宅壮一ノンフィクション賞 - Wikipediaによれば、何と「第15回(1984年)~第22回(1991年)」までは山本が選考委員の一人。『にせユダヤ人と日本人』(1986年、朝日文庫)が刊行され、山本のインチキが暴露された後も、「選考委員を続けた」とは心底呆れます。山本と一緒に選考委員を務めた面子は「その誠実さが疑われる」というべきでしょう。皮肉にも、大宅壮一ノンフィクション賞 - Wikipediaによれば、その一人は、id:kojitaken氏が天皇制と共産党と山本太郎と - kojitakenの日記で絶賛した立花隆ですが(勿論「立花盲従分子」「立花信者」のkojitaken氏への嫌み、皮肉のつもり)。
 偉そうなことを抜かしていた立花ですが「ペテン師・山本」と「共に選考委員を行うこと」に疑問を感じない程度の倫理観だったわけです。
 立花以外の「ペテン師・山本と同時期に選考委員だった面子」については「武士の情け(?)」で名前を挙げませんが大宅壮一ノンフィクション賞 - Wikipediaで確認ができます。
【第4回(1973年)】
◆鈴木明*3『“南京大虐殺”のまぼろし*4』(文藝春秋
 いわゆる南京事件否定論の一つ。鈴木らの南京事件否定論に対する批判として、1970~1980年代に、

【著者名順】
藤原彰*5南京大虐殺』(1985年、岩波ブックレット
◆洞富雄*6南京大虐殺:「まぼろし*7」化工作批判』(1975年、現代史出版会)、『南京大虐殺』(1982年、徳間書店:1975年の著書の改訂版)、『南京大虐殺の証明』(1986年、朝日新聞社)、『南京事件を考える』(編著、1987年、大月書店)、『南京大虐殺の現場へ』(編著、1988年、朝日新聞社
本多勝一*8『南京への道』(1987年、朝日新聞社→1990年、朝日文庫)

が刊行された。
 ただし鈴木明 - Wikipediaによれば、『“南京大虐殺”のまぼろし』(1983年、文春文庫)以降の鈴木の著書は、『日本プロ野球復活の日:昭和20年11月23日のプレイボール』(1987年、集英社文庫)、『セ・パ分裂:プロ野球を変えた男たち』(1987年、新潮文庫)、『ジャン・ギャバンと呼ばれた男』、『わがマレーネ・ディートリヒ伝』(以上、1991年、小学館ライブラリー)、『1936年ベルリン至急電:「東京、遂に勝てり!」』 (1997年、小学館ライブラリー)などであり「長い間」事実上、南京事件否定論から逃走している。その後、鈴木『新「南京大虐殺」のまぼろし』(1999年、飛鳥新社→2006年、ワック文庫)を刊行するが「鈴木が過去の人間と化していたこと」もありウヨ業界ですらほとんど話題にもならなかった。

なんてのを考えればそんなに手放しで喜べませんけどねえ。
 受賞者も

大宅壮一ノンフィクション賞 - Wikipediaなど参照
【第8回(1977年)】
木村治美『黄昏のロンドンから』(文藝春秋
 木村治美 - Wikipediaによれば「新しい歴史教科書をつくる会」の賛同者(つくる会の分裂後は日本教育再生機構の賛同者)。日本会議の関連団体である「美しい日本の憲法をつくる国民の会」代表発起人や、親学推進協会の会長などを歴任。世界基督教統一神霊協会(現在は世界平和統一家庭連合)傘下の『世界日報』に寄稿していた他、同会の関連団体『世界平和女性連合』の機関紙『Ideal Family』の巻頭コラムを担当していた
【第14回(1983年)】
小堀桂一郎『宰相鈴木貫太郎*9』(文藝春秋
 小堀桂一郎 - Wikipediaによれば1990年代前半より「サンフランシスコ平和条約を締結し日本が独立を回復した」4月28日を祝日「主権回復記念日」として制定することを目指しており毎年当日に『主権回復記念国民集会』を主宰している。2000年に産経『正論大賞』を受賞。女性天皇を否認する「皇室典範問題研究会」の会長であり「皇室典範に関する有識者会議」(2005年)の「女性天皇容認」方針には反対の論陣を張った。2007年に駐日アメリカ大使に手渡されたアメリカ下院121号決議(いわゆる慰安婦決議)の全面撤回を求める抗議書にも賛同者として名を連ねた。映画『南京の真実』の賛同者でもある。2012年9月に行われた自由民主党総裁選挙の際は、「安倍晋三総理大臣を求める民間人有志の会」発起人に名を連ねた。「天皇陛下の御訪韓問題を考える会*10」代表、日本国史学会発起人など歴任。『東京裁判・日本の弁明』(1995年、講談社学術文庫)、『靖国神社と日本人』(1998年、PHP新書)、『さらば 東京裁判史観:何が日本人の歴史観を歪めたのか』(2001年、PHP文庫)、『東京裁判・幻の弁護側資料:却下された日本の弁明』(2011年、ちくま学芸文庫) 、『靖國の精神史』(2018年、PHP新書) など右翼著書多数。
【第18回(1987年)】
猪瀬直樹ミカドの肖像』(小学館
 石原都政で副知事。猪瀬直樹 - Wikipediaによれば三島由紀夫を追悼する憂国忌の発起人の一人。
【第26回(1995年)】
櫻井よしこエイズ犯罪 血友病患者の悲劇』(中央公論社
 国家基本問題研究所理事長。「美しい日本の憲法をつくる国民の会」共同代表。『GHQ作成の情報操作書「眞相箱」の呪縛を解く:戦後日本人の歴史観はこうして歪められた』(2002年、小学館文庫)、『気高く、強く、美しくあれ:日本の復活は憲法改正からはじまる』(2006年、小学館)、『異形の大国・中国:彼らに心を許してはならない』(2010年、新潮文庫)、『日本とインド・いま結ばれる民主主義国家:中国「封じ込め」は可能か』(2014年、文春文庫)、『地政学で考える日本の未来 :中国の覇権戦略に立ち向かう』(2017年、PHP文庫)など右翼著書多数。

