今日の産経ニュースほか(2022年5/22、23日分)

政治変わってほしいのに…、野党期待できない8割 朝日世論調査:朝日新聞デジタル
 岸田政権支持率の高止まりといい、進まない野党共闘といい、リベラル21 参院選公示まで1カ月、自民にすり寄る国民民主、分裂を促進する連合、進まぬ野党共闘2022.5.24(広原盛明*1)同様に絶望的な気持ちになります。
 実際「枝野前代表、菅最高顧問」など「いわゆる立民党内リベラル派」の「動きの鈍さ」には「参院選敗北はもはや避けられない、むしろその方が泉の失脚で俺にとって都合がいいかもしれない」「今、表で動いても火の粉を浴びるだけ」と逃げ腰ではないのかと疑いたくなります。
 しかし、野党支持層としては最後まで諦めず地道に戦うほかはないのでしょう。俺的にはもはや「衆院選のように自民多数議席でも、共産が一議席でも増えれば我慢する(衆院選のように不幸にして共産の議席が減少しても、我慢するしかないわけですがそれは避けたい)」という「諦めの境地」になりつつあります。
 とはいえ、「ろくに政治報道もしないくせに、何だこのアンケート調査は。野党を誹謗でもしたいのか」つう怒りを朝日には感じますね。


首相「日本の防衛力を抜本的に強化」防衛費増額の決意表明 首脳会談共同会見 - 産経ニュース
 「ウクライナ戦争ガー、ロシアの脅威ガー」で「アホな日本国民」を丸め込める、マスコミもそれに協力してくれると「舐めての放言」でしょうが、そんなもんより教育、福祉予算を増やせと言いたい。
 なお「日米首脳会談」での発言であることで分かるように「日米安保(日米軍事同盟)」は明らかに軍拡と「それによる福祉切り捨て」を助長しています。軍縮&福祉充実を実現するためにも「日米安保は早急に廃棄すべき」です。自衛隊がある以上、在日米軍がなくても「国防」という意味では何ら不安はない。「イラク戦争のような共同軍事作戦を米国とやりたい」というなら話は別ですが(勿論、俺はハト派としてそんな軍事作戦を支持しませんが)。


バイデン氏、日本の安保理常任理事国入りを支持 日米首脳会談 - 産経ニュース
 率直に言って本気とは思えませんね。恐らく本音は「反対」でしょう。
 予想される「他の常任理事国・四カ国(英仏中露)の反対」を見越して「俺(バイデン)が賛成と言っても、他の四か国が反対するからどうせ常任理事国になれるわけがない。だったら岸田相手にいくらでも社交辞令してやる」と考え、放言してるだけでしょう。勿論「四カ国の反対」について「米国が日本のために解決する気」はかけらもないでしょう。勿論「四カ国」に米国が掛け合ったところで「反対は撤回されない*2」でしょうが、それ以前に「働きかける気」がないでしょう。
 「俺は賛成した、俺は悪くない、反対した四カ国が悪い」で逃げを打つ気なら、バイデンはいくらでも放言できます。
 勿論拉致問題でのバイデンの「家族会へのリップサービス」も似たようなもんです。「俺は悪くない、北朝鮮が悪い」で逃げを打つ気なら、バイデンはいくらでも拉致問題で放言できます。「トランプよりはさすがにマシ」とはいえ、バイデンの無責任さ、デタラメさには怒りを禁じ得ません。


松浦氏が維新から参院選比例出馬を表明 - 産経ニュース

 松浦氏は「同性婚を実現し、漫画・アニメの表現の自由*3を守り、地方の元気を取り戻す」と訴えた。松浦氏は自ら性的少数者であると公表している。

 「維新のどこが同性婚肯定だ」と呆れます。まあ百歩譲って「維新=同性婚容認」だとしても*4河野談話否定論」「アンケート調査強要」などの人権侵害政党からよくも立候補できるもんだ、「LGBTの権利さえ守れればいいのか」と心底呆れます。
 まあ、「維新から立候補」ではLGBTの権利だって守れないでしょうし、そもそも松浦にそんなもんを守る気は全くないでしょうが。
 「在日でありながら、在日差別に加担したやしきたかじん」のような『薄汚い存在』が今の松浦でしょう。


専守防衛は国是だと誰が決めた? 日大教授・池田実 - 産経ニュース
 国民多数派(自民党支持者含む)が「専守防衛を長年支持し」、それを「歴代自民党政権も是としてきたから」で終わる話です。
 国是とはそういうものであって「閣議決定が必要」とかそういう話ではない。まあ、産経では「何をしよう」とも「俺は国是と認めない」で終わりでしょうが。ちなみにこの「日大教授」池田某、一応「憲法学者」だそうです。例の百地章憲法)も日大教授でしたし、「河野談話否定」「産経・正論大賞秦郁彦も一時期は日大教授でした。日大ってのはウヨ大学なんでしょうか?


