今日のしんぶん赤旗ニュース(2022年5/21~6/2日分)

フェミ科研費裁判 歴史修正主義に迎合の不当判決/支援者「全部棄却信じられぬ」/京都地裁
 別記事でも批判しましたが「反日」「捏造」のどこが名誉毀損でないのか。呆れて二の句が継げません。控訴審で何とか勝訴したいところです。


レーダー/安倍氏側近が監査役
 天下りそれ自体が問題ですが「テレビ局を所管する総務官僚」ならまだしも、「安倍政権での国家安全保障局長(警察出身)」というのはどう見ても安倍とのパイプでしょう。全く酷い話です。


きょうの潮流 2022年5月22日(日)

 既存の教科書を「自虐史観」と攻撃するグループの歴史学者は、「(歴史から)学ぶ必要はないんです」と断言。想定外の答えにつかの間、沈黙が流れます。

 この歴史学者とは「つくる会理事」だった「伊藤隆*1」のようですがそこまで劣化したのかと絶句します。それとも「猫をかぶっていただけ」で「昔からこうだった」のか。
 いずれにせよ、伊藤隆 (歴史学者) - Wikipediaに名前が出てくる「伊藤の門下生たち」は今の伊藤をどう思ってることやら。
 門下生の中には「つくる会理事だった福地惇*2」のような「今の伊藤と大同小異」のトンデモ右翼もいますが、一方では「学術会議会員を任命拒否された加藤陽子*3」もいますのでね。加藤氏などは内心、今の伊藤を苦々しく思ってるのではないか。


赤旗男女賃金格差の開示義務付け/運動・党の論戦が動かす
男女の賃金格差、企業に開示義務づけへ 政府、今夏にも開始:朝日新聞デジタル
男女賃金格差の開示、従業員301人以上の企業に義務化へ…初回は来年4月以降 : 読売新聞オンライン
男女の賃金格差、開示を義務化へ 主要国でも格差大きい日本、女性の働きにくさ要因:東京新聞 TOKYO Web
 日本共産党の主張(それ以前から少なくない学者や社会活動家が提唱した主張であって、共産党独自でもありませんが)を、政府が採用したわけで「自民支持層」の「野党の政権担当能力ガー」云々という野党非難がデタラメであることの証明の一つではあるでしょう。ただし、マスコミがこうしたことをまともに報道しないこともあって自民支持層の多くはいつまで経っても「野党の政権担当能力ガー」で困りますが。
 いずれにせよ「共産支持」を表明する人間としてメモしておきます。 


事実なら許されない/細田衆院議長セクハラ発言 田村氏が会見
 全くその通りですがテレビ局の動きがいつものように鈍いのが何ともかんとも。自民党を恐れて、いつまで「ウクライナガー」「知床遊覧船ガー」「(最近は山口県での)電子計算機使用詐欺ガー」をやってれば気が済むのか。

*1:東京大学名誉教授。著書『大政翼賛会への道:近衛新体制』(1983年、中公新書→2015年、講談社学術文庫)、『昭和史をさぐる』(1991年、朝日文庫)、『評伝・笹川良一』(2011年、中央公論新社)、『歴史と私』(2015年、中公新書)

*2:高知大学名誉教授。著書『明治新政権の権力構造』(1996年、吉川弘文館

*3:東京大学教授。著書『模索する1930年代:日米関係と陸軍中堅層』(1993年、山川出版社)、『徴兵制と近代日本:1868〜1945』(1996年、吉川弘文館)、『戦争の日本近現代史』(2002年、講談社現代新書)、『戦争の論理:日露戦争から太平洋戦争まで』(2005年、勁草書房)、『満州事変から日中戦争へ』(2007年、岩波新書)、『戦争を読む』(2007年、勁草書房)、『昭和天皇と戦争の世紀』(2011年、講談社)、『戦争まで:歴史を決めた交渉と日本の失敗』(2016年、朝日出版社)、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』(2016年、新潮文庫)、『とめられなかった戦争』(2017年、文春文庫)、『天皇と軍隊の近代史』(2019年、勁草書房)など