であり、「ああ、やっぱ文春主催だし、右翼に親和的な賞なんだ」感がひしひしと。
 勿論、受賞者には

【第27回(1996年)】
吉田敏浩『森の回廊』(日本放送出版協会
 著書『民間人も「戦地」へ:テロ対策特措法の現実』(2003年、岩波ブックレット)、『ルポ戦争協力拒否』(2005年、岩波新書)、『反空爆の思想』(2006年、NHKブックス)、『密約:日米地位協定と米兵犯罪』(2010年、毎日新聞社)、『沖縄:日本で最も戦場に近い場所』(2012年、毎日新聞社)、『検証・法治国家崩壊:砂川裁判と日米密約交渉』(共著、2014年、創元社)、『日米合同委員会の研究』(2016年、創元社)、『横田空域:日米合同委員会でつくられた空の壁』(2019年、角川新書)、『日米戦争同盟:従米構造の真実と日米合同委員会』(2019年、河出書房新社)、『日米安保と砂川判決の黒い霧』(2020年、彩流社)、『追跡!謎の日米合同委員会』(2021年、毎日新聞出版)など

のような左派、リベラル派も中にはいますが。
 それにしても「文春主催」だけあって「文春刊行著書の受賞が多い」気がしますね。

 革マルのテロに対し、樋田さんはあくまで非暴力で対抗しようとしたが、革マル暴力部隊に襲われ、鉄パイプでめった打ちにされて重傷を負い、運動から撤退せざるをえなくなる。ロシア軍の暴虐に対して非暴力抵抗が可能なのか・・。

 さすがにロシア軍相手に非暴力抵抗は無理でしょう。そこは「ケースバイケース」ですね。まあ、高世の場合「個人攻撃が酷い(例:田中均氏の退官)」とはいえ「ロシア軍のような暴力を振るわれたわけでもない」のに「救う会太鼓持ち」ですから「それ以前の話」ですが。

 フィンランドスウェーデンNATO加盟申請へ。
 200年の中立の歴史をもち、軍縮の旗手としても知られるスウェーデン、そして野蛮な隣国からの圧力をさけるためのいわば「我慢の中立」を堅持してきたフィンランドの方針変更は時代が大きな転機を迎えたことを感じさせる。
 さらに、日本と同じ第二次大戦の敗戦国で、再軍備についても自制が求められてきたドイツが、ロシアの侵攻後、国防費1000億ユーロ(約13兆円)の緊急拠出と対空戦車などの重兵器のウクライナへの供与を決めた。
 フィンランドスウェーデンともに社会民主党政権で、首相は女性。いわばリベラル派の女性リーダーだ。いまのドイツも社会民主党緑の党自由民主党の左派リベラル政権で、ベアボック外相は緑の党出身の女性。
 「転換」がよりはっきりと印象づけられる。
 日本のリベラルの安全保障政策はどうなっているのか。

 ということで「欧米の左派」は「軍事傾斜」に抵抗が少ないようですが「河野談話否定など、戦前礼賛右翼(例:安倍元首相)が未だに無視できない政治力を持つ日本」と政治情勢がまるで違いますのでね。
 そもそも浅井基文『戦争する国しない国』(2004年、青木書店)なども指摘していることですが「日本の左派」が「軍事偏重」に警戒感、否定感を持ってることはむしろ「誇るべき事」ではないか。
 高世が高評価する「欧米社民主義」は「本当に自分たちの戦争は『正しい戦争』なのか?」「戦争は回避できないのか?」「できる限り軍縮すべきではないか?」という「軍事に対する警戒の念」があまりにも弱すぎないか。勿論そこには「枢軸国だったドイツ、イタリアを除いて」『我々は不正義の戦争に加担したことはない』という認識があるのでしょうし、ドイツ、イタリアにおいても「過去は清算した」という認識があるのでしょうが。
【追記】

スウェーデン申請決定/NATO加盟 左翼党など反対
 左翼党と緑の党が反対を表明。左翼党のダドゴスタル党首は、「ウクライナへの緊急の援助は必要だが、スウェーデンNATOへの加盟申請は緊急ではない」と指摘。「意思決定プロセスが非民主的」であり、加盟問題を国民投票で決めないのは「決定の正当性を掘り崩す」と述べました。

 ということで高世が無知なのか故意にネグってるのか知りませんがスウェーデンにもNATO加盟反対派はいるわけです。
 また今日のTBSラジオ森本毅郎スタンバイ」の「日本全国8時です」で伊藤芳明*11

スウェーデンフィンランドは中立国であることを利用して中東和平交渉など難しい交渉に関わり世界平和に貢献すると共に、自国の地位を高めてきた。そうしたことがNATO加盟で今後もできるのだろうか?。仮にできなくなったとしてそれで「世界と両国」にとっていいのだろうか?。本当にNATO加盟していいのだろうか?

と疑義を呈していました。
 伊藤氏のような問題意識が全くないらしい高世には本当に呆れます。
 ちなみにこういう問題意識はおそらく例の「ただのアンチロシア」id:kojitaken氏「にも」ないのでしょう。
 「NATOの東方拡大」を問題視することを「ロシアシンパ呼ばわり」するのと同様、「NATOの北方拡大(スウェーデンフィンランド)」についても「問題視するな」というのでしょう。

*1:著書『比較文化論の試み』(1976年、講談社学術文庫)、『日本人の人生観』(1978年、講談社学術文庫)、『「空気」の研究』、『私の中の日本軍』(以上、1983年、文春文庫)、『勤勉の哲学』(1984年、PHP文庫)、『1990年代の日本』(1987年、PHP文庫)、『一下級将校の見た帝国陸軍』(1987年、文春文庫)、『無所属の時間』(1988年、PHP文庫)、『ある異常体験者の偏見』(1988年、文春文庫)、『聖書の常識』(1989年、講談社文庫)、『「派閥」の研究』(1989年、文春文庫)、『日本型リーダーの条件』(1991年、講談社文庫)、『聖書の旅』(1991年、文春文庫)、『日本人とは何か』、『日本的革命の哲学』(以上、1992年、PHP文庫)、『日本資本主義の精神』(1995年、PHP文庫)、『人生について』(1997年、PHP文庫)、『聖書の常識・聖書の真実』(1999年、講談社+α文庫)、『禁忌の聖書学』(2000年、新潮文庫)、『帝王学:「貞観政要」の読み方』(2001年、日経ビジネス人文庫)、『日本人とユダヤ人』、『日本はなぜ敗れるのか』(以上、2004年、角川oneテーマ21)、『すらすら読めるイエス伝』(2005年、講談社+α文庫)、『「孫子」の読み方』(2005年、日経ビジネス人文庫)、『危機の日本人』、『山本七平武田信玄論』(以上、2006年、角川oneテーマ21)、『洪思翊中将の処刑』(2006年、ちくま文庫)、『日本人と組織』(2007年、角川oneテーマ21)、『現人神の創作者たち』(2007年、ちくま文庫)、『日本教徒』(2008年、角川oneテーマ21)、『徳川家康』(2010年、ちくま文庫)、『昭和天皇の研究』(2015年、祥伝社新書)、『小林秀雄の流儀』(2015年、文春学藝ライブラリー)、『日本人と中国人』(2016年、祥伝社新書)など

*2:東北学院大学名誉教授。著書『統一協会=原理運動』(1987年、日本基督教団出版局)、『聖書と日本人』(1988年、晩聲社)、『偽預言者に心せよ』(1989年、晩聲社)、『新宗教と日本人』(1994年、晩聲社)、『なぜカルト宗教は生まれるのか』(1997年、日本基督教団出版局)、『改訂新版・旧約聖書に強くなる本』(2010年、日本キリスト教団出版局)など

*3:1925~2003年

*4:1973年、文藝春秋→1983年、文春文庫→2006年、ワック文庫

*5:1922~2003年。一橋大学名誉教授。著書『軍事史』(1961年、東洋経済新報社)、『日本帝国主義』(1968年、日本評論社)、『天皇制と軍隊』(1978年、青木書店)、『戦後史と日本軍国主義』(1982年、新日本出版社)、『太平洋戦争史論』(1982年、青木書店)、『日本軍事史』(1987年、日本評論社)、『昭和天皇15年戦争』(1991年、青木書店)、『南京の日本軍:南京大虐殺とその背景』(1997年、大月書店)、『餓死した英霊たち』(2001年、青木書店→2018年、ちくま学芸文庫)、『中国戦線従軍記』(2002年、大月書店→2019年、岩波現代文庫)、『天皇の軍隊と日中戦争』(2006年、大月書店)など。(藤原彰 - Wikipedia参照)

*6:1906~2000年。早稲田大学名誉教授。南京事件研究の草分け的存在として知られる。著書『間宮林蔵』(1960年、吉川弘文館人物叢書)、『庶民家族の歴史像』(1966年、校倉書房)、『近代戦史の謎』(1967年、新人物往来社)、『南京事件』(1972年、新人物往来社)、『北方領土の歴史と将来』(1973年、新樹社)、『朝鮮戦争』(1973年、新人物往来社)、『幕末維新期の外圧と抵抗』(1977年、校倉書房)、『天皇不親政の起源』(1979年、校倉書房)、『天皇不親政の伝統』(1984年、新樹社)、『鉄砲:伝来とその影響』(1993年、思文閣出版)、『幕末維新の異文化交流』(1995年、有隣堂)など(洞富雄 - Wikipedia参照)

*7:副題で分かるように鈴木『「南京大虐殺」のまぼろし』が批判されている。

*8:元朝日新聞編集委員週刊金曜日編集委員。著書『アメリカ合州国』、『カナダ・エスキモー』、『戦場の村』、『中国の旅』、『ニューギニア高地人』(以上、1981年、朝日文庫)、『殺される側の論理』(1982年、朝日文庫)、『そして我が祖国・日本』、『ルポルタージュの方法』(以上、1983年、朝日文庫)、『アラビア遊牧民』、『殺す側の論理』、『事実とは何か』、『職業としてのジャーナリスト』(以上、1984年、朝日文庫)、『北海道探検記』(1985年、集英社文庫)、『憧憬のヒマラヤ』、『冒険と日本人』(以上、1986年、朝日文庫)、『検証・カンボジア大虐殺』、『子供たちの復讐』(以上、1989年、朝日文庫)、『植村直己の冒険』(1991年、朝日文庫)、『日本環境報告』、『マゼランが来た』(以上、1992年、朝日文庫)、『釧路湿原:日本環境の現在』、『しゃがむ姿勢はカッコ悪いか?』、『先住民族アイヌの現在』、『新版・山を考える』(以上、1993年、朝日文庫)、『実戦・日本語の作文技術』(1994年、朝日文庫)、『滅びゆくジャーナリズム』(1996年、朝日文庫)、『リーダーは何をしていたか』(1997年、朝日文庫)、『きたぐにの動物たち』(1998年、朝日文庫)、『マスコミかジャーナリズムか』(1999年、朝日文庫)、『アイヌ民族』(2000年、朝日文庫)、『新・アメリカ合州国』(2003年、朝日文芸文庫)、『中学生からの作文技術』(2004年、朝日選書)、『疋田桂一郎という新聞記者がいた』(2009年、新樹社)、『本多勝一・逝き去りし人々への想い』(2010年、講談社)、『本多勝一戦争論』(2011年、新日本出版社)、『本多勝一、探検的人生を語る』、『本多勝一の日本論:ロシア、アメリカとの関係を問う』(以上、2012年、新日本出版社)、『日本人の冒険と「創造的な登山」』(2013年、ヤマケイ文庫)、『アムンセンとスコット』(2021年、朝日文庫)など

*9:海軍次官連合艦隊司令長官、海軍軍令部長侍従長、枢密院議長、首相など歴任

*10:天皇訪中」が行われた頃(1992年、宮沢内閣)に「天皇訪韓論」も浮上したと言われるが、今のところ天皇訪韓は実現していない

*11:毎日新聞カイロ特派員、ジュネーブ特派員、ワシントン特派員、外信部長、編集局長、専務・主筆、論説特別顧問など歴任。著書『アラブ:戦争と生活』(1991年、岩波書店)、『ボスニアで起きたこと:民族浄化」の現場から』(1996年、岩波書店)、『一目でわかる国際紛争地図』(2002年、ダイヤモンド社