【新聞に喝!】藤子不二雄(A) 氏が描いた社会の闇に迫れ 同志社大教授・佐伯順子 - 産経ニュース
 藤子A(我孫子素雄)は確かに『喝揚丸ユスリ商会』、『シャドウ商会変奇郎』、『魔太郎がくる!!』、『笑ゥせぇるすまん』などのブラックユーモア漫画を描いていますが、赤紙きたる - Wikipediaを除けば、あれらは「闇を抱えた個人の話」ではあっても「社会の闇」という話ではないでしょう(藤子不二雄A - Wikipedia参照)。
 内容の善し悪しはともかく「社会の闇」というなら、「政治や社会の問題」を描いたいわゆる社会派漫画がそれに該当するでしょう。
 むしろ「核戦争の恐怖を藤子F流に描いたある日…… - Wikipedia」「戦前日本の軍国主義を皮肉たっぷりに描いた裏町裏通り名画館 - Wikipedia」など「藤子F(藤本弘)のSF短編の一部」の方がそれに該当しないか。


【国際情勢分析】バイデン氏、共和党に「トランプ」レッテル貼り 中間選挙控え - 産経ニュース
 未だトランプの影響力は存在するので「レッテル貼り」ではないですね。


澤藤統一郎の憲法日記 » 賭博は不幸を作る犯罪である。IRを作らせてはならない。オンライン賭博を起訴せよ。

 容疑者は「オンラインカジノに使った」と供述している、と報道されている。そんなもの、野放しにしてよいはずはない。
 あらためて、賭博の害悪、賭博の反社会性を深刻なものと受けとめざるを得ない。(中略)オンラインカジノを取り締まらねばならない。

 勿論「本当かどうか」はわかりません。
 犯人が金をどこぞに隠して「出所後にその金を使う」ために「全部なくなりました、返せません」と居直っているという可能性はある(例えば1965年の加賀まりこ - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)が紹介する映画『悦楽』の設定なんかはそんな感じです)。
 その場合「博打」でもなければ「4000万円一気に使いました」なんて説得力がない。そして、その場合「競輪、競馬、競艇、パチンコ(外出しないと無理だし、そんなことをすれば確実にその場で話題になるはず)」などではなく「オンラインカジノ」と言い出すのも不思議ではない。
 ただし、一方で、1)供述は事実かも知れない、2)事実でないにせよおそらくそのような無茶苦茶な行為は可能という意味で澤藤氏が指摘するように「一定の規制強化」は必要ではないか。

*1:とはいえ「私たちは護憲・軍縮・共生を掲げてネット上に市民メディア、リベラル21を創った」と大口叩きながら、ぼやくことしかしない(無能な上にやる気もないのでぼやくことしかできない?)リベラル21も「何だかなあ(呆)」ですが。

*2:米国と対立関係にある中露は勿論、英仏も撤回しないでしょうね。

*3:例の赤松健(自民参院選候補)や山田太郎(自民参院議員)といい一部のウヨがこういう放言をすることには吐き気がします。そもそもなんで「表現の自由」に「漫画・アニメ」とつけるのか。娯楽コンテンツ限定ですら「テレビドラマ」「歌番組」などいろいろあるでしょうに。娯楽に限定しなければ「政治表現の自由」「宗教表現の自由」「報道の自由」なんかも表現の自由としてある。

*4:勿論そうではないでしょうが。結局「政治家に成り上がること」で「名誉異性愛者(?)」に出世した松浦が未だに「LGBT云々」を政治利用しているだけの薄汚い話でしょう。そもそも、今や「LGBTをカミングアウトした候補者」は珍しくありません。松浦が偉そうにどや顔する話ではない。そういう候補が一人もいないのは主要政党では自公だけではないか。