ウクライナ支援を他の避難民にも - 高世仁のジャーナルな日々
過去には「北朝鮮」を一応ライフワーク*1とし、過去のブログでも
脱北者を受け入れる意味9―ちょっといい話 - 高世仁のジャーナルな日々2008.12.24
脱北者の支援をしているNGOから聞いた、ちょっといい話がある。
日本に来た脱北者から、はじめて大学に進学する者が出そうだ。
全く日本語ができない状態から、大検*2を受け、さらに大学へと進むのだから、並大抵の苦労ではなかっただろう。
ジャーナリストの石丸次郎氏*3の『サンデー毎日』の連載でも、以下のように紹介された*4。
(以下略)
(とりあえず、おわり)
覚りへの道14-超越欲求1 - 高世仁のジャーナルな日々2009.5.2
脱北者が日本で仕事が見つからない、友だちが出来ないと悩むのに対して、飢餓の国から来たんだから毎日三食食えるだけで幸せと思え、と批判するのは人間の本性を見誤っている。マズロー*5風に言えば、彼らは日本にきて飢えや命の危険から逃れた段階で、別の高次の欲求が芽生えているのだ。ここを分ってやれるかどうかが、生活保護行政を担当するお役所にも問われるのである。
「クロッシング」の上映はじまる - 高世仁のジャーナルな日々2010.4.17
滋さんはもっと直接に、脱北者を日本社会が受け入れる措置をはっきりと取るべきだと語った。
などと「日本に住む脱北者」について書いていた高世ですが今回は
ウクライナ支援を他の避難民にも - 高世仁のジャーナルな日々
◆難民政策に詳しい橋本直子・一橋大准教授の「ウクライナ支援を他の避難民にも標準化すべきだ」という指摘は当然
◆私が会員の「牛久の会」(牛久入管収容所問題を考える会)の今月の会報(中略)にはまた、7年以上(!!)も収容されていたタンザニア人、デリックさんが紹介されていた。
ということで「日本に住む脱北者」については取り立てては触れていません。
「高世は北朝鮮問題からトンズラしたがってるな」というのを改めて実感しますね。恐らく小泉訪朝直後なら「手前味噌で恐縮だが、私の興味関心から言うと例えば日本に住む脱北者」などという形で「日本に住む脱北者」について簡単にではあれ言及したでしょう。
以上が今回の「メインの突っ込み」ですが他にもコメントします。
常岡浩介に突っ込む(2022年5月22日分) - bogus-simotukareのブログでも触れましたが、常岡と高世の無様さを改めて実感します。
それはともかく「バンキシャ」なんて俺は
「日本の番記者(特定の企業や官庁、政治家などの取材をする)は事実上、取材相手と馴れ合ってる」といわれてるのによくこんなタイトルつけるよな。批判精神がないことの表れだろ
と思いますが「ウクライナ取材ばかりやりたがる」「日本の問題(例えば侮辱罪の厳罰化)を取り上げたがらない」なんてまさに「批判精神のなさ」の現れでしょう。
まあ「ナベツネの影響」で読売グループがろくに自民党批判しないことはよく知ってはいますが。
官邸リークで「前川の出会い系バー通いガー」なんてみっともない報道したのも読売ですしね。
【追記】
コメント欄のご指摘ですが楽園のハレムー検証・亀田俊和氏の台湾通信~その漆~ - 亀田俊和検証委員会で批判されてるのは亀田俊和氏*7なる御仁と「例の呉座勇一*8 」のようです。亀田氏については知らないのでコメントはしませんが「I濱女史」を詭弁でかばった「例のバカ」だって呉座の「例の不祥事」をさすがに「偉大な研究者だ」で擁護はしないでしょう。
まあ「刑事犯罪者やその疑いがある人物」と「I濱女史」を一緒にはできませんが、「例のバカ」の詭弁なら
◆セクハラで京大教授を辞任に追い込まれた矢野暢*9(1993年)
◆痴漢で早稲田大学教授を解雇された植草一秀*10(2004年)
◆窃盗で東洋大学教授を解雇された高橋洋一*11(2009年)
なども擁護できてしまう。
*1:高世の北朝鮮関係著書として『スーパーKを追え』(1997年、旬報社)、『娘をかえせ息子をかえせ:北朝鮮拉致事件の真相』(1999年、旬報社)、『拉致:北朝鮮の国家犯罪』(2002年、講談社文庫)、『北朝鮮「対日潜入工作」』(恵谷治らとの共著、2003年、宝島社文庫)、『金正日「闇ドル帝国」の壊死』(2006年、光文社)
*3:著書『北朝鮮難民』(2002年、講談社現代新書)、『北朝鮮からの脱出者たち』(2006年、講談社+α文庫)
*4:これについてはググってヒットした日本初の脱北女子大生 3月卒業へ | アジアプレス・ネットワーク、日本初の“脱北女子大生”が激白「日本で初めてコスプレを見たときは衝撃でした(笑)」 (2013年3月15日) - エキサイトニュース、「私は何者なの?」…関学卒業した脱北者初の女子大生、ブログにつづった日々を出版(1/3ページ) - 産経ニュースを紹介しておきます。
*5:1908~1970年。米国の心理学者(アブラハム・マズロー - Wikipedia参照)
*6:著書『戦場中毒:撮りに行かずにいられない』(2015年、文藝春秋)
*7:国立台湾大学日本語文学系助理教授。著書『室町幕府管領施行システムの研究』(2013年、思文閣出版)、『南朝の真実:忠臣という幻想』(2014年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『高師直:室町新秩序の創造者』(2015年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『足利直義』(2016年、ミネルヴァ日本評伝選)、『観応の擾乱:室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』(2017年、中公新書)など
*8:国際日本文化研究センター機関研究員、信州大学特任助教。著書『戦争の日本中世史』(2014年、新潮選書)、『一揆の原理』(2015年、ちくま学芸文庫)、『応仁の乱』(2016年、中公新書)、『陰謀の日本中世史』(2018年、角川新書)、『日本中世への招待』(2020年、朝日新書)、『頼朝と義時』(2021年、講談社現代新書)、『戦国武将、虚像と実像』(2022年、角川新書)
*9:著書『「南進」の系譜』(1975年、中公新書)、『日本の南洋史観』(1979年、中公新書)など
*10:著書『金利・為替・株価の政治経済学』(1992年、岩波書店)、『現代日本経済政策論』(2001年、岩波書店)、『消費増税亡国論』(2012年、飛鳥新社)、『「国富」喪失』(2017年、詩想社新書)など
*11:著書『霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」』(2008年、文春新書)、『さらば財務省! 政権交代を嗤う官僚たちとの訣別』(2010年、講談社+α文庫)、『日本経済のウソ』(2010年、ちくま新書)、『この金融政策が日本経済を救う』(2011年、光文社新書)、『この経済政策が日本を殺す:日銀と財務省の罠』(2011年、扶桑社新書)、『「借金1000兆円」に騙されるな!』(2012年、小学館101新書)、『こうすれば日本はもの凄い経済大国になる:安倍内閣と黒田日銀への期待と不安』(2013年、小学館101新書)、『儲かる五輪:訪れる巨大なビジネスチャンス』(2016年、角川新書)、『朝鮮半島終焉の舞台裏』(2017年、扶桑社新書)、『「官僚とマスコミ」は嘘ばかり』(2018年、PHP新書)、『財務省を解体せよ!』(2018年、宝島社新書)、『韓国、ウソの代償:沈みゆく隣人と日本の選択』(2019年、扶桑社新書)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(2021年、扶桑社新書